3 / 12
3 貴乃 ~仲間を味方に、慎重にいこう~
しおりを挟む
何がきっかけだったのかと言われても分からない。
ただ、ぼんやり見ていたことがあったらしい、何度もあったらしい。
そして聞かれた。
まだまだ研修中でお互いをあんまり知らない頃だったけど、その中でも話をした方の子だった。
安西多香子さん。美人だった。
出身が秋田だと聞いて、なるほどとも思ったけど、東京と言われても京都と言われても信じそうな間違いなしの美人だった。
ただ、そのあと随分な方言で言葉をかけられて、目が点になった。
一瞬日本語だとは思わなかったくらい。
それに美人だと見ていた顔からそんな音が出てるのもビックリした。
別に方言を何とかというんじゃなくて、本当にいきなりだったから。
「ゴメン、聞き取れなかった・・・。」
ビックリした顔で言った。
「内緒話を仕掛けようと思ったんだけど、相手に通じないんじゃだめだね。」
そう言って小声で聞かれた。
「小室君のことよく見てるよね。」
すごい小声だったのにびっくりして距離をとって・・・・赤い顔をしてしまっただろう。
「応援する。」
そう言われた。
「何で?」
「う~ん、退屈だし、いいことしたいし、何だか恩返しに期待できそうだし、気に入ったの、貴乃ちゃんが。ピノキオみたいだね。ディズニー好きなの。」
理由としては分かりにくい。
取りあえずバレてしまった。
なんだか応援してくれるらしい、気に入られたらしい、理由はともかくいい人だと思いたい。
「で、どんなきっかけ?」
「分からない。雰囲気とかまるごと。」
「いつもそんな感じで始まるの?」
「どうだろう?う~ん、分からない。」
「仲がいいのは今のところ一人だけだね。あっちを攻める方が早そう。夜作戦会議しよう。」
ちょうどお昼の休憩中だった。
だからぼんやりしてたんだし。
丸わかりな程見てただろうか?
一度も目が合ったことがないけど。
それに他の人とも適当に話をしてる。
友達はたくさんいた方がいい。
さっさと気になる人が出来てしまったから、あとは友達を作りたい。
作戦会議に玄関脇のカンファレンスルームとかかれていた部屋を選んだ。
ジュースを買ってそこに行ったら先客がいたらしい。
でもうれしい偶然で、名前が聞こえて、誰がいるかは分かった。
しばらく聞いてても二人の声しかしない。
ドアは開いていた。
多香子さんと顔を見合わせてノックしてみた。
覗いた部屋の中、ああ、凄いビンゴ!
一緒に二時間も話が出来た。
どちらかと言うと『あっち』と言われた宮藤君が良くしゃべってる。
それでも言葉が投げかけられる先を見る、はい、そこにいるのは小室君だ。
慣れてくると随分普通にしゃべれるようになった。
緊張してたのに普通に仲良くなった。
小室君もよくしゃべった。
次の日は自分達が先に部屋に入っていた。
来てくれたらうれしい。
どうだろう?
来てくれた。
ただ、昨日よりこっちは人が一人多かった。
別に何の問題もない。
5人で話をして、そのうち昨日と同じ四人になり。
週末一緒に観光する約束までできた。
「手伝うって言ったのに・・・・・。」
多香子さんが冗談のようにクレームを言う。
私はうれしさをパワーに変えれるタイプだから、全部自分で言いだした。
モジモジして言い出せない、そんなタイプじゃなかった。
だから多香子さんがちょっとつまらなそうだった。
「その内、ここ一番の時にお世話になるから。」
他の人に誘われることもなく四人で週末を過ごした。
グッと距離が近くなった・・・・ならうれしいのに、まったく。
全然興味を持ってもらえてる気がしない。
多香子さんと私、普通に平等。
その後の一週間でも結果は変わりなかった。
残念。
配属がそれぞれに決まった。
多香子さんが小室君と同じシステム管理で、小さな情報を流してくれた。
そんな情報をかみしめるようにしてたら、大きな情報を流してきた。
同期の一人の女の子が告白したらしい、振られたらしい。
本当に?ライバルいたの?しかもそんな行動的なライバル。
『その内流れの中でうまく聞くつもり。ちょっと詳しい話は待っててね。』
何で断ったのかな?
