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16話
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現段階で…俺と美月と蓮の決勝進出がきまった。
次の試合は…美奈の決勝進出権を賭けた翔太との試合。
翔太は…ここで負ければ予選敗退…優奈の件があるから、
確実に秘策でも組んでやってくるだろう。
翔太が勝っても1-1の美奈(一哉)と翔太の再戦となるだけ。
Cブロックは…勇紀が瑠夏に勝てなければ…瑠夏と愛実の決勝進出がきまる。勇紀が勝てば…勝数によって愛実は敗退となる。
水野美月1-1-0→決勝進出
中居翔太0-1-0
伊藤美奈1-0-0
西野一哉2-0-0→決勝進出
桐生蓮1-0-0→決勝進出
北野美波0-2-0
山下瑠夏1-0-0
吉田勇紀0-0-1
高乃愛実0-1-1
審判『赤 中居翔太選手 白 伊藤美奈(西野一哉)選手!』
客『あ、そうか…西野は決勝進出を決めてても代理があるのか…』
客『複雑ながら…勝ってほしいな』
客『でも、中居がここで勝てば…西野はもう1試合代理をやらなきゃいけないんだよな…』
審判『では…中央へ』
審判『礼!!……………はじめっ!!!』
翔太『っしゃあ!!』
一哉『おう!』
翔太『(お前は…優しいやつだから、別に勝てなくても許してくれるんだろう…?でも…俺は実力を義兄になるお前に認めてもらう。
そして…真っ当に許される…負けない…)』
翔太の技は…すべて的確なタイミングでくる。
技のタイミングを見計らって掛けてくる。そのタイミングを少しでもずらせないと…殺られる。
その上、昔から…無駄に多い体力の持ち主。
一哉『…(強いな…)』
翔太の内股が…俺の左足を捕らえた。
審判『…』
一哉『(あぶね…)』
ギリギリタイミングをずらすことに成功した。
肩固めを…仕掛けようとした。
しかし…あの翔太が寝技をやらずに逃げた…?
審判『待て!…………はじめっ!』
翔太『さあ!(お前の寝技が強いことをもう知っている…やらせねぇよ…)』
一哉『(…俺の戦い方は…技と技を組み合わせて全く別の技を作り出すこと…なら…一発で仕留めれれば…)』
客『西野ー!もっと攻めてけ!』
美奈『先輩時間がないです!』
美月『翔太!行けるよ!倒せる!』
勇紀『翔太さん!ファイトー!!』
優奈『翔太!頑張って!!…お兄ちゃんも!』
一哉『(残り…30秒…だったら…!)』
翔太『(…時間がない…なら…!)』
二人『(ここで決める…!)』
翔太は…珍しく俺に背負いをやって来た。
一哉『(裏投げ…!)』
しかし…その背負いはフェイク…小内を狙われてしまった。
審判『…』
翔太『(くっそ…!!ずらすのがうまい…)』
瑠夏『一哉ー!!!!!』
七瀬『いけー!!!』
一哉『よいしょぉ!!!!!』
俺は…巴をおもいっきりかけた。
翔太『(効かねぇ…よ……………)!?』
巴は…あくまでもフェイク。
俺の狙いは…腕挫十字をかけたのだ。
この時間がないときに…抑え込み出はなく、間接技。
こんなの…引き分けにしようとしてるようなものだったが…。
審判『…抑え込み!』
腕挫十字がダメなら…そこから徐々に乗っていき、肩固めへ。
そして…
審判『1本!!!それまで!!!!』
翔太『ちっ…ハァ…一哉…ハァ…まさか関節までフェイクにしてくるとは思わなかった…完全に負けだよ…』
一哉『ハァ…ハァ…ばーか…翔太の推察力を越すには…そうするしかねぇだろ?』
翔太『まあな…』
審判『開始線へ戻って。…勝者 白 伊藤美奈(西野一哉)選手!』
美奈『やった…決勝で…また戦える…』
美月『トーナメントがどういう組み合わせになるか…楽しみだね』
瑠夏『絶対負けないからね』
俺は…翔太と握手をしてから、みんなの元へと戻った。
七瀬『一哉…お疲れ!』
美月『やるね…でも、いいのかな?私達とやる前に自分の秘密の技とか組み合わせをどんどん出しちゃって』
一哉『げっ…忘れてた……』
七瀬『え…大丈夫なの?』
美波『私に勝ってるんですから…頑張って下さいよ?』
一哉『ああ…(本気で忘れてた…どうしよう…?)』
蓮『最後の…決勝進出者を決める勝負が始まりますよ』
蓮が言うように…瑠夏と勇紀のCブロック決勝進出者決定戦が
行われようとしていた。
審判『では…予選最後の試合を行いたいと思います。
赤 吉田勇紀選手 白 山下瑠夏選手!開始線へ!』
二人『はい』
この二人の試合によって…午後の決勝トーナメントが大きく変わる。
会場は…緊張した雰囲気に包まれていた。
水野美月1-1-0→決勝進出
中居翔太0-2-0→予選敗退
伊藤美奈2-0-0→決勝進出
西野一哉2-0-0→決勝進出
桐生蓮 1-0-0→決勝進出
北野美波0-2-0→予選敗退
