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再会
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太陽が昇りはじめる早朝、そこからが私の1日のはじまりだ。
んーっ、とベッドの上で半身を起こし、両手を高く上げて背筋を伸ばす。そのままベッドを降りて、カーテンを開けた。
今日は私の大好きな快晴だ。窓を開けると、まだ朝の少し冷ぬたい風が、頬を撫でる。可愛らしい小鳥の声が、耳に優しく響いた。
「よし、水やりしないと」
外にでると、柔らかな風とともに甘い花の香りが鼻腔をくすぐった。辺りに咲く大輪の花が少し重そうに風に揺れている。赤に桃色、淡い黄色に濃い黄色…様々な色の花が、グラデーションのように美しい姿を連ねながら咲き乱れ、朝日を浴びている。
ここはかなり田舎で、あたりは緑一面といっても過言ではない。初めて来た時はもう草が伸び切っていて、大げさだが家が埋もれて見えた程だった。
虫もそれはそれは多くて、向こうの屋敷にいた時には見たことのないものもいて、とても新鮮だった。…彼は発狂するかもしれないけれど。
家周りの草を刈って花の種を撒き、丁寧に水をやり育てていけば、綺麗な花畑の完成である。前の庭のように綺麗に管理されていないので、全く統一感もデザイン性もないが、元気に咲いているので満足だ。
残念なのは、温度管理がここではできないから、この美しい光景が見られるのは春から初夏の間だけだということくらいだろうか。
ここらはきちんと水回りが整備されているので、水やりには困らない。外にある蛇口をひねると、勢いよくホースから水が吹き出た。そのまま花に水をやる。
地面はしっとりと湿り、花弁の上には水滴が溜まって陽光を反射させキラキラと輝いた。
ここにきたのは今から10年も前のことだ。突然父から屋敷を出ていかなくちゃ行けないと言われたのだ。これには心底驚いた。
セレンと最後の別れをした後、最後まで屋敷に残ってくれていたメイドのカーラと、庭師の二人にも別れを告げて急いで屋敷を出た。持っていた土地の大半を手放し、家財の売却もした。特に助かったのは、屋敷の売却による収入だ。
屋敷の近くには大きな舞踏館や、式典によく用いられる立派な会場もあり、周辺に要人がよく集まるという利点があった。その為か、ハリンス家が破格で買い取ってくれたのだ。庭が気に入ったとも言っていたが、決め手はそこだったのだろう。
残ったお金は僅かだったが、そこまで生活に困るという程ではなかった。毎日働きづめの生活にはなったが。
最初は行き先もさえしっかり定まっていなかった。取り敢えず私達家族は、唯一手元に残した辺り一体のこの土地で農業をして生きていくこととなった。
荒れ果てた田畑を耕すのは並の苦労ではない。最初の二年はあまりうまく作物が育たなかったが、それ以降はなかなか良いものが育つようになっていた。家族三人手探りでここまでやってきたが、なんとかなって本当によかったと心底安堵したのを覚えている。
しかし優しかった母は5年程前に流行り病で亡くなってしまった。
もともと体の弱い人だったので、急な重労働が体に響いてしまったのかもしれない。なるべく無理はさせないようにしていたのだが、それでも厳しかったようだった。その時の父の憔悴具合を思い出すと、今でも胸がギュッと強く痛む。
花への水まきを一通り終えると再び家の中に入る。父が起きたのか、丁度部屋の扉から出てくるところだった。
「おはよう、畑を見てくるよ」
「おはようございますお父様、いってらっしゃい」
「相変わらずお父様、なんだなあ。もうそんなにかしこまらなくていいのに」
「尊敬の意味もこめてだからこれでいいんです。それに、なんかしっくりこなくて」
「まあ今更変わっても戸惑うだけだな。朝食の時間までには戻って来るから」
「ええ、美味しいのを用意して置きます」
外に出る父の後ろ姿を目に収めた後、キッチンへ向かった。我が家の春の定番は、焼き立てのバケットに苺ジャムをたっぷりと塗って食べることだ。そして干し肉とスープをつけることも忘れずに。
そのためにはまずバケットを焼かなければ、そう思ってパンパンに粉が詰まった袋に手を伸ばした、その時。
「おい、手紙が来たぞ!」
