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第一幕 ハイランドとローランドの締結

王家の血筋は尊きなり7

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「ああああっ! 痛い、いたいっ、やめ……んぅ」
「やば……、イッ、くぅ……」

 ジェイミーの律動が速くなる。最奥に熱を吐き出されると、孔の中にすでに放たれていた白い液がぼたぼたと垂れた。

「あんたの痛がる姿……やばいな」
 熱い吐息と一緒に吐き出される言葉に、僕はげんなりした。

「……で? 誓えよ。無理なら、抜かずに四回目を始めるが? そろそろ時間、やばいんじゃないか? 大好きなカイト様を待たせているのでは?」
「はあ? ……ちっ」

「舌打ちとは……ローランドの貴族が下品だな」
「お前のせいだ。最悪だ」

「どうする? 続けていいなら、続けるけど?」
「……いまだけだ」

「ん?」
「今回は見逃してやるって言ったんです! 次はありません」

「今回、だけ?」
 耳元でわざと甘い口調で言ってくるジェイミーにムッとした。

「早く……抜けっ」
「誓えって俺は言ったけど?」

「誓っただろ?」
「なら、足にキスしろ」

「はあ? あんたがくっついてるからできなっ……」
「自分で抜いて。抗議しないと、誓って……キス」

 なんて奴だ! そこまで僕がしなくちゃいけないのか? 野蛮なハイランド人にっ。くそっ。

 掴まれていた手首から、ジェイミーの大きな手が離れていく。のしかかっていた体重もスッと軽くなった。

 自分で……抜く? こいつのを自分で?

「キス、して。早くしないと、俺のが大きくなるけど?」
「はあ?」

「四回目を求めてるならいいけど」
「……求めるわけっ」
 ないだろ。

 僕は少し前に出て、ジェイミーと離れようとする。

「んんっ……あっ……なん、で」
 何度も擦れて敏感になっている中が、快感を走らせてくる。

 だめ……これは……イッてしま、う。

「んん、ああっ!」
 ジェイミーのが出ていくのとほぼ同時に、僕は頂点に達した。ずっとイカないようにしていたのに。あっさりと……白濁の液を吐き出して、全身を痙攣させた。

「いい……眺め。俺の噛み痕、俺が裂いて出た血と俺の精液で濡らした太腿……を見ながらあんたがイクのを見る。最高だ」

「僕は最悪だ」

 床に倒れ込んでビクビクしていた僕は、無理やり身体を起こすと身体の向きを変えた。素っ裸で、大嫌いなハイランド男に跪くなんて。

 孔からはぼたぼたと、あいつの液が流れ落ちてきて気持ちが悪い。

「偽イザベラの件、大事にはしない。講義もしない……ち、誓います」

 屈辱だ。最悪だ。
 僕は唇を噛みしめて、ジェイミーの足先にキスを落とした。
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