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10 連れてこられてのは、祝7キロ減の飲み会
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鈴が両親に昼間の犬のことを話している。
まるで新しい友達を紹介してるようだ。
「トニーはね、二歳の男の子なのに、もう大人なの・・・・。」
大分気に入ったらしい。
今まで家にペットがいたことはない。
ハムスターくらいなら買ってあげてもいいが。
子どもでも世話ができるだろう。
まあ言い出だされたら考えよう。
夕飯まで食べて自分の部屋に戻った。
鈴はピアノ教室に行きたいと言ってるらしい。
ちょうどピアノならあるから、続けると言うならいいのではと話をしてるらしいが。
あと数年で友達の方を選ぶようになるだろう。
少しは寂しいと思うだろうか?
何で自分に20歳も年の離れた妹が出来たのか。
親も自分もびっくりだ。
自分の親はよく考えたら随分早く結婚したのだ。
昔からクラスの中でも母親が若かった。
今、鈴の教室では全く逆かもしれない。
鈴と一緒にいると自分が父親に思われることもしばしば。
まあ、親と同じパターンで早くに結婚していたらそうなるところだが。
自分には全く想像もつかない。
子どものパワーはそれなりに疲れる。
今はそれほど目を離しても危ない事はしないが、もっと小さい時は、本当に目が離せなかった。
あの頃ですら体力がついて行かなかったのに、今後自分が父親になれる自信なんてないぞ。
遊園地では笑い、学校ではしゃんとして、行事では活躍して、家では妻にも気を遣い、たまには母親業を代わりにこなし、週末には振り回される。
目が回る、考えただけで目が回る。
鈴が大きくなれば自分の代わりに遊んでくれるのだろうか?
そんな先のことを考えても全く想像もできず。
金曜日、大きなトラブルもなく淡々と仕事をこなした週だった。
そんな週もあるだろう。
「よう、七尾、今夜付き合ってもらえるか?」
社内では数少ない友達ともいえる兵頭が、終わり際にやってきた。
「ああ、なにか?」
「飲みに行こうぜ。」
「お前、終わるのか?」
「ああ、多分大丈夫だ。終わったら迎えに来るから。」
「了解。」
俺とは違い顔の広い兵頭だが。
何か相談でもあるのか?
単純にそう思って了解した。
まさか、大勢の中に入れられるなんて思いもしなかった。
苦手だと知ってるだろうに、今まで誘ったことなんてなかったくせに。
喜んで端の席に座り乾杯に合わせてグラスを持った。
明るく音頭をとった声にも聞き覚えがあり、その前で真っ赤になって睨んでる顔にも覚えがあり過ぎるほどある。
太ったと言われた彼女だ。失礼、今はすごく痩せた彼女だ。
珍しく名前も知ってる。
『すず』と呼ばれ慣れてて、だからあの時も自分の呼んだ声に返事したんだろう。
ともあれ、あれからそう時間も経ってない気がするが、7キロもダイエットに成功したらしい。
やればできるだろう、知識があるのだから。あとはやる気だけ。
遠目で見ても痩せた気はする・・・・か?
何とも言えない。
あの犬の飼い主も優しそうだったから、一緒に付き合って走ったりしてたらそれなりに痩せたりするかも。
なんとなくそう思った。
勿論、犬はあのままだろうが。
しかし、なんでダイエット成功を祝ってもらえるんだ?
後輩がお祭り好きか、本人がよっぽど好かれているか・・・・。
まあ、両方か。
引き続き後輩に話しかけられてる。
あんまり聞こえないが揶揄われてるのだろう。
仲の良い課だったと思う。
いろんな課に行くと雰囲気が分かる。
女性が多いのもあって仲が良さそうだった。
今も笑顔が楽しそうだ。
半分怒りながらも嬉しそうだし。
きっと子供と遊園地に行っても自然に楽しめるんだろう。
なんてぼんやり想像した画にびっくりした。
何で自分と鈴と同じフレームに入れたんだ?
おかしい、酔ったのか?
しばらくそっちを見ずに大人しく一人でグラスを傾ける。
手酌で目の前にあったビールを注いで。
ぼんやりと飲んでいたら兵頭が声をかけてきた。
今更年を聞かれる。
同じ年だろうが。
思わず声を出したら、そこに今日の主役がいた。
「平さん。そうみたい。じゃあ、仲良くね。」
そう言って兵頭が去って行った。
主役がここにいていいのか?