山下瑠夏1-0-0→暫定決勝
吉田勇紀0-0-1→
高乃愛実0-1-1→暫定決勝
次の試合は…美奈の決勝進出権を賭けた翔太との試合。
翔太は…ここで負ければ予選敗退…優奈の件があるから、
確実に秘策でも組んでやってくるだろう。
翔太が勝っても1-1の美奈(一哉)と翔太の再戦となるだけ。
Cブロックは…勇紀が瑠夏に勝てなければ…瑠夏と愛実の決勝進出がきまる。勇紀が勝てば…勝数によって愛実は敗退となる。
水野美月1-1-0→決勝進出
中居翔太0-1-0
伊藤美奈1-0-0
西野一哉2-0-0→決勝進出
桐生蓮1-0-0→決勝進出
北野美波0-2-0
山下瑠夏1-0-0
吉田勇紀0-0-1
高乃愛実0-1-1
審判『赤 中居翔太選手 白 伊藤美奈(西野一哉)選手!』
客『あ、そうか…西野は決勝進出を決めてても代理があるのか…』
客『複雑ながら…勝ってほしいな』
客『でも、中居がここで勝てば…西野はもう1試合代理をやらなきゃいけないんだよな…』
審判『では…中央へ』
審判『礼!!……………はじめっ!!!』
翔太『っしゃあ!!』
一哉『おう!』
翔太『(お前は…優しいやつだから、別に勝てなくても許してくれるんだろう…?でも…俺は実力を義兄になるお前に認めてもらう。
そして…真っ当に許される…負けない…)』
翔太の技は…すべて的確なタイミングでくる。
技のタイミングを見計らって掛けてくる。そのタイミングを少しでもずらせないと…殺られる。
その上、昔から…無駄に多い体力の持ち主。
一哉『…(強いな…)』
翔太の内股が…俺の左足を捕らえた。
審判『…』
一哉『(あぶね…)』
ギリギリタイミングをずらすことに成功した。
肩固めを…仕掛けようとした。
しかし…あの翔太が寝技をやらずに逃げた…?
審判『待て!…………はじめっ!』
翔太『さあ!(お前の寝技が強いことをもう知っている…やらせねぇよ…)』
一哉『(…俺の戦い方は…技と技を組み合わせて全く別の技を作り出すこと…なら…一発で仕留めれれば…)』
客『西野ー!もっと攻めてけ!』
美奈『先輩時間がないです!』
美月『翔太!行けるよ!倒せる!』
勇紀『翔太さん!ファイトー!!』
優奈『翔太!頑張って!!…お兄ちゃんも!』
一哉『(残り…30秒…だったら…!)』
翔太『(…時間がない…なら…!)』
二人『(ここで決める…!)』
翔太は…珍しく俺に背負いをやって来た。
一哉『(裏投げ…!)』
しかし…その背負いはフェイク…小内を狙われてしまった。
審判『…』
翔太『(くっそ…!!ずらすのがうまい…)』
瑠夏『一哉ー!!!!!』
七瀬『いけー!!!』
一哉『よいしょぉ!!!!!』
俺は…巴をおもいっきりかけた。
翔太『(効かねぇ…よ……………)!?』
巴は…あくまでもフェイク。
俺の狙いは…腕挫十字をかけたのだ。
この時間がないときに…抑え込み出はなく、間接技。
こんなの…引き分けにしようとしてるようなものだったが…。
審判『…抑え込み!』
腕挫十字がダメなら…そこから徐々に乗っていき、肩固めへ。
そして…
審判『1本!!!それまで!!!!』
翔太『ちっ…ハァ…一哉…ハァ…まさか関節までフェイクにしてくるとは思わなかった…完全に負けだよ…』
一哉『ハァ…ハァ…ばーか…翔太の推察力を越すには…そうするしかねぇだろ?』
翔太『まあな…』
審判『開始線へ戻って。…勝者 白 伊藤美奈(西野一哉)選手!』
美奈『やった…決勝で…また戦える…』
美月『トーナメントがどういう組み合わせになるか…楽しみだね』
瑠夏『絶対負けないからね』
俺は…翔太と握手をしてから、みんなの元へと戻った。
七瀬『一哉…お疲れ!』
美月『やるね…でも、いいのかな?私達とやる前に自分の秘密の技とか組み合わせをどんどん出しちゃって』
一哉『げっ…忘れてた……』
七瀬『え…大丈夫なの?』
美波『私に勝ってるんですから…頑張って下さいよ?』
一哉『ああ…(本気で忘れてた…どうしよう…?)』
蓮『最後の…決勝進出者を決める勝負が始まりますよ』
蓮が言うように…瑠夏と勇紀のCブロック決勝進出者決定戦が
行われようとしていた。
審判『では…予選最後の試合を行いたいと思います。
赤 吉田勇紀選手 白 山下瑠夏選手!開始線へ!』
二人『はい』
この二人の試合によって…午後の決勝トーナメントが大きく変わる。
会場は…緊張した雰囲気に包まれていた。
水野美月1-1-0→決勝進出
中居翔太0-2-0→予選敗退
伊藤美奈2-0-0→決勝進出
西野一哉2-0-0→決勝進出
桐生蓮 1-0-0→決勝進出
北野美波0-2-0→予選敗退
山下瑠夏1-0-0→暫定決勝
吉田勇紀0-0-1→
高乃愛実0-1-1→暫定決勝
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