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王子たちのその後
しおりを挟むあ、フランク王子たちのことを忘れていた……。
フランク王子とバーナビー殿とは、後日話し合いをした。
わたくしとフランク王子の婚約は、もちろんあちら有責で破棄となった。
一昔前だと、王族の婚約を勝手に破棄だなんて極刑でもおかしくないところだけれど、最近は『人権』というものを尊重するようになったため、極刑を含む一部の刑罰は廃止になりつつある。
それにフランク王子はまだ学園在学中の身。つまり未成年。
そのため、フランク王子は王位継承権の剥奪と、わたくしに対する婚約破棄の慰謝料、公衆の面前での侮辱行為の慰謝料、卒業パーティーをあやうく壊しかけたことに関する各方面への迷惑料の支払いで許された。
バーナビー殿も似たようなものだ。
わたくしの姉様と婚約していたがあちら有責で破棄、慰謝料を請求した。
こちらの家を侮辱していたのだから当然だ。
卒業パーティー妨害に関する各方面への迷惑料の支払いも科せられた。
いまは、自身に甘い祖父母にとりなしを頼んだりして、オクリーヴ公爵を余計に怒らせているとか……。
アイナ・バート、レイバン伯爵令息に関してはよく知らない。
卒業パーティー妨害に関する迷惑料の支払いを彼らもしているはずだ。
もうこの4人には関わりたくない。
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