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第3章 カオスへようこそ(3日目)
3ー5 崩壊(3日目夜)
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スケッチブックとメジャーを引っ掴んでファルハが立ち上がる。スンダルは、
「他の女の人はここにいてください。安全を確認してからの方がいい」
言ってファルハの後を追う。
這い上がり椅子に座り直した自分をエクジョットが覗き込んでいた。心配してくれたらしいのに笑みを返す。頷いて立ち上がる彼にテーブルを二回叩き、
「エクジョットは、いてくれると、うれしいです。ここが、女だけだと、不安です」
手振りを入れてゆっくり語りかけるとすとんと座り直した。
「バフット アッチャー(ありがとう)」
他の男性は全員既に玄関側へ向かっていた。
「キャー?(何)」
「パター ナヒーン(わからない)」
首を横に振る。少ししてまたエクジョットはヒンディー語で尋ねた。
「キョー?(何故)。ザハール」
エンジ色のターバンの下、彼の目は悲痛さに満ちていた。
「彼は、いい少年、でした」
(ああ)
一昨日の夜の短い間、ザハールはパンジャーブ語通訳としてエクジョットに付き添った。モニター前で見た時、彼はいちいちエクジョットの理解を確かめて慎重に翻訳していた。ベンガル語をアイシャに訳したラクシュミはおそらく一語も漏らさないようにと早口で流したものの、聞く側の様子を省みてはいなかった。
ザハールは思いやりのあるしっかりとした少年だった。同じ言葉を話すエクジョットが、惨殺された彼のことを引きずるのはおかしくはない。
(私がシヴァムのことを忘れないように)
「パター ナヒーン(わからない)」
しっかりと顔を向けてゆっくり首を横に振る。
なおも何か尋ねたかったようだが言葉が出て来ない。クリスティーナも掛ける言葉が見つからない。
「全員、庭に避難して!」
肩で息をしてファルハが戻って来た。
はっとしたがすぐにエクジョットを見て庭を指差す。
「爆破物か何かで玄関付近が破壊されてる。この建物は危険」
「やああ!」
「叫ぶ暇があったらさっさと外へ出て、出来る限り建物から離れて」
年少の少女たちを叱ると本人は玄関方面に戻る。
「行こう!」
自分のノートとタブレット、回って1番座席の共用ノートを抱えて夜の庭園に飛び出した。熱気の下、今夜も甘い花の匂いが薄く漂う。
「そこの真ん中か、左右の端を通って塀の際に行ってください」
追いついてきたイムラーンが言う。彼は庭での埋葬を良く知っている。眠る死者の上を通らずに建物から遠ざかるルートを指してくれたのだ。
「穴って大きいの?」
「大きいなんてもんじゃありません。玄関扉から二階への壁まで二メートル近く、今も燃えててタイルが落ちて来ているんです」
ラクシュミに返すと、
「お姉さんたち、建物から離れてください。崩れた時に危ないです」
イムラーンは手招きして塀の際を指す。ダルシカ、レイチェル、ラディカと庭園の中央を駆けて塀際に着くが、
(……)
アンビカは不安気に目を丸くし、ラクシュミは不機嫌に口を引き結びながらガラス戸前から動こうとしない。
(ったく)
一度邸宅内に入り、ソファーに乗っかっていたクッションを抱えた。
ヒュッ!
まず二つをガラス戸から投げ飛ばすと取って返し残りの三つを鷲掴みに庭へ戻る。ひとつを足元に落とすと、
「はい」
左手でアンビカに、右手でラクシュミにクッションを押しつけた。地面に落ちたひとつを拾い上げ、
「首と頭をガラスから守って」
自分の首から頭に沿わせてみせる。
「地震大国にいた人間の言うことは聞くものだよ」
言い捨てて庭に落ちたクッションも拾い塀際に戻る。
「お姉さん……」
「レイチェル、ラディカ、これを頭に。建物から何か落ちて来ても守れるから。ダルシカ!」
塀に沿ってベジタリアン食堂側を外から覗き込む彼女にもクッションを投げた。
「火事ですか」
「そうみたい」
火の臭いは外を回って庭園にも流れ込んでくる。
「ねえ! これはどうなっているの? これも『リアル人狼ゲーム』のうちなんですか?!」
建物に向かって叫ぶ。
ぷちり。
電子音の後に、
『只今確認中です。プレイヤーはその場で待機していてください。只今確認中ー』
繰り返してアナウンスは切れた。
(奴らにも予定外?)