父が慌てたように家の中に入って来た。たしかに手紙が来ることは珍しいが、そんなに慌てることはないのに。どうしたのかしら?と首をかしげていると、父がこちらに駆け寄り、手に持った手紙をこちらに差出した。
「お前宛だよ」
綺麗な金の花模様の刺繍の入った手紙は、いかにも高級なものといった感じだ。一体誰からだ?と差出人の名前を見て目を見張った。
セレン・ノワール、達筆でそう書かれた文字を指でなぞる。
「嘘…」
どうしてここにいると分かったのだろう。いや、そもそもこの手紙は本当に本人からのものなのだろうか。信じられない気持ちで一杯の私を前に、父が「開けてみなさい」と促した。
若干の指先の震えを感じながら、恐る恐る封を開ける。中に入っていた上質で柔らかい紙を開くと、そこに書かれている言葉を慎重に読んだ。
10年ぶりかな、アルト。結局行き先さえ教えて貰えなかったから、探すのには結構苦労したんだ。色々話したいことがあるけど、せっかくならこんな紙の上ではなくて、会って話しがしたい。
どうしても頼みたいことがあるんだ。君には迷惑かもしれないけど、僕はどうしても君がいい。君のいる町の中心地に、有名な織物の店があるだろう?そこによかったら来て欲しい。毎日正午から1時間、待ってるから。
僕の屋敷は昔から変わっていないから、手紙を送ってくれたっていいよ?婚約は丁度破談になったし、女性から手紙が来たって顔を曇らせる人は僕にはいないから。
…取り敢えず会おう、渡したいものもあるから。じゃあ、楽しみにしているね。
昔よりも字体が少し固くなったような気がする。この手紙を書いている彼の指、手はきっと昔みたいに細く柔くないのだろう。大人の男の人になった彼の姿を思わず想像してしまった。
…きっと美人になっているんだろうな。
昔はいかにも可憐な美少年っていう感じだった。少し影のある印象が、ますます人の目を引き付け虜にさせる。華奢で背はあまり高くなくて、見た目はかなり中性的だった。
もしかしたら私なんて女にみえないくらい美人になっているかもしれない。子どもの頃、顔だけでいったら彼の方がお姫様だった。数年前にこの悲しい現実に気づいた時、ショックでめまいがした。
今の私は昔と違って綺麗な服を着ていないし、化粧だって最低限だ。幼い頃は、メイドの一人が毎日化粧をしてくれていたので、肌も真っ白で透明感抜群の美少女?…かはさておき、顔は普通だったが化粧補正がかなりかかっていた。今の私なんかより断然華やかだった。
内面だって変わった。これは皆仕方がないことだ。様々な経験をして、良くも悪くも内面は変わっていく。今の私は、昔の自分に比べてどう変化しただろうか。
少なくとも、昔より自信はなくしてしまったな。昔は何だってできる気がしていたし、自分を世界一可愛いと思っていた。でも今は決してそうでないと分かったし、可愛いが一番大事ではないということもしった。
可愛いだけで飯は食えぬ。
「お父様、今日の昼、私街に行きますわ。…彼、私に頼みたいことがあるらしいの。ついでに買い物も致しますから、何か欲しいものは?」
「いや、ないよ…あれからもう10年か、長かったな」
「時の流れは速いものですね」
「ノワール家のこと、こちらでもたまに噂を聞くよ。御子息達は立派に成長して、今や全令嬢の憧れなんだそうだ。家もとても安定していて、これからも地位が揺らぐことはないだろうと」
「随分と遠い存在になりましたのに、こうして再会するなんて不思議な気分だわ。…そういえば婚約破棄ってどういうことかしら?」
思わず呟くと父が怪訝そうな顔をして聞き返してきた。
「婚約破棄?」
「そう手紙に。まあ関係ないことですけど」
婚約破棄だって!?狙い目じゃん!…などと考えられる程世間知らずではない。まず身分違いもいいところだ。爵位を返上していない以上立場は貴族のままだが、今やほぼ農民と変わらない自分と、今をときめく上級貴族の彼。全くといっていい程釣り合わない。
しかし、一体何をしたのやら。いや、婚約破棄が彼のせいとは限らないのでは?まあいいか。
今やご令嬢達は大騒ぎだろう。爪を磨き服を整え、口には鮮やかな紅をひく。そして微笑みながら彼に近づける時を待っているのだ。虎のような貪欲さ、鷹のような強かさを隠しながら。
取り敢えず、行ってみよう。懐かしの彼、恐らく私の初恋だったであろう彼に。最近町で一目惚れした、買ったばかりの黄色のワンピース、あれを着ていこうか。久しぶりに化粧もなんとか頑張ろうか…。張り切っているな、私。
