関係者の皆様、私が立派な大人になれるその日まで、あと少しだけお待ちください。

羽月☆

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40  ここでも誤魔化せない人、その二。

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ななみちゃんと約束した日。
朝から雨が降っていた。

今日は春日さんたちも外回りらしい。

昨日夜に電話した時に聞いた。

「気を付けて行って。ななみちゃんと仲良く話せたらそれでいいよ。二人ともあんまり焦らなくていいから。」

すっかりお見通しだと思う。
それでも何とか結果をと欲張りたい私。


少し早めに会社を出た。
天気予報では午後にはどんどん雨が激しくなると言っていた。


大丈夫だろうか?
そう思いながら電車に揺られる。


一人だと寂しい。
よく考えたらいつも誰かが一緒にいてくれた。
今回は一人、それは初めてだった。

きちんと駅で降りて、タクシーに乗って、無事に着いた。
まだサラリーマンたちの帰宅時間には早いからタクシーもすんなりと乗れた。

施設の外でタクシーを降りて庭園の横の道を歩いて行く。
手に持った紙袋にはビニールがかけられている。
雨の日にもお土産が濡れないようにとのお店の気遣いだ。
本当に素晴らしいと思う。
ただ、いつの時点で外すのだろう。

皆部屋のガラスにへばりついているのだろうか?
何となくその中に子供の頃の春日さんを想像してしまう。
どんな子供だったんだろう?

私は冗談のように頼まれた大学の頃の写真を見せた。
なのに本当に写真を持っていないらしくて見せてもらえなかった。
子どもの頃の写真。
もちろん5歳の事故以前はないと聞いた。
大学の頃の朝陽さんとの写真とか、ちょっとだけ若い教授との写真もないらしい。

教授のお家にお邪魔したら見てみたい。
他の人の写真に写りこんでるかもしれない。

そしてここにももっと子供の頃の写真が絶対あるはずなんだけど、さすがに見せて欲しいなんて言えないから。

玄関で自分の体を見る。やはり濡れてしまった。
ハンカチで服の水分をとる。

声をかける前に子供たちが出てきた。
挨拶をして、先生を呼んでもらう。

出てきた人に声をかけて名前を伝えた。

「大丈夫でしたか?すごい雨になりましたね。」

「はい、そうですね。子供たちも外に出れなくて退屈しそうですね。」

「そうなんです。でも雨と風が激しくなればなるほど喜ぶ子もいるんです。」

「なんとなく気持ちは分かります。稲光とか、家の中で誰かと見るなら、綺麗だったりしますよね。」

春日さんのマンションで、二人で窓辺にもたれて打ち付けられて流れる雨を見ていた。
音は聞こえないのに、光が走ったりするのも、ドキドキしながら見ていた。

本当に二回くらい。

そんな楽しみ方をしていた。


園長先生の部屋に入った。
既にななみちゃんが来ていた。

「すみません、お待たせいたしました。園長先生、ななみちゃん、こんにちは。」

「こんにちは、芽衣さん。雨の日に大変でしたね。高校も早めに終わったので一緒に話をしながら待ってました。」

「お待たせいたしました。」

園長先生にお菓子を差し出しながら、挨拶をして、春日さんの伝言も伝える。


「太郎君も本当に過保護だから、今日も昼前に電話がありましたよ。芽衣さんをよろしくと。」

ええっ、そんな事一言も言ってないし、伝言を頼まれたのに・・・・。

「すみません。本当にまだまだ新人で、指導途中なんで心配なんだと思います。春日さんにも朝陽さんにも相談にのってもらっていろいろ進めてる状態です。」

「そうね、まだななみちゃんも全然ピンとこないみたいだし。」

「あの、これはいろんな先輩たちの意見をまとめたものです。私の同期の子の分も入っているので、新人の話とベテランの話と分けてます。仕事とか、それに向けて学んだこととか教えてもらったので参考になればと思って持ってきたんです。」