ならば何か隙はないか。目立たないように室内からの光で照らされた庭園を見回す。囲む塀は高く上には例の電気入りの格子がある。直後にファルハとラジェーシュが庭に出て来て、ゆるいカーブを描く塀際のスペースで譲り合いながら並ぶように待機する。
アンビカとラクシュミがガラス戸を背に立った横をラジェーシュは、
「危ねえぞ」
と言って通ったが、皆、彼女たちが死の「汚れ」のため庭に踏み込むことを躊躇しているのはわかっている。
「私は建築技師です! この建物はもちません! 新しい居住場所を要求します」
ファルハが庭園の中央に立ち、建物に向かって声を張り上げた。
「通用口と思われる扉近辺の構造壁、建物を支える壁にクロス型のひびが入っています。あの部分は長く持ちません。そこが壊れたら今度は建物全体のバランスが崩れます。最悪今夜倒壊してもおかしくはありません。円滑な『ゲーム』進行に責任を持っているのだろうあなたがたに、安全な場所への避難を要求しますっ!」
『只今確認中です。プレイヤーはその場で待機していてください』
先ほどと同じ言葉の後に沈黙が闇に残る。
ダン! ダーン! ダン!
「っっっ!」
開け放したガラス戸の向こう遠くの音に、
「銃声?」
「かもしれない」
ダルシカが問いイムラーンが頷く。
「警察が来てくれたのかしら」
「ならいいけど」
トゥラシーの植わった瓶の横、アンビカとラクシュミが交わす。
「助けが来たんですか?」
ラディカが自分の右横に身を寄せたまま言う。
「どうだろうね」
もし警察なら連中はもっと慌てるのではないか。これが奴らの計画外なら、
(私たちの誰かがやったってこと?)
もう十時半は過ぎたのではないか。今夜の投票はどうなるのだろう。これまでなら殺さなくて済んだと喜んだが今日はロハンを始末したい気持ちが強い。
と残りの男性たちも邸内から庭に走り込んで来る。
(!)
「プラサット! しっかりしろ!」
「バーイ、大丈夫だからって」
ロハンとジョージが運んで来たプラサットを建物際の水道の前に下ろし横たえる。救急箱を持ったマーダヴァンがひざまずき、チェックのシャツの片肌を脱がせ流した水道の水で洗い出すのがよく見えたのは、そばでジョージがタブレットを使い彼らを照らしたからだ。
「銃を持った奴らが来ています」
アビマニュが塀側に来て自分とレイチェルの間に入り込むと言った。
「プラサットは撃たれたの?!」
「ええ。ロハンが穴から外へ逃げ出してー」
止めようと追ったプラサットが玄関ドアの穴を越えて間もなく銃撃音がした。ロハンがプラサットを肩に乗せ這うように戻る。穴の向こうに、
「アーマーを付けた男が三人。こちらに銃を向けていて」
全員で急いでここに合流した。
「肩をかすっただけみたいだ。そうひどくない」
マーダヴァンが振り向いて声をあげる。
(良かった。けど)
「オイ」
ラジェーシュの抑えた声。
振り返った視線の先、塀の上に映画で見る特殊部隊のような扮装の男が三人。それぞれ長銃をこちらに向けている。そして開け放たれたガラス戸の向こうでも二人がクリスティーナたち奥の塀際を、もうひとりが右手前のアンビカとラクシュミ、その奥水場のマーダヴァンやプラサットたちの方向に銃を向けた。
イムラーンが素早く、次に小さくラジェーシュが、あとは皆ゆるゆると両手を挙げていく。
『プレイヤー、そのまま動かないように』
建物からのアナウンス。
「現在怪我人の手当中です!」
マーダヴァンの声。
『それはこちらで面倒を見ます。今回は当方に手落ちがあった模様でその点はお詫びします』
(警察じゃない。『奴ら』だ)
心の中で睨み付ける。顔全体を覆うマスクで表情は全く見えない。
夜風が熱気を含んだまま頬を撫で髪を揺らす。焦げ臭さにかき消されそうな薄く甘い花の香り。体に沿って流れ落ちる汗が額と頬も濡らし眼鏡の下枠に溜まる。
『「ゲーム」の円滑な進行が損なわれたことは大変遺憾に思っています。まずはここで一度皆さんを保護し直します』
「きゃ……」
「ひっ!」
声はすぐに止まる。首への刺激の直後足ががたりと崩れて頬が土に着く。
「お姉さんしっかり……」
腕を重ねぶつかるように倒れ込んだのはアビマニュだ。
(嫌だ!)
またあの薬だ。視線は定まらない。気持ち悪い。動悸が体内に響く。恐怖の中で意識が遠ざかる。
最後まであがく。何を掴んだら意識を保てー
(死にたくない)
奴らに鉄槌を下す前に死ぬものか!