好きな人がいたり、彼女がいたりするのか。
そこすら知らない。
多香子さんが課の歓迎会で漏れ聞いた話では、いないらしいと聞いてはいたけど、隠してるのかも。
なかなかラッキーな偶然はない。
私も仕事を覚えるのに必死だった。
あっという間にお給料日になった。
それはそれはうれしい事。
月末金曜日に同期で飲もうと話がまとまった。
参加しますよ、もちろんです。
お店には小室君もいた。
でも席が離れてて、次々に話しかけられてなかなか近くに行けなかった。
端の方でやはり仲のいい宮藤君と二人で話してるのが見えた。
しょうがないかあ。
多香子さんも話しかけてくる人は多く、なかなかチャンスを作れず終了。
がっかり。
ただ、小室さんにぶつかって行ったあの子は今回いなかった。
やっぱりそうなると思う。
ずっと一緒に働きたいし。
あんまり焦ってもいいことないのかも、そう思った。
ずっと宮藤君とだけ話してた、その事実を喜ぼう。
しばらくしたある日。
簡単な仕事で珍しく一人で取引先に行き、昼近くに帰って来た。
ついでにお昼を済ませようと駅前のカフェに入っていた。
一人でふらりと宮藤君が入って来て、席を探してるのに気がついた。
手をあげて誘う。同期だし。仲良かったつもりだし。
ちょっとだけ話がしたいとも思ったし。
ホッとしたように目の前に座られた。
食事が早々になくなり、言いにくそうに話をはじめられた。
ビックリした。ここで華乃の話が出て来るなんて思わなかった。
似ていたから声をかけたと言う。
華乃もビックリしたと思う。
でもすぐに思い当たったかな?
昔はよく愚痴る様に言われた。
たいてい男子が間違うから。
しかも誘ってくるらしい。
本当に二人でそんな奴は最低だと言い合ったこともあったけど。
まさか目の前のこの人も・・・ナンパ?・・・なんで?
何か話があったらしい、言い訳のようにしきりに言う。
それは何?普通そう思う。
そしてバレていたと分かった。
研修中から気がついてたらしい。
そんなに?
あの二日間、私は常に小室君の向かいに座った。
いろんな方法で多香子さんがそうした。
さり気なくのつもりだったけど、バレてたのか・・・・・。
そんな事を初めて会った妹に確かめたいと思う?絶対思わない。
もしかして、華乃がすごくニコニコと対応したとか?
姉がお世話になってますみたいな雰囲気だったとか?
それだったら私に言うと思う。
それはないだろう。
いろいろ謝られて、結果うれしい人が味方についた。
四人で飲みに行こうと言われたら期待してしまう。
彼女はいないらしい。ただもっと踏み込んだ話はしてないらしい。
小室君がそんな感じを出してないって事だろう、私か、他の誰かについても、まったく。
それは残念だった。
来週にと早速夕方連絡が来た。
多香子さんと小室君が同じ部署だから直接話をしたらしい。
『普通に誘われてたと思ってるよ。』
『特別感は伝わってる感じはないと思うよ。』
やはり全然気がついてないと言うことだ。
嫌がられてはいないらしい・・・・宮藤君も一緒だと嫌がりはしないか。
夜に早速華乃に連絡してみた。
来月の自分達とお父さんの誕生日会のことも決めたからその事を。
週末休みは二回だけだと言ってたのですぐに決まったから。
ただ、ついでにという感じで宮藤君の話が出ることもなく。
すっかり忘れてるらしい。
そんなに嫌な思いはしてないんだろう、そう思った。
ただ、ぼんやり見ていたことがあったらしい、何度もあったらしい。
そして聞かれた。
まだまだ研修中でお互いをあんまり知らない頃だったけど、その中でも話をした方の子だった。
安西多香子さん。美人だった。