園長先生とななみちゃんの分を渡した。

「じゃあ、参考にさせてもらいます。とりあえずななみちゃんと隣の部屋を使ってください。」

「はい。じゃあ、一時間程お借りする予定でお願いします。」

隣にななみちゃんと行った。
お茶を運んできてくれた人にお礼を言って。

「特になにか気持ちの変化とかあったかな?」

「特にないです。ちょっと焦る日もあるんだけど、やっぱり全然想像できなくて。お仕事も、一人暮らしも。」

「じゃあ、学校に行きたいって気持ちはやっぱり無い?」

「頭よくないんです。絶対これがやりたいっていうのがないのに行きたいなん言うのも変ですし。」

「もし私が一人暮らししてたら部屋に招待して一日くらい泊めてあげるんだけど。仕事も、私もまだまだ他の人に教わってる状態だし、全然。」


結局仕事の話はしないでいろいろとななみちゃんの話を聞いた。
友達の事、学校の事、好きなアニメや漫画や本や、アイドルや。
他にもいろいろ。
自分一人で自由な時間が出来たら何をしたいかとか。
部屋はどんな部屋にしたいかとか。
本当に自由におしゃべりをして。気がついたら一時間は過ぎていて。

急いで終わりにした。

ななみちゃんが私と話をしてるのを嫌だと思ってないのはうれしい。

園長先生に声をかけたら、外を見ながら暗い顔をされた。

「芽衣さん、すごく雨がひどくなってしまったみたい。タクシーもつかまりにくいと思うから私が送ります。丁度買い物に行かないといけない用事があって、子供も一人迎えに行くから、本当についでみたいで悪いけど。ご一緒しましょう。」

そう言われた。

甘えていいのだろうか?

「あの、ご迷惑では?」

「大丈夫、本当についでなの。あと15分くらい待ってもらえるかしら。」

「はい、勿論です。お言葉に甘えてお世話になります。本当にすごい雨ですね。」

「そうね。夜にはやむらしいけどね。今のところ電車は大丈夫そうよ。」

「ありがとうございます。」

「きっと太郎君が心配してると思うから連絡してあげたら。」

「はい。朝陽さんに連絡してみます。」

携帯を出して面接を終わったことと、園長先生に送ってもらって駅まで行くこと、直帰することを伝えた。

二人は夕方には一度戻ると言っていた。
会社にいるかもしれない。
すぐに返事が来た。

デザイン課の課長には連絡しておくと言われた。

元々直帰の予定だった。さすがに会社に帰っても誰もいない時間になりそう。

『社長も心配してるので無事に家に着いたら一報入れてあげて。』

そう続いていた。

『分かりました。お疲れ様です。』

そう送った。

週末だし、電話はする予定だ。
そして明日は泊る予定でもある。
何となく楽しい事もたくさんあった。
ここに一人で来て、仕事をしてると、ちょっとだけ大人になったように思えて。

「芽衣さん、お待たせしました。出ましょうか?」

「はい。お世話になります。」

二人で小さな車に乗った。
裏道があって職員は施設の裏に来れるらしい。
濡れたのは少しだけ。

それでも車に乗るとフロントが真っ白だった。

ワイパーが忙しく動いてもすごく降っていて怖いくらいだった。

「安全運転で行きます。」

「はい。」

ゆっくりと車が出る。

「太郎君は優しいでしょう?」

「はい。すごく親切にしてもらってます。最初は全く余計な話をしなくて、朝陽さんとばかり話してしまいましたが、すっかり慣れました。」

「芽衣さんの事が可愛いんでしょうね?」

そんな事は普通思いません・・・。
なんとなく話がかみ合ってない気がする。

「ちょっと前からなんとなく変だなあって思うことがあって。太郎君がここにいたことを教えた人はすごく少ないと思うの。それは引け目に思ってるとかじゃなくて、単にあんまり自分を開くタイプじゃないから。本当に私たちには違うんだけど、後はあの郡司さんと、仲間たちね。でも社員でもここに連れてきたのは初めてだったし、表情とか視線とかね、すぐに気がつきました。本人は気がついてないだろうけど、さすがに小さいころから見てるから、親代わりだと思ってたし、バレるものよ。」

「今日も一緒に来てくれたら観察するつもりだったのに。残念。忙しそうね。出来るだけ芽衣さん一人に任せたいって言ってたから、これからも一人かしら?」


「・・・・。」

「本当に柔らかくなったと思うわよ。必死に1人で頑張らなきゃって思ってたのが、郡司さんと一緒に来るようになって、信頼してるんだなあって思ったし、今度はそれとはまた違った感じで芽衣さんの事を大切にしてるんだなあって思ったし。ねえ、これで太郎君の片思いを勝手にバラしたなんて事だったら大変なんだけど、違うわよね。さっきから全く否定してないしね。」