心のどこかで何かを期待する自分の浅ましさに苦い思いをしつつ、朝ご飯のバケットの準備にとりかかった。
んーっ、とベッドの上で半身を起こし、両手を高く上げて背筋を伸ばす。そのままベッドを降りて、カーテンを開けた。
今日は私の大好きな快晴だ。窓を開けると、まだ朝の少し冷ぬたい風が、頬を撫でる。可愛らしい小鳥の声が、耳に優しく響いた。
「よし、水やりしないと」
外にでると、柔らかな風とともに甘い花の香りが鼻腔をくすぐった。辺りに咲く大輪の花が少し重そうに風に揺れている。赤に桃色、淡い黄色に濃い黄色…様々な色の花が、グラデーションのように美しい姿を連ねながら咲き乱れ、朝日を浴びている。
ここはかなり田舎で、あたりは緑一面といっても過言ではない。初めて来た時はもう草が伸び切っていて、大げさだが家が埋もれて見えた程だった。
虫もそれはそれは多くて、向こうの屋敷にいた時には見たことのないものもいて、とても新鮮だった。…彼は発狂するかもしれないけれど。
家周りの草を刈って花の種を撒き、丁寧に水をやり育てていけば、綺麗な花畑の完成である。前の庭のように綺麗に管理されていないので、全く統一感もデザイン性もないが、元気に咲いているので満足だ。
残念なのは、温度管理がここではできないから、この美しい光景が見られるのは春から初夏の間だけだということくらいだろうか。
ここらはきちんと水回りが整備されているので、水やりには困らない。外にある蛇口をひねると、勢いよくホースから水が吹き出た。そのまま花に水をやる。
地面はしっとりと湿り、花弁の上には水滴が溜まって陽光を反射させキラキラと輝いた。
ここにきたのは今から10年も前のことだ。突然父から屋敷を出ていかなくちゃ行けないと言われたのだ。これには心底驚いた。
セレンと最後の別れをした後、最後まで屋敷に残ってくれていたメイドのカーラと、庭師の二人にも別れを告げて急いで屋敷を出た。持っていた土地の大半を手放し、家財の売却もした。特に助かったのは、屋敷の売却による収入だ。
屋敷の近くには大きな舞踏館や、式典によく用いられる立派な会場もあり、周辺に要人がよく集まるという利点があった。その為か、ハリンス家が破格で買い取ってくれたのだ。庭が気に入ったとも言っていたが、決め手はそこだったのだろう。
残ったお金は僅かだったが、そこまで生活に困るという程ではなかった。毎日働きづめの生活にはなったが。
最初は行き先もさえしっかり定まっていなかった。取り敢えず私達家族は、唯一手元に残した辺り一体のこの土地で農業をして生きていくこととなった。
荒れ果てた田畑を耕すのは並の苦労ではない。最初の二年はあまりうまく作物が育たなかったが、それ以降はなかなか良いものが育つようになっていた。家族三人手探りでここまでやってきたが、なんとかなって本当によかったと心底安堵したのを覚えている。
しかし優しかった母は5年程前に流行り病で亡くなってしまった。
もともと体の弱い人だったので、急な重労働が体に響いてしまったのかもしれない。なるべく無理はさせないようにしていたのだが、それでも厳しかったようだった。その時の父の憔悴具合を思い出すと、今でも胸がギュッと強く痛む。
花への水まきを一通り終えると再び家の中に入る。父が起きたのか、丁度部屋の扉から出てくるところだった。
「おはよう、畑を見てくるよ」
「おはようございますお父様、いってらっしゃい」
「相変わらずお父様、なんだなあ。もうそんなにかしこまらなくていいのに」
「尊敬の意味もこめてだからこれでいいんです。それに、なんかしっくりこなくて」
「まあ今更変わっても戸惑うだけだな。朝食の時間までには戻って来るから」
「ええ、美味しいのを用意して置きます」
外に出る父の後ろ姿を目に収めた後、キッチンへ向かった。我が家の春の定番は、焼き立てのバケットに苺ジャムをたっぷりと塗って食べることだ。そして干し肉とスープをつけることも忘れずに。
そのためにはまずバケットを焼かなければ、そう思ってパンパンに粉が詰まった袋に手を伸ばした、その時。
「おい、手紙が来たぞ!」
父が慌てたように家の中に入って来た。たしかに手紙が来ることは珍しいが、そんなに慌てることはないのに。どうしたのかしら?と首をかしげていると、父がこちらに駆け寄り、手に持った手紙をこちらに差出した。
