やられたらやり返す…主義でしたが、笑顔でお礼を言えそうです。

醍醐 千歳 23歳 

小さい可愛い弟を守りながら成長して、無敵と言えるほど逞しくなった私。
弟の紬は小さいころから小さくて、小さいころから大きかった私は喜んで強くなった。
いよいよ社会人になる頃、紬は大学生になり守る必要もなくなった。

それでもいい子だから週末には一緒にご飯に行ったり、買い物に行ったり付き合ってくれる。
そんな関係に満足、そんな自分の週末にも満足、何か文句がありますか?

会社では仕事はきちんとしています。
余分な笑顔はいらないでしょう?必要な笑顔は出来てますから。
いつもパンツスーツですが問題はないですよね?

仕事にも慣れて落ち着いて迎えた、ある日の会社の創立記念日。
前日に・・・・スカートを着てくるように・・・・・・と遠回しで言われた。

そんな謂れのある当日、事件はおきた。

昔ならやられたらやり返してたのに。
何でそれが出来ないのか。

大人になるって我慢をすることらしい。

でも、それ以外にも何かが起こったらしいその日。
ちょっとクールな千歳に起きたビックリな出来事にまつわるお話です。




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