「はい。春日さんのことが好きなんです。仲良くしてもらってます。一緒に二人で過ごす時間も作ってもらってます。」


「良かった。私は大人しく見守ります。ちょっとくらいは揶揄いたいけど、揶揄うかもしれないけど、とりあえず見守ります。」


「あの、今度、お時間ある時に、小さい頃の春日さんの話を教えてもらってもいいですか?なんだか全然想像が出来なくて。写真もないみたいなんです。」

「そうね、私が知ってる太郎君をこっそり紹介します。」

「楽しみにしてます。」

「芽衣さんは一人っ子?」

「はい、そうです。」

「ご両親はお元気よね。」

「はい、私はまだ一緒に暮らしてるんです。ななみちゃんが想像できない独り立ちは私もまだまだ未経験なんです。」

「そう。毎年だけど、やっぱりいなくなるのは寂しいし、心配なのよね。今は太郎君にお世話になってる子も多いから、少しは安心してるけどね。」

「あの、ななみちゃんの事で何かアドバイスが頂けるようでしたらお願いします。本当に私も手探りなので。本人も不安の中だと思いますし。」

「そうなのよね。でも、あの中にいると自然と強さも身につくのよ。本当にうれしいような悲しいような、ね。」

「そうなんですね。」


ワイパーの向こうに駅が見えてきた。

「また来月くらいかしら。ななみちゃんともできるだけ話をしてみるから。一緒に支えていきましょう。芽衣さんの事、頼りにしてます。」

すごくうれしいことを言ってくれた。
多分わざと。

「ありがとうございます。こっちは春日さんと朝陽さんも含めた三人体制です。頑張ります。」

「お願いします。じゃあ、気を付けて帰ってね。」

「はい、園長先生、ありがとうございました。先生もお気をつけてお帰りください。」

「ありがとう。」

お辞儀をして吹き込む雨を遮るようにドアを閉めた。

傘をさして見送る。

大人には敵わない。先生と名のつく大人には絶対敵わないらしい。
教授や園長先生からすれば春日さんも本当に私と変わらないくらいのひよっ子に見えるのかも。



電車に乗って春日さんにメッセージをいれる。

『園長先生に送っていただいて電車に乗りました。あんまり報告できるようなことはなかったのですが、いろいろと個人的な話は出来ました。』

園長先生にバレていたことは書かない。
そういえば教授に言われたことも教えてはいない。
どうしよう。

週末に考えよう。

お母さんにも連絡を入れた。


駅に着いても土砂降りは変わりなかった。
家にたどりついて玄関でタオルを持ってきてもらう。

濡れた服のまま、足を拭いて上がり、そのままお風呂場へ。
冷えた体を湯船で暖めるとほっと溜息が出る。

目を閉じてななみちゃんの顔を思い浮かべる。
これから何かあるたびに心寂しい気持ちになることがあるんだろう。
園長先生の元を巣立ってしまうと相談するのもなかなか遠慮してしまう。
誰か周りにいい人がいたらいいと思う。
自分も関わった以上、知り合った以上力になりたいとは思うけど、どうにも力不足だ。

本当に園長先生が言う『強さ』を持っていたらいいのに。

この間会った子はもともと一人でも大丈夫そうな子だと言っていた。
それでも心配する春日さん。
ななみちゃんの事はもっともっと心配かも。
実際に話したことはないみたいだった。
自分が一人で会っていて、大丈夫なんだろうか?
そっちの不安も出てきた。

明日聞いてみよう。


体も温まって、お風呂をでる。
着替えは二階の部屋にあるから。
バスタオルを巻いて、そのまま自分の部屋に上がる。

自分の家でもなかなかしない事だけど、春日さんの部屋では結構な頻度で・・・・・・。
いやいや、あそこは暗いから、ほとんど明るい事なんてない。
いつも外の明かりをぼんやりと頼りにしてるくらいだから。

煌々と明かりをつけた部屋に入ったことがあるだろうか?
昼に遊びに行った時も部屋の明かりはつけないことが多い。
雨の日も、晴れの日も、たいていあの窓際のところにいることが多くて、灯りをつけてる記憶はない。
文字を見るでもなく、映像を見るでもなく。
静かに音楽が流れてる部屋で寄り添って話をすることが多い。
そして思い出せないくらい春日さんしか見てないか、目を閉じてるか、暗い部屋にこもっているか・・・・。

そう、もしかして、無いかもしれない。

春日さんもいつも薄暗い部屋にいるんだろうか?