まあ、いいんだろう。
普通ダイエット成功は友達で祝うものだろう。
なんで関係ない者が呼ばれてるのか、考えるまでもない。
まあいい。
多少面識はあるが、余計に気を遣う気もするし、そうでない気もするし。
ただ、先に彼女に声をかけられた。
「七尾さん、お疲れ様です。」
「ああ、7キロ減、おめでとう。」
そう返すしか会話の糸口が見つからない。
「あの犬と走ればもっと痩せそうだけど。」
「・・・・私の飼い犬じゃないですので。」
恋人の飼い犬だとは知っているが、一緒にランニングぐらい喜ぶだろうに。
確か犬も若かったよな。
鈴より若かったぞ。二歳とか・・・・。
「あの・・・・・よく行くんですか?あそこに。」
鈴のことはぼんやりと伏せたまま聞かれる。
誰にも言ってないとさりげなく伝える。
年が離れている妹。
さすがに妹が出来ると聞いたときに、その意味に思い当たってから羞恥の思いがあった。19歳、高校生は過ぎたがやはり微妙な年ごろだったのだ。
「飲み会もあんまり参加しないですよね。」
「まあね。」
さり気なく話題が変わる。
そう思ったのに。
「だから、ちょっと意外でした。あの日の感じが、思った以上に普通で。会社でも人と話してる姿を見かけたことなかったですし。どちらかというと人嫌いかと思ってたり・・・・。」
そんな印象も当然だろう。
別に何と思われても、特に取り繕うものでもない。
ただ妹には普通に接する。
まさか俺は家族にまで不愛想って思われてるのか?
「それは・・・家族だし・・・・。」
むしろ年が離れてるせいで余裕で可愛がれる気がする。
これが弟でもそうだろう。
2、3歳くらいの年の差の妹弟より可愛いんじゃないだろうか?
俺だって人並みにそんな感情はあるんだが、ちょっと情けない笑いが出る。
「あの大きな犬と遊びたいって言ってたけど。良く行く散歩コース?」
「知りません。だから・・・・私の犬じゃないですから。」
鈴のために聞いてみたのだが。
何だかムキになって自分の犬じゃないと答えられる。
喧嘩でもしたのか?
ちょっと微妙な話題だったかもしれない、触れないでおこう。
空気を読んで反省したのに、席を立たれた。
ホッとした気がして、ビールを飲む。
「七尾先輩、初めまして。碓氷沙良と言います。すず先輩の一つ下で一年目です。今日は兵頭先輩が誘っていた人が急に都合が悪くなって、代わりに来ていただいてうれしいです。ありがとうございます。すず先輩へのご褒美の会なので奢りになる約束なんです。少しだけご負担よろしくお願いします。」
丁寧にお願いされた。
なるほど、しっかりしてる。
あの主役の先輩をコントロールしてるんだろうとうなずける。
「ああ。」
しかも兵頭の突然の誘いにそんな裏があったとは・・・というか何も裏はなかったというか。
当たり前だ、彼女も誰にも言ってないと言っていた。
あの日に偶然会ったことは誰も知らないんだろう。
もちろん自分もチラリとも言ってないし。
「すず先輩が七尾先輩の年齢に興味を持ってました。聞かれました?」
「ああ。」
まあ、そうだろうなあ。分かる気がする。
その理由までは言ってないらしい。
「先輩、その髪型は何か意味があるんですか?」
「意味?」
そんなものを持つべきなのか?
「なんだか顔を隠してるみたいで。何となくよく見るとイケメンさんのようですし、実は顔に引き寄せられたうっとうしい女どもに言い寄られたトラウマがあるとか?それなのに性格が分かるとすぐ振られたとか?」
かなり失礼なことを言われてる気がするが。
少し褒めてみた後、ガンと落とされてるよな。
だいたい、そんな話を勝手に作るんじゃない。
どんだけ想像力豊かなんだ。
「別にない。面倒なだけだ。」
「ええ~、せっかくなのでさっきのトラウマ説にしませんか?でも一度くらい短くしてみてください。色白そうだし、似合うかもしれませんよ。友達の美容師紹介しましょうか?」
こいつも顔が広そうだなあ。
家族で遊園地より、隣近所誘って集団で旗持って行きそうだなあ・・・・なんて思ったのに、今度はあんまり具体的な画は浮かばなかった。
「すず先輩遅いですね。ちょっと心配なので見に行ってきます。先輩、また兵頭先輩と参加してくださいね。」
最後に愛想良く言って部屋を出て行った。
そういえば彼女は遅いが。大丈夫か?