出身が秋田だと聞いて、なるほどとも思ったけど、東京と言われても京都と言われても信じそうな間違いなしの美人だった。
ただ、そのあと随分な方言で言葉をかけられて、目が点になった。
一瞬日本語だとは思わなかったくらい。
それに美人だと見ていた顔からそんな音が出てるのもビックリした。
別に方言を何とかというんじゃなくて、本当にいきなりだったから。
「ゴメン、聞き取れなかった・・・。」
ビックリした顔で言った。
「内緒話を仕掛けようと思ったんだけど、相手に通じないんじゃだめだね。」
そう言って小声で聞かれた。
「小室君のことよく見てるよね。」
すごい小声だったのにびっくりして距離をとって・・・・赤い顔をしてしまっただろう。
「応援する。」
そう言われた。
「何で?」
「う~ん、退屈だし、いいことしたいし、何だか恩返しに期待できそうだし、気に入ったの、貴乃ちゃんが。ピノキオみたいだね。ディズニー好きなの。」
理由としては分かりにくい。
取りあえずバレてしまった。
なんだか応援してくれるらしい、気に入られたらしい、理由はともかくいい人だと思いたい。
「で、どんなきっかけ?」
「分からない。雰囲気とかまるごと。」
「いつもそんな感じで始まるの?」
「どうだろう?う~ん、分からない。」
「仲がいいのは今のところ一人だけだね。あっちを攻める方が早そう。夜作戦会議しよう。」
ちょうどお昼の休憩中だった。
だからぼんやりしてたんだし。
丸わかりな程見てただろうか?
一度も目が合ったことがないけど。
それに他の人とも適当に話をしてる。
友達はたくさんいた方がいい。
さっさと気になる人が出来てしまったから、あとは友達を作りたい。
作戦会議に玄関脇のカンファレンスルームとかかれていた部屋を選んだ。
ジュースを買ってそこに行ったら先客がいたらしい。
でもうれしい偶然で、名前が聞こえて、誰がいるかは分かった。
しばらく聞いてても二人の声しかしない。
ドアは開いていた。
多香子さんと顔を見合わせてノックしてみた。
覗いた部屋の中、ああ、凄いビンゴ!
一緒に二時間も話が出来た。
どちらかと言うと『あっち』と言われた宮藤君が良くしゃべってる。
それでも言葉が投げかけられる先を見る、はい、そこにいるのは小室君だ。
慣れてくると随分普通にしゃべれるようになった。
緊張してたのに普通に仲良くなった。
小室君もよくしゃべった。
次の日は自分達が先に部屋に入っていた。
来てくれたらうれしい。
どうだろう?
来てくれた。
ただ、昨日よりこっちは人が一人多かった。
別に何の問題もない。
5人で話をして、そのうち昨日と同じ四人になり。
週末一緒に観光する約束までできた。
「手伝うって言ったのに・・・・・。」
多香子さんが冗談のようにクレームを言う。
私はうれしさをパワーに変えれるタイプだから、全部自分で言いだした。
モジモジして言い出せない、そんなタイプじゃなかった。
だから多香子さんがちょっとつまらなそうだった。
「その内、ここ一番の時にお世話になるから。」
他の人に誘われることもなく四人で週末を過ごした。
グッと距離が近くなった・・・・ならうれしいのに、まったく。
全然興味を持ってもらえてる気がしない。
多香子さんと私、普通に平等。
その後の一週間でも結果は変わりなかった。
残念。
配属がそれぞれに決まった。
多香子さんが小室君と同じシステム管理で、小さな情報を流してくれた。
そんな情報をかみしめるようにしてたら、大きな情報を流してきた。
同期の一人の女の子が告白したらしい、振られたらしい。
本当に?ライバルいたの?しかもそんな行動的なライバル。
『その内流れの中でうまく聞くつもり。ちょっと詳しい話は待っててね。』
何で断ったのかな?
