王子、あなた方のための日ではありません。迷惑です

花霞-はながすみ-

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登場人物

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・イサドラ・ゴールズワージー
 主人公。
 コルドワーズ公爵家の次女。
 見た目のせいで、文武両道・才色兼備な完璧美女を連想されがちだが、本人は抜けてて、わりとポンコツである。



・フランク・コリングウッド
 主人公イサドラの婚約者。同学年。
 コリングウッド王国の第一王子。
 側室の第一子だったが、育てたのは正妃。

□正妃
 元ヒドイン。現ヒドン。
 元侯爵令嬢(養女)。
 国王に見初められて、舞い上がっちゃった人。
 結婚するまではライバル蹴落としたし、順風満帆、まさにこの世の春! って感じだったのに、3年たっても子供ができなくて……な辺りから、雲行きが怪しくなってきた。
 侯爵家には嫁ぐときに養女になったため、もともとは子爵家の出身。

□側室
 元悪役にされた令嬢。正妃に育児とられた。
 小国の元王女。
 婚約中に浮気されたうえ一方的に婚約破棄されたが、国同士の力関係はこちらが完全に上なため、泣き寝入り。
 ショックでひきこもっていたら復縁コールがきて、周囲が諌めるのも聞かずに飛んでった。
 婚約時代から国王にずーっと片想い中。
 今回のことで正妃に愛想がつきた国王と、いい感じになる。
 ちなみに国王の好きなところは、顔。



・ロザリンド・ノーサム・ヘースティングス
 主人公イサドラの友人。愛称ローザ。先輩であり卒業生。
 ヘイズティンク侯爵家の嫡男夫人。元ノーサム侯爵令嬢。
 結婚は学園の卒業後にするのが一般的だが、当時死期が近づいていた彼女の祖父ノーサム前侯爵(現在故人)の「死ぬ前に孫娘の花嫁姿が見たい」という望みで、結婚を早めた。

・キャロル・ヘースティングス
 主人公イサドラの友人ローザの夫。先輩。
 ヘイズティンク侯爵家の嫡男。
 妻とともに一般課程を修了したあと、彼は卒業せず、高等科に進んだ。
 フランク王子たちにブチギレたのは、最愛の妻の卒業パーティーでやらかしたからであって、側近だから云々は関係ない。



・アイナ・バート
 主人公イサドラの婚約者フランクの浮気相手。後輩。
 バート村(超田舎)出身の平民。
 もともとは辺境の地から、大きな町に出てきてそこの学園に通っていたが、成績優秀者だったため、王都の学園に通えるようになった。
 特待生ということで学費免除されていたが、今回の件と、王子と関わるようになってから成績が落ちていたこともあって、特待生枠から外された。
 当然、学費を自力で払うことになったのだが、払えず退学した。
 いまは、慰謝料や迷惑料を支払うため、グレーゾーンなお仕事をしている。

・バーナビー・オクリーヴ
 主人公イサドラの姉の婚約者。同学年。
 オクリーヴ公爵家の次男。
 義兄予定者(姉の婚約者)&もともと高位貴族同士で交流があり、名前呼び。
 彼がイサドラを家ごと非難していたのは、祖父同士が仲悪く(父親同士は仲良いほう)、彼は祖父母に気に入られて、甘やかされて育ったから。

・セロン・ハストン
 後輩。
 レイバン伯爵家の令息。
 理数系が優秀で、高等科に進学が決まっていたが、取り消された。
 慰謝料などは伯爵家が肩代わりし、学園卒業して働き出したら返済することになっている。



・ジェフリー・ボルネオ
 第一王子付き護衛騎士。学外(年上)。
 ボーネ伯爵家の令息。
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