「他の女の人はここにいてください。安全を確認してからの方がいい」
言ってファルハの後を追う。
這い上がり椅子に座り直した自分をエクジョットが覗き込んでいた。心配してくれたらしいのに笑みを返す。頷いて立ち上がる彼にテーブルを二回叩き、
「エクジョットは、いてくれると、うれしいです。ここが、女だけだと、不安です」
手振りを入れてゆっくり語りかけるとすとんと座り直した。
「バフット アッチャー(ありがとう)」
他の男性は全員既に玄関側へ向かっていた。
「キャー?(何)」
「パター ナヒーン(わからない)」
首を横に振る。少ししてまたエクジョットはヒンディー語で尋ねた。
「キョー?(何故)。ザハール」
エンジ色のターバンの下、彼の目は悲痛さに満ちていた。
「彼は、いい少年、でした」
(ああ)
一昨日の夜の短い間、ザハールはパンジャーブ語通訳としてエクジョットに付き添った。モニター前で見た時、彼はいちいちエクジョットの理解を確かめて慎重に翻訳していた。ベンガル語をアイシャに訳したラクシュミはおそらく一語も漏らさないようにと早口で流したものの、聞く側の様子を省みてはいなかった。
ザハールは思いやりのあるしっかりとした少年だった。同じ言葉を話すエクジョットが、惨殺された彼のことを引きずるのはおかしくはない。
(私がシヴァムのことを忘れないように)
「パター ナヒーン(わからない)」
しっかりと顔を向けてゆっくり首を横に振る。
なおも何か尋ねたかったようだが言葉が出て来ない。クリスティーナも掛ける言葉が見つからない。
「全員、庭に避難して!」
肩で息をしてファルハが戻って来た。
はっとしたがすぐにエクジョットを見て庭を指差す。
「爆破物か何かで玄関付近が破壊されてる。この建物は危険」
「やああ!」
「叫ぶ暇があったらさっさと外へ出て、出来る限り建物から離れて」
年少の少女たちを叱ると本人は玄関方面に戻る。
「行こう!」
自分のノートとタブレット、回って1番座席の共用ノートを抱えて夜の庭園に飛び出した。熱気の下、今夜も甘い花の匂いが薄く漂う。
「そこの真ん中か、左右の端を通って塀の際に行ってください」
追いついてきたイムラーンが言う。彼は庭での埋葬を良く知っている。眠る死者の上を通らずに建物から遠ざかるルートを指してくれたのだ。
「穴って大きいの?」
「大きいなんてもんじゃありません。玄関扉から二階への壁まで二メートル近く、今も燃えててタイルが落ちて来ているんです」
ラクシュミに返すと、
「お姉さんたち、建物から離れてください。崩れた時に危ないです」
イムラーンは手招きして塀の際を指す。ダルシカ、レイチェル、ラディカと庭園の中央を駆けて塀際に着くが、
(……)
アンビカは不安気に目を丸くし、ラクシュミは不機嫌に口を引き結びながらガラス戸前から動こうとしない。
(ったく)
一度邸宅内に入り、ソファーに乗っかっていたクッションを抱えた。
ヒュッ!
まず二つをガラス戸から投げ飛ばすと取って返し残りの三つを鷲掴みに庭へ戻る。ひとつを足元に落とすと、
「はい」
左手でアンビカに、右手でラクシュミにクッションを押しつけた。地面に落ちたひとつを拾い上げ、
「首と頭をガラスから守って」
自分の首から頭に沿わせてみせる。
「地震大国にいた人間の言うことは聞くものだよ」
言い捨てて庭に落ちたクッションも拾い塀際に戻る。
「お姉さん……」
「レイチェル、ラディカ、これを頭に。建物から何か落ちて来ても守れるから。ダルシカ!」
塀に沿ってベジタリアン食堂側を外から覗き込む彼女にもクッションを投げた。
「火事ですか」
「そうみたい」
火の臭いは外を回って庭園にも流れ込んでくる。
「ねえ! これはどうなっているの? これも『リアル人狼ゲーム』のうちなんですか?!」
建物に向かって叫ぶ。
ぷちり。
電子音の後に、
『只今確認中です。プレイヤーはその場で待機していてください。只今確認中ー』
繰り返してアナウンスは切れた。
(奴らにも予定外?)