好きな人がいたり、彼女がいたりするのか。
そこすら知らない。
多香子さんが課の歓迎会で漏れ聞いた話では、いないらしいと聞いてはいたけど、隠してるのかも。
なかなかラッキーな偶然はない。
私も仕事を覚えるのに必死だった。
あっという間にお給料日になった。
それはそれはうれしい事。
月末金曜日に同期で飲もうと話がまとまった。
参加しますよ、もちろんです。
お店には小室君もいた。
でも席が離れてて、次々に話しかけられてなかなか近くに行けなかった。
端の方でやはり仲のいい宮藤君と二人で話してるのが見えた。
しょうがないかあ。
多香子さんも話しかけてくる人は多く、なかなかチャンスを作れず終了。
がっかり。
ただ、小室さんにぶつかって行ったあの子は今回いなかった。
やっぱりそうなると思う。
ずっと一緒に働きたいし。
あんまり焦ってもいいことないのかも、そう思った。
ずっと宮藤君とだけ話してた、その事実を喜ぼう。
しばらくしたある日。
簡単な仕事で珍しく一人で取引先に行き、昼近くに帰って来た。
ついでにお昼を済ませようと駅前のカフェに入っていた。
一人でふらりと宮藤君が入って来て、席を探してるのに気がついた。
手をあげて誘う。同期だし。仲良かったつもりだし。
ちょっとだけ話がしたいとも思ったし。
ホッとしたように目の前に座られた。
食事が早々になくなり、言いにくそうに話をはじめられた。
ビックリした。ここで華乃の話が出て来るなんて思わなかった。
似ていたから声をかけたと言う。
華乃もビックリしたと思う。
でもすぐに思い当たったかな?
昔はよく愚痴る様に言われた。
たいてい男子が間違うから。
しかも誘ってくるらしい。
本当に二人でそんな奴は最低だと言い合ったこともあったけど。
まさか目の前のこの人も・・・ナンパ?・・・なんで?
何か話があったらしい、言い訳のようにしきりに言う。
それは何?普通そう思う。
そしてバレていたと分かった。
研修中から気がついてたらしい。
そんなに?
あの二日間、私は常に小室君の向かいに座った。
いろんな方法で多香子さんがそうした。
さり気なくのつもりだったけど、バレてたのか・・・・・。
そんな事を初めて会った妹に確かめたいと思う?絶対思わない。
もしかして、華乃がすごくニコニコと対応したとか?
姉がお世話になってますみたいな雰囲気だったとか?
それだったら私に言うと思う。
それはないだろう。
いろいろ謝られて、結果うれしい人が味方についた。
四人で飲みに行こうと言われたら期待してしまう。
彼女はいないらしい。ただもっと踏み込んだ話はしてないらしい。
小室君がそんな感じを出してないって事だろう、私か、他の誰かについても、まったく。
それは残念だった。
来週にと早速夕方連絡が来た。
多香子さんと小室君が同じ部署だから直接話をしたらしい。
『普通に誘われてたと思ってるよ。』
『特別感は伝わってる感じはないと思うよ。』
やはり全然気がついてないと言うことだ。
嫌がられてはいないらしい・・・・宮藤君も一緒だと嫌がりはしないか。
夜に早速華乃に連絡してみた。
来月の自分達とお父さんの誕生日会のことも決めたからその事を。
週末休みは二回だけだと言ってたのですぐに決まったから。
ただ、ついでにという感じで宮藤君の話が出ることもなく。
すっかり忘れてるらしい。
そんなに嫌な思いはしてないんだろう、そう思った。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説

あなたには、この程度のこと、だったのかもしれませんが。
ふまさ
恋愛
楽しみにしていた、パーティー。けれどその場は、信じられないほどに凍り付いていた。
でも。
愉快そうに声を上げて笑う者が、一人、いた。


【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。


【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜
高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。
婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。
それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。
何故、そんな事に。
優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。
婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。
リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。
悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

優しく微笑んでくれる婚約者を手放した後悔
しゃーりん
恋愛
エルネストは12歳の時、2歳年下のオリビアと婚約した。
彼女は大人しく、エルネストの話をニコニコと聞いて相槌をうってくれる優しい子だった。
そんな彼女との穏やかな時間が好きだった。
なのに、学園に入ってからの俺は周りに影響されてしまったり、令嬢と親しくなってしまった。
その令嬢と結婚するためにオリビアとの婚約を解消してしまったことを後悔する男のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる