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8章

東京公演本番!1

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ついに…オープニングのPV始まった。
今回から…歌割に明日香も加わる。
正式メンバーとして初のライブとなるのだ。

4公演恒例のあの茶番を行ったあと…歌が始まった。

瑠菜『朝焼けの光~差し込む光に目覚めた朝は』
玲香『涙でほほが濡れている』
七瀬『小鳥のさえずりが愛おしく…流れた涙は』
明日香『心に翼を与えてくれる』
瑠菜『自由を私に教えてくれる』
香菜『今…自由を手にした私は…』
玲香『涙拭って飛び立とう!!』
明日香『涙した分だけ…強くなる』
6人『自由を得た私たちは強さを胸に今あるき出す』
6人『ただひたすらに青い空を私の翼で…羽ばたこう』
客『お~!!!』
客『一哉~!!』
玲香『夕暮れの空…差し込む光は…どこか寂しげで…』


今回は…切ない曲が続いている。
しょっぱなから泣きそうになって…大丈夫なのかと思う。

玲香『さあ…皆さん…ついに年越しライブが始まりました!!』
俺は……今日はある時間までステージに立つことができない。
中盤ソロの時まで…。

玲香『今日はすごいよね!』
七瀬『やばいよ…ゲストが!!』
玲香『よし!じゃあ…瑠菜と明日香!発表よろしく!』
観客席が…ざわつき始める。
瑠菜『なんと!!!』
明日香『本日…このライブのゲストは!』
瑠菜明日香『Baby Catsの皆さんと…Red.Crystalの2チームが両方来てくれました!!!』
観客『おぉーー!!!!』
香菜『では!登場してください!皆さん!どうぞ!』
BC『みなさーん!お久しぶりでーす!Baby Catsです!』
RC『そして!Red Crystalです!!』
観客席『おーー!』
玲香『今日は…この2チームとの掛け合いが多くあります!
ダンス対決や…チームリーダーによる告白シチュエーション対決を含んだ3本勝負をまたやります!』
観客『わぁぁぁぁぁ!!』
玲香『今日は年越しです!…夜も深くなると寒くなってしまいます!私たちが盛り上げていきたいとは思いますが…体調管理だけは気を付けてください!5時間越えライブ…よろしくお願いします!』
一同が礼をする。
玲香『では、早速…最初のダンス対決にいきましょう!
私達…BSSの1番手は誰ですか!?』
瑠菜『はい!私…一堂瑠菜です!』
玲香『じゃあ…つづいてBCは誰が出てくれますか!?』
柚紀『はい!私が受けてたちますよ!』
玲香『柚紀さん!よろしくお願いします!最後にRC!誰ですか!』
凪『私が出ます!お願いします!』
玲香『では…ミュージックスタート!私達は着替えてつぎの準備をしてきます!』
観客『(おかしい…一哉(北野君)がいない…)』
そして…そこからダンス対決が始まった。
しかし、さすが柚紀さん…あの高速ダンスで鍛えられてるだけあってキレがめちゃくちゃいい。

そこからも…コラボ曲や自曲をどんどん披露し…ついに中盤MCになった。

玲香『いやぁ…やはりBCの皆さんのダンスは速い…笑』
麻衣『でしょ?早すぎて…覚えれないんだよー笑』
玲香『コラボ曲はあと2曲!後半に行います!楽しみにしててください!』
麻衣『というか…玲香!今日さー、私ずっと…2つ不満があるんだけど…言ってもいいかなぁ?』
観客『ざわざわ…(麻衣ちゃんナイス…)』
玲香『はい!なんでしょう?』
麻衣『1つ目…』
観客『(ドキドキ…)』
麻衣『お客さんのテンション低くないかなぁ?』
観客『…』
玲香『あー、確かに!…でも…大丈夫です!皆さんはここから一気に高くなります!ですよね!みなさん!?』
観客『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』
麻衣『じゃあ、いっか!…それで2つ目!…1人…大切なメンバーが足りなくない?』
観客『(そこはためろよ!!)』
玲香『あ!さすがに気づいてましたね!本日…北野一哉は欠席…』
観客『えぇぇー!!!!』
玲香『じゃないです!』
観客『おぉぉぉー!!!』
玲香『一哉は…ここです!!ミュージックスタート!!』
観客『(あれ…知らないぞこんな音楽…)』

一哉『雪の降る季節に…僕は君に恋をした』
紗奈『運命だったらいいのにな…もしかして…』
二人『奇跡…だったのかな…』

曲止め

一哉『皆さん!先日…僕、北野一哉はこちらにいる齋藤紗奈さんとの
スキャンダルが報じられました…ニュースやHPにて誤報ということをご連絡させていただきました。…まずは騒がせてしまったこと大変申し訳ありません…』
観客『(…)』
一哉『今回…紗奈さんに出演していただいて、この4thシングルのソロ曲を
共演で歌わせていただいたのは…』
紗奈『潔白だからこそ…できる、ということを証明したかったからです』
一哉『僕は…Blue-Sky-Starのリーダー…北野一哉として、次世代を担うメンバーが揃うまで…2度とスキャンダルも…疑われる行為もしません…それを誓います』
紗奈『私達の軽率な行動が迷惑をかけたことを心よりお詫び申し上げます…
北野さんとは共演をした友達です…仲間です。これからもBSSの応援をよろしくお願いします』
一哉『許してくださるかたは…サイリウムをこの曲のカラー…白にしてください!それでは聞いてください…』
2人『雪の降る季節』


一哉『ある冬の夜…君はいつものように僕を支えてくれた』
紗奈『…僕は…君の支えになれているのかな…』
一哉『少しずつ募るこの思いは…』
紗奈『白く染まっていくこの雪のよう』
一哉『そんな雪を溶かして僕は君に伝える(白くなってきた…)』
紗奈『雪を溶かしてくれたあなたち私は伝える』
2人『大好きな君へ…ありがとう』
紗奈『少しずつ…少しずつ…ともに歩んでいこう』
一哉『少しずつ…少しずつ…君を支えていこう』
2人『大切な思いを伝えていこう…』


ーステージ裏ー

玲香『みてよ…この一面真っ白な会場…(涙が…)』
明日香『皆…許してくれたんですね…』
香菜『一哉のソロにぴったりな曲じゃん…』
瑠菜『二人とも…泣いてるよ……って!玲香も!?』
七瀬『そういう瑠菜も泣いてるし…私も泣いてるよ…笑』
美桜『(いいグループだな)』
麻衣『あれ?美桜も泣いちゃった?笑』
美桜『う…仕方ないじゃん…笑…こんないいライブに参戦してるんだもん』
美空『だね…感謝の気持ちを込めて…おもいっきりやろう』
凪『一哉さんかっこいい…』
佑月『凪…そこじゃない…笑』
優翔『待ってましたよ…一哉さん…』
玲香『あ…曲終わる…次はRe.mindだよ!いくよ!BSS!』
メンバー『はい!』
麻衣『行ってらっしゃい!がんばれ!』
蓮『頑張ってください!』


ーステージー

一哉『季節変わって…溶かす必要がなくなったら』
紗奈『君に伝えたいことがある』
一哉『僕と…』紗奈『私と……』
2人『これからも歩んでください…』
2人『これからも支えていってください…』
俺と紗奈は…歌い終わると同時に…深々と頭を下げた。

白く染まる会場全体をみて…涙を流しながら…。
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