久しぶりに飲んだりして気分が悪くなってなければいいが。
まあ、あの後輩がいれば大丈夫だろう。
また静かになった空気の中、一人で飲み始めた。
まるで新しい友達を紹介してるようだ。
「トニーはね、二歳の男の子なのに、もう大人なの・・・・。」
大分気に入ったらしい。
今まで家にペットがいたことはない。
ハムスターくらいなら買ってあげてもいいが。
子どもでも世話ができるだろう。
まあ言い出だされたら考えよう。
夕飯まで食べて自分の部屋に戻った。
鈴はピアノ教室に行きたいと言ってるらしい。
ちょうどピアノならあるから、続けると言うならいいのではと話をしてるらしいが。
あと数年で友達の方を選ぶようになるだろう。
少しは寂しいと思うだろうか?
何で自分に20歳も年の離れた妹が出来たのか。
親も自分もびっくりだ。
自分の親はよく考えたら随分早く結婚したのだ。
昔からクラスの中でも母親が若かった。
今、鈴の教室では全く逆かもしれない。
鈴と一緒にいると自分が父親に思われることもしばしば。
まあ、親と同じパターンで早くに結婚していたらそうなるところだが。
自分には全く想像もつかない。
子どものパワーはそれなりに疲れる。
今はそれほど目を離しても危ない事はしないが、もっと小さい時は、本当に目が離せなかった。
あの頃ですら体力がついて行かなかったのに、今後自分が父親になれる自信なんてないぞ。
遊園地では笑い、学校ではしゃんとして、行事では活躍して、家では妻にも気を遣い、たまには母親業を代わりにこなし、週末には振り回される。
目が回る、考えただけで目が回る。
鈴が大きくなれば自分の代わりに遊んでくれるのだろうか?
そんな先のことを考えても全く想像もできず。
金曜日、大きなトラブルもなく淡々と仕事をこなした週だった。
そんな週もあるだろう。
「よう、七尾、今夜付き合ってもらえるか?」
社内では数少ない友達ともいえる兵頭が、終わり際にやってきた。
「ああ、なにか?」
「飲みに行こうぜ。」
「お前、終わるのか?」
「ああ、多分大丈夫だ。終わったら迎えに来るから。」
「了解。」
俺とは違い顔の広い兵頭だが。
何か相談でもあるのか?
単純にそう思って了解した。
まさか、大勢の中に入れられるなんて思いもしなかった。
苦手だと知ってるだろうに、今まで誘ったことなんてなかったくせに。
喜んで端の席に座り乾杯に合わせてグラスを持った。
明るく音頭をとった声にも聞き覚えがあり、その前で真っ赤になって睨んでる顔にも覚えがあり過ぎるほどある。
太ったと言われた彼女だ。失礼、今はすごく痩せた彼女だ。
珍しく名前も知ってる。
『すず』と呼ばれ慣れてて、だからあの時も自分の呼んだ声に返事したんだろう。
ともあれ、あれからそう時間も経ってない気がするが、7キロもダイエットに成功したらしい。
やればできるだろう、知識があるのだから。あとはやる気だけ。
遠目で見ても痩せた気はする・・・・か?
何とも言えない。
あの犬の飼い主も優しそうだったから、一緒に付き合って走ったりしてたらそれなりに痩せたりするかも。
なんとなくそう思った。
勿論、犬はあのままだろうが。
しかし、なんでダイエット成功を祝ってもらえるんだ?
後輩がお祭り好きか、本人がよっぽど好かれているか・・・・。
まあ、両方か。
引き続き後輩に話しかけられてる。
あんまり聞こえないが揶揄われてるのだろう。
仲の良い課だったと思う。
いろんな課に行くと雰囲気が分かる。
女性が多いのもあって仲が良さそうだった。
今も笑顔が楽しそうだ。
半分怒りながらも嬉しそうだし。
きっと子供と遊園地に行っても自然に楽しめるんだろう。
なんてぼんやり想像した画にびっくりした。
何で自分と鈴と同じフレームに入れたんだ?
おかしい、酔ったのか?
しばらくそっちを見ずに大人しく一人でグラスを傾ける。
手酌で目の前にあったビールを注いで。
ぼんやりと飲んでいたら兵頭が声をかけてきた。
今更年を聞かれる。
同じ年だろうが。
思わず声を出したら、そこに今日の主役がいた。
「平さん。そうみたい。じゃあ、仲良くね。」
そう言って兵頭が去って行った。
主役がここにいていいのか?