「お前宛だよ」
綺麗な金の花模様の刺繍の入った手紙は、いかにも高級なものといった感じだ。一体誰からだ?と差出人の名前を見て目を見張った。
セレン・ノワール、達筆でそう書かれた文字を指でなぞる。
「嘘…」
どうしてここにいると分かったのだろう。いや、そもそもこの手紙は本当に本人からのものなのだろうか。信じられない気持ちで一杯の私を前に、父が「開けてみなさい」と促した。
若干の指先の震えを感じながら、恐る恐る封を開ける。中に入っていた上質で柔らかい紙を開くと、そこに書かれている言葉を慎重に読んだ。
10年ぶりかな、アルト。結局行き先さえ教えて貰えなかったから、探すのには結構苦労したんだ。色々話したいことがあるけど、せっかくならこんな紙の上ではなくて、会って話しがしたい。
どうしても頼みたいことがあるんだ。君には迷惑かもしれないけど、僕はどうしても君がいい。君のいる町の中心地に、有名な織物の店があるだろう?そこによかったら来て欲しい。毎日正午から1時間、待ってるから。
僕の屋敷は昔から変わっていないから、手紙を送ってくれたっていいよ?婚約は丁度破談になったし、女性から手紙が来たって顔を曇らせる人は僕にはいないから。
…取り敢えず会おう、渡したいものもあるから。じゃあ、楽しみにしているね。
昔よりも字体が少し固くなったような気がする。この手紙を書いている彼の指、手はきっと昔みたいに細く柔くないのだろう。大人の男の人になった彼の姿を思わず想像してしまった。
…きっと美人になっているんだろうな。
昔はいかにも可憐な美少年っていう感じだった。少し影のある印象が、ますます人の目を引き付け虜にさせる。華奢で背はあまり高くなくて、見た目はかなり中性的だった。
もしかしたら私なんて女にみえないくらい美人になっているかもしれない。子どもの頃、顔だけでいったら彼の方がお姫様だった。数年前にこの悲しい現実に気づいた時、ショックでめまいがした。
今の私は昔と違って綺麗な服を着ていないし、化粧だって最低限だ。幼い頃は、メイドの一人が毎日化粧をしてくれていたので、肌も真っ白で透明感抜群の美少女?…かはさておき、顔は普通だったが化粧補正がかなりかかっていた。今の私なんかより断然華やかだった。
内面だって変わった。これは皆仕方がないことだ。様々な経験をして、良くも悪くも内面は変わっていく。今の私は、昔の自分に比べてどう変化しただろうか。
少なくとも、昔より自信はなくしてしまったな。昔は何だってできる気がしていたし、自分を世界一可愛いと思っていた。でも今は決してそうでないと分かったし、可愛いが一番大事ではないということもしった。
可愛いだけで飯は食えぬ。
「お父様、今日の昼、私街に行きますわ。…彼、私に頼みたいことがあるらしいの。ついでに買い物も致しますから、何か欲しいものは?」
「いや、ないよ…あれからもう10年か、長かったな」
「時の流れは速いものですね」
「ノワール家のこと、こちらでもたまに噂を聞くよ。御子息達は立派に成長して、今や全令嬢の憧れなんだそうだ。家もとても安定していて、これからも地位が揺らぐことはないだろうと」
「随分と遠い存在になりましたのに、こうして再会するなんて不思議な気分だわ。…そういえば婚約破棄ってどういうことかしら?」
思わず呟くと父が怪訝そうな顔をして聞き返してきた。
「婚約破棄?」
「そう手紙に。まあ関係ないことですけど」
婚約破棄だって!?狙い目じゃん!…などと考えられる程世間知らずではない。まず身分違いもいいところだ。爵位を返上していない以上立場は貴族のままだが、今やほぼ農民と変わらない自分と、今をときめく上級貴族の彼。全くといっていい程釣り合わない。
しかし、一体何をしたのやら。いや、婚約破棄が彼のせいとは限らないのでは?まあいいか。
今やご令嬢達は大騒ぎだろう。爪を磨き服を整え、口には鮮やかな紅をひく。そして微笑みながら彼に近づける時を待っているのだ。虎のような貪欲さ、鷹のような強かさを隠しながら。
取り敢えず、行ってみよう。懐かしの彼、恐らく私の初恋だったであろう彼に。最近町で一目惚れした、買ったばかりの黄色のワンピース、あれを着ていこうか。久しぶりに化粧もなんとか頑張ろうか…。張り切っているな、私。
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