ならば何か隙はないか。目立たないように室内からの光で照らされた庭園を見回す。囲む塀は高く上には例の電気入りの格子がある。直後にファルハとラジェーシュが庭に出て来て、ゆるいカーブを描く塀際のスペースで譲り合いながら並ぶように待機する。
アンビカとラクシュミがガラス戸を背に立った横をラジェーシュは、
「危ねえぞ」
と言って通ったが、皆、彼女たちが死の「汚れ」のため庭に踏み込むことを躊躇しているのはわかっている。
「私は建築技師です! この建物はもちません! 新しい居住場所を要求します」
ファルハが庭園の中央に立ち、建物に向かって声を張り上げた。
「通用口と思われる扉近辺の構造壁、建物を支える壁にクロス型のひびが入っています。あの部分は長く持ちません。そこが壊れたら今度は建物全体のバランスが崩れます。最悪今夜倒壊してもおかしくはありません。円滑な『ゲーム』進行に責任を持っているのだろうあなたがたに、安全な場所への避難を要求しますっ!」
『只今確認中です。プレイヤーはその場で待機していてください』
先ほどと同じ言葉の後に沈黙が闇に残る。
ダン! ダーン! ダン!
「っっっ!」
開け放したガラス戸の向こう遠くの音に、
「銃声?」
「かもしれない」
ダルシカが問いイムラーンが頷く。
「警察が来てくれたのかしら」
「ならいいけど」
トゥラシーの植わった瓶の横、アンビカとラクシュミが交わす。
「助けが来たんですか?」
ラディカが自分の右横に身を寄せたまま言う。
「どうだろうね」
もし警察なら連中はもっと慌てるのではないか。これが奴らの計画外なら、
(私たちの誰かがやったってこと?)
もう十時半は過ぎたのではないか。今夜の投票はどうなるのだろう。これまでなら殺さなくて済んだと喜んだが今日はロハンを始末したい気持ちが強い。
と残りの男性たちも邸内から庭に走り込んで来る。
(!)
「プラサット! しっかりしろ!」
「バーイ、大丈夫だからって」
ロハンとジョージが運んで来たプラサットを建物際の水道の前に下ろし横たえる。救急箱を持ったマーダヴァンがひざまずき、チェックのシャツの片肌を脱がせ流した水道の水で洗い出すのがよく見えたのは、そばでジョージがタブレットを使い彼らを照らしたからだ。
「銃を持った奴らが来ています」
アビマニュが塀側に来て自分とレイチェルの間に入り込むと言った。
「プラサットは撃たれたの?!」
「ええ。ロハンが穴から外へ逃げ出してー」
止めようと追ったプラサットが玄関ドアの穴を越えて間もなく銃撃音がした。ロハンがプラサットを肩に乗せ這うように戻る。穴の向こうに、
「アーマーを付けた男が三人。こちらに銃を向けていて」
全員で急いでここに合流した。
「肩をかすっただけみたいだ。そうひどくない」
マーダヴァンが振り向いて声をあげる。
(良かった。けど)
「オイ」
ラジェーシュの抑えた声。
振り返った視線の先、塀の上に映画で見る特殊部隊のような扮装の男が三人。それぞれ長銃をこちらに向けている。そして開け放たれたガラス戸の向こうでも二人がクリスティーナたち奥の塀際を、もうひとりが右手前のアンビカとラクシュミ、その奥水場のマーダヴァンやプラサットたちの方向に銃を向けた。
イムラーンが素早く、次に小さくラジェーシュが、あとは皆ゆるゆると両手を挙げていく。
『プレイヤー、そのまま動かないように』
建物からのアナウンス。
「現在怪我人の手当中です!」
マーダヴァンの声。
『それはこちらで面倒を見ます。今回は当方に手落ちがあった模様でその点はお詫びします』
(警察じゃない。『奴ら』だ)
心の中で睨み付ける。顔全体を覆うマスクで表情は全く見えない。
夜風が熱気を含んだまま頬を撫で髪を揺らす。焦げ臭さにかき消されそうな薄く甘い花の香り。体に沿って流れ落ちる汗が額と頬も濡らし眼鏡の下枠に溜まる。
『「ゲーム」の円滑な進行が損なわれたことは大変遺憾に思っています。まずはここで一度皆さんを保護し直します』
「きゃ……」
「ひっ!」
声はすぐに止まる。首への刺激の直後足ががたりと崩れて頬が土に着く。
「お姉さんしっかり……」
腕を重ねぶつかるように倒れ込んだのはアビマニュだ。
(嫌だ!)
またあの薬だ。視線は定まらない。気持ち悪い。動悸が体内に響く。恐怖の中で意識が遠ざかる。
最後まであがく。何を掴んだら意識を保てー
(死にたくない)
奴らに鉄槌を下す前に死ぬものか!
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