まあ、いいんだろう。
普通ダイエット成功は友達で祝うものだろう。
なんで関係ない者が呼ばれてるのか、考えるまでもない。
まあいい。
多少面識はあるが、余計に気を遣う気もするし、そうでない気もするし。
ただ、先に彼女に声をかけられた。
「七尾さん、お疲れ様です。」
「ああ、7キロ減、おめでとう。」
そう返すしか会話の糸口が見つからない。
「あの犬と走ればもっと痩せそうだけど。」
「・・・・私の飼い犬じゃないですので。」
恋人の飼い犬だとは知っているが、一緒にランニングぐらい喜ぶだろうに。
確か犬も若かったよな。
鈴より若かったぞ。二歳とか・・・・。
「あの・・・・・よく行くんですか?あそこに。」
鈴のことはぼんやりと伏せたまま聞かれる。
誰にも言ってないとさりげなく伝える。
年が離れている妹。
さすがに妹が出来ると聞いたときに、その意味に思い当たってから羞恥の思いがあった。19歳、高校生は過ぎたがやはり微妙な年ごろだったのだ。
「飲み会もあんまり参加しないですよね。」
「まあね。」
さり気なく話題が変わる。
そう思ったのに。
「だから、ちょっと意外でした。あの日の感じが、思った以上に普通で。会社でも人と話してる姿を見かけたことなかったですし。どちらかというと人嫌いかと思ってたり・・・・。」
そんな印象も当然だろう。
別に何と思われても、特に取り繕うものでもない。
ただ妹には普通に接する。
まさか俺は家族にまで不愛想って思われてるのか?
「それは・・・家族だし・・・・。」
むしろ年が離れてるせいで余裕で可愛がれる気がする。
これが弟でもそうだろう。
2、3歳くらいの年の差の妹弟より可愛いんじゃないだろうか?
俺だって人並みにそんな感情はあるんだが、ちょっと情けない笑いが出る。
「あの大きな犬と遊びたいって言ってたけど。良く行く散歩コース?」
「知りません。だから・・・・私の犬じゃないですから。」
鈴のために聞いてみたのだが。
何だかムキになって自分の犬じゃないと答えられる。
喧嘩でもしたのか?
ちょっと微妙な話題だったかもしれない、触れないでおこう。
空気を読んで反省したのに、席を立たれた。
ホッとした気がして、ビールを飲む。
「七尾先輩、初めまして。碓氷沙良と言います。すず先輩の一つ下で一年目です。今日は兵頭先輩が誘っていた人が急に都合が悪くなって、代わりに来ていただいてうれしいです。ありがとうございます。すず先輩へのご褒美の会なので奢りになる約束なんです。少しだけご負担よろしくお願いします。」
丁寧にお願いされた。
なるほど、しっかりしてる。
あの主役の先輩をコントロールしてるんだろうとうなずける。
「ああ。」
しかも兵頭の突然の誘いにそんな裏があったとは・・・というか何も裏はなかったというか。
当たり前だ、彼女も誰にも言ってないと言っていた。
あの日に偶然会ったことは誰も知らないんだろう。
もちろん自分もチラリとも言ってないし。
「すず先輩が七尾先輩の年齢に興味を持ってました。聞かれました?」
「ああ。」
まあ、そうだろうなあ。分かる気がする。
その理由までは言ってないらしい。
「先輩、その髪型は何か意味があるんですか?」
「意味?」
そんなものを持つべきなのか?
「なんだか顔を隠してるみたいで。何となくよく見るとイケメンさんのようですし、実は顔に引き寄せられたうっとうしい女どもに言い寄られたトラウマがあるとか?それなのに性格が分かるとすぐ振られたとか?」
かなり失礼なことを言われてる気がするが。
少し褒めてみた後、ガンと落とされてるよな。
だいたい、そんな話を勝手に作るんじゃない。
どんだけ想像力豊かなんだ。
「別にない。面倒なだけだ。」
「ええ~、せっかくなのでさっきのトラウマ説にしませんか?でも一度くらい短くしてみてください。色白そうだし、似合うかもしれませんよ。友達の美容師紹介しましょうか?」
こいつも顔が広そうだなあ。
家族で遊園地より、隣近所誘って集団で旗持って行きそうだなあ・・・・なんて思ったのに、今度はあんまり具体的な画は浮かばなかった。
「すず先輩遅いですね。ちょっと心配なので見に行ってきます。先輩、また兵頭先輩と参加してくださいね。」
最後に愛想良く言って部屋を出て行った。
そういえば彼女は遅いが。大丈夫か?
久しぶりに飲んだりして気分が悪くなってなければいいが。
まあ、あの後輩がいれば大丈夫だろう。
また静かになった空気の中、一人で飲み始めた。
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