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第八章:甘く蕩けて心まで

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 夜になる頃には、波折の身体は色々な液体でどろどろになっていた。波折はイッてもイッてもセックスを続けたがった。気持ちよすぎて動けなくなって、揺さぶられることしかできなくなっても、それでもまだ抱かれたがる。とにかくめちゃくちゃにされるのがイイらしい。鑓水が「オナホみたい」と言えばその言葉にすら歓んだ。

 鑓水も一日にこれだけセックスをしたのは初めてだ。すっかり疲れてしまって、睡魔が襲ってくる。しかし、さすがに汚れた身体で寝るのは気持ち悪くて、鑓水は波折を風呂に連れ込んだ。

 浴室に入ると、ふあ、とあくびがでてきてしまう。身体を洗うのもダルい。さっさと湯船につかってのんびりしたいところだが、汚れた体ではどうにも抵抗がある。あ、そーだ、と鑓水は閃いて、波折にボディソープを渡す。


「波折ー、お前の身体使って俺の身体洗って」

「……うんっ」


 波折がほんのりと顔を赤らめて笑う。自分と鑓水にお湯をかけると、手のひらにボディソープを出す。ゆっくりとそれを自分の身体に塗りたくって、泡をたててゆく。


「そこ……もうちょっと泡立てたら?」

「そこ……?」

「乳首のあたり」

「……はい、慧太様……」


 にやにやと笑って鑓水は波折が自分の身体を泡立ててゆく様子を眺めていた。波折が泡で隠れた乳首を自らの指でこりこりと刺激する。にゅるにゅるとした感触がたまらないのだろうか、波折は自分で弄っておきながらもじもじと腰をくねらせた。


「慧太様……あわ、ちゃんとたっていますか……?」

「は? 全然だろ。こうやんだよ」

「あっ……ふぁ、あぁあんっ……」


 鑓水が波折の指をはらって両方の乳首を根元からぎりぎりと引っ張り上げると、波折は腰が砕けそうになったのか、必死に鑓水に縋り付いて嬌声をあげる。のけぞって、天井を虚ろな目でみあげながらがくがくと身体を震わせた。

 解放してやると、波折がくたりと壁に寄りかかってはーはーと荒く呼吸をする。鑓水が「さっさと泡立てろ」と命令すれば、「はい……」と弱々しく返事をして再び乳首を弄りだす。鑓水にされたようにぎゅううっと乳首を引っ張っては崩れ落ちそうになって、それでも必死に堪えてまた乳首をひっぱる。乳首をひっぱりながらぐにぐにと先端を弄り、ガクガクと腰が震えれば勃ちあがったペニスが揺れる。


「あぁああぁ……けいた、さま……もう、だめ……ちくび、ゆるしてください……けいたさま……」

「……は、いいよ、じゃあ。じゃあ次、ケツしっかり泡立てろ。俺にちゃんとみえるように」

「みえる、ように……」

「こうやれっていってんだよ」

「ひゃんッ……!」


 ぼんやりとして命令の意味があまりわかっていない波折の乳首を、鑓水は最後に思いっきりつまみ上げてやる。そしてびくっ、と跳ねた波折の肩を掴んで、後ろを向かせた。壁に手をつかせて、ぐいっと腰をひっぱる。自分に向かって腰を突き出すような体勢になった波折の尻をバシンと叩いて、鑓水は耳元で囁いた。


「いい格好だな、会長。ぶち込みたくなるようなケツ、最高だよ」

「ぶちこんで欲しいです……けいたさまぁ……」

「それはあとでだよ。早く俺の言ったとおりにしろ、淫乱」

「はい……ごめんなさい、けいたさま」


 波折がそっと自分の尻肉を掴む。そして、大きく揉みしだいた。綺麗な指先が尻肉に食い込み、ぐ、ぐ、といやらしくそれを揉み上げる。尻肉を円を描くように揉めば、そのあいだのアナルが見え隠れした。


「あんっ……慧太さま……」

「もうちょっと力こめろ」

「はい……慧太さまぁ……」

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