着替えをして一階へ降りていく。


「芽衣、靴は?びしょ濡れじゃないの?」

「うん。すごいかも。」

「ちゃんと拭いてから、新聞を丸めて入れておきなさい。」

「はい。」


「すごい雨だった。今日はななみちゃんに会いに行って、園長先生に送ってもらったの。」

「そう。向こうもすごかったんでしょう?」

「うん。タクシーが出払ってるだろうからって送ってもらえた。子供を迎えに行くついでだって。」

「そう。」

「あのね、教授に続いてすっかりバレてたみたい。この間から春日さんが変だったって。全然話もしてないくらいに上司部下のつもりだったのに。親代わりは騙せないからって言われた。」

「芽衣が一緒だったからでしょう?分かりやすいからね。」

「そんな事言われなかったよ。春日さんが変だったって。」

そう言われたから、そう説明した。

「だって、芽衣の普通と変は区別がつかないけど、片思いしてる感は出てかもしれないでしょう?そして春日さんを見たらもしかしてって。」

そうだった?・・・・違う違う、春日さんの片思いかもって言われたんだから、違う!

「先生ってやっぱりすごいんだよ。教授は予言者でもあったし。」

「お母さんももう一人くらい子供がいてサンプルがあったらいい預言者になれたかも。芽衣一人じゃあ、今となっては寂しいわね。」

「私、お兄ちゃんが欲しかった。朝陽さんみたいな優しいお兄ちゃんがいたら良かったなあ。」

「お母さんも朝陽さんに会うのが楽しみだけど、なかなかそんな機会なさそうね。」

「ないかも。だって朝陽さんは仕事外だと完全に私の世話を春日さんに全部任せるから。」

「それは当たり前でしょう。」

「じゃあ、やっぱり会えないね。」

「学校みたいに保護者参観日があったら良かったのに。芽衣が仕事してるところも見てみたい。」

「お母さんはどのくらい働いたの?」

「三年よ。結婚してバタバタしてるうちに芽衣が生まれたから。あとはずっと家の中。」

「友達とかバリバリ働いてる人を見て羨ましいと思った?」

「どうかしら、お父さんと芽衣のお世話を仕事だと思って頑張ったから、凄いなあって尊敬はしても、別に羨ましいとは思わなかったけど。」

「私は皆がすごく生き生き働いてるように見えるし、誇らしげに仕事の事を話してるのを聞いてすごく羨ましかった。自分でこんなことをやってるって胸を張って言える仕事をまだ任せてもらえてない。三か月でこんなに差がついちゃったって・・・・。」

「人に話すのはいい事が多いし、きっとその分大変よ。それに大好きな春日さんにも、朝陽さんにも他の人にも、そんな事は言えないでしょう?」

「うん、勿論言ってない。春日さんがすぐに聞いてきた。もっとバリバリ働きたいって思ったかって。少しは思ったけど、でも今はななみちゃんの事もしっかりやろうと思ってるし、自分でもいろいろ考えてる。すぐには結果が出なくてもいつか役に立つようなことを準備する期間にしようと思ってる。」


「そうよ、まだまだ数ヶ月社会人をしただけだから、先は長いから焦らなくてもいいし。」

「そうだね。お父さんも後10年あるんだしね。」

「そうよ。10年してもまだ芽衣がこの家に居たりするかもしれないし、お父さんとお母さんが孫を抱いてるかもしれないし。」

お母さんを見た。

お母さんが結婚して私を生んだのは二年と少し後くらい。

早いと思う。
でも、それまで春日さんと一緒に内緒のお付き合いが出来てるとは思えない。
いずれ誰かの耳目に入る。
それに誰にも知られない内になくなる・・・・・かもしれない。

そんな2年先も分からないのに、10年先なんてもっとわからない。

それよりも来年の春もまだまだ準備できてないから。



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