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第6章238話:勝負の行方
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「はぁ……はあ……はぁ……はぁ……」
立ちながら、肩で息をするチサトン。
仰向けに、ステージのうえに倒れるルミ。
立っているのはチサトンで、倒れているのがルミ――――ということは。
観客が爆発の歓声を上げる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「おおおおおおおおおおおおお!!」
「やったあああああああああああ!!」
「チサトンーーーーーーー!!!」
「やっぱりチサトンだ!!」
「チサトンの優勝だ!!」
「あああああああああああああああああああ!!」
「うわあああああああああああああああああああああ!!!」
会場に大歓声が炸裂する。
会場全体が震えるばかりの歓声だった。
だが。
その歓声が、ふいに止まる。
「ぐっ……」
チサトンが、膝をついたからだ。
苦しそうに、全身をガタガタと震わせている。
「チ、チサトン……?」
観客たちが、戸惑う。
チサトンは、なんとか立ち上がった。
だが、彼女は思う。
(夢想剣は解けた。もう、一歩も動けん……指一本も動かせん)
かろうじて、刀は持っていた。
だが握るための握力は残っていない。
持っているだけだ。
もう刀は振れない。
チサトンは、ルミを見やる。
(ルミが起き上がってきたら、ウチの負けやな……)
真の決着は、それ次第だ。
立ちながら、肩で息をするチサトン。
仰向けに、ステージのうえに倒れるルミ。
立っているのはチサトンで、倒れているのがルミ――――ということは。
観客が爆発の歓声を上げる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「おおおおおおおおおおおおお!!」
「やったあああああああああああ!!」
「チサトンーーーーーーー!!!」
「やっぱりチサトンだ!!」
「チサトンの優勝だ!!」
「あああああああああああああああああああ!!」
「うわあああああああああああああああああああああ!!!」
会場に大歓声が炸裂する。
会場全体が震えるばかりの歓声だった。
だが。
その歓声が、ふいに止まる。
「ぐっ……」
チサトンが、膝をついたからだ。
苦しそうに、全身をガタガタと震わせている。
「チ、チサトン……?」
観客たちが、戸惑う。
チサトンは、なんとか立ち上がった。
だが、彼女は思う。
(夢想剣は解けた。もう、一歩も動けん……指一本も動かせん)
かろうじて、刀は持っていた。
だが握るための握力は残っていない。
持っているだけだ。
もう刀は振れない。
チサトンは、ルミを見やる。
(ルミが起き上がってきたら、ウチの負けやな……)
真の決着は、それ次第だ。
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