238 / 250
第6章237話:己の剣で
しおりを挟む
「次で決めるわ。ウチの最高の斬撃、受けてみぃ!」
チサトンが、ここぞというときに選ぶ技。
それはもちろん―――【絶花】。
彼女は、その場に仁王立ちをする。
刀を天へと掲げる。
夢想剣状態の、あらぶる蜃気楼のようなオーラをまとわせて。
「……」
チサトンの【絶花】に対抗するために、ルミは、何を選ぶ?
さきほどのルミは、ルミ版の【絶花】で形勢を巻き返そうとした。
だけど。
今回ルミは【絶花】を選択しない。
他人の剣を使うのは、もう辞めだ。
それは、自分ではない。
自分らしくない。
ルミが、ここぞというときに使うのは―――そう。
「……!」
フィギュアスケーターのようにステージを駆けはじめる。
くるくると回転し、滑るように移動し。
遠心力を溜める。
【剣舞】――――
そして。
背筋に、力を込めた。
自分史上、最高の斬撃を放つために、ここで全てを出し尽くす。
ルミは背筋に、残るすべてのエネルギーを集中させる。
「いくで―――夢想剣・絶花!!」
チサトンが【絶花】を炸裂させる。
ルミが、剣舞&背筋を込めた斬撃で、放つ。
だがルミは気づいていた。
普通に打ち合ったら負けると。
だから、あと一歩のアイディアが必要なのだ。
夢想剣・絶花を越えるための、アイディアが。
「――――」
チサトンの剣と。
ルミの剣が、近づく。
そこで、ルミは、ひらめいた。
(スキル―――超攻撃!)
竜人王の討伐で得たソロ特典―――【超攻撃】。
次の攻撃だけ、攻撃力が1.5倍になる強力なバフスキル。
このスキルを使うとしたら、ここしかないだろう。
ルミは、スキル【超攻撃】を発動した。
剣が黄金の光をまとう。
そして。
「ヅァアアアアアアアアアアッ!!」
「ハァアアアアアアアアアアッ!!」
チサトンの剣と、ルミの剣が、交差した。
爆発するような衝撃が炸裂する。
衝撃の圧力が波動のように広がり、ステージの床をひび割れさせていく。
斬撃と斬撃の衝突音は、大気が割れるような轟音だ。
果たして。
勝ったのは――――
チサトンが、ここぞというときに選ぶ技。
それはもちろん―――【絶花】。
彼女は、その場に仁王立ちをする。
刀を天へと掲げる。
夢想剣状態の、あらぶる蜃気楼のようなオーラをまとわせて。
「……」
チサトンの【絶花】に対抗するために、ルミは、何を選ぶ?
さきほどのルミは、ルミ版の【絶花】で形勢を巻き返そうとした。
だけど。
今回ルミは【絶花】を選択しない。
他人の剣を使うのは、もう辞めだ。
それは、自分ではない。
自分らしくない。
ルミが、ここぞというときに使うのは―――そう。
「……!」
フィギュアスケーターのようにステージを駆けはじめる。
くるくると回転し、滑るように移動し。
遠心力を溜める。
【剣舞】――――
そして。
背筋に、力を込めた。
自分史上、最高の斬撃を放つために、ここで全てを出し尽くす。
ルミは背筋に、残るすべてのエネルギーを集中させる。
「いくで―――夢想剣・絶花!!」
チサトンが【絶花】を炸裂させる。
ルミが、剣舞&背筋を込めた斬撃で、放つ。
だがルミは気づいていた。
普通に打ち合ったら負けると。
だから、あと一歩のアイディアが必要なのだ。
夢想剣・絶花を越えるための、アイディアが。
「――――」
チサトンの剣と。
ルミの剣が、近づく。
そこで、ルミは、ひらめいた。
(スキル―――超攻撃!)
竜人王の討伐で得たソロ特典―――【超攻撃】。
次の攻撃だけ、攻撃力が1.5倍になる強力なバフスキル。
このスキルを使うとしたら、ここしかないだろう。
ルミは、スキル【超攻撃】を発動した。
剣が黄金の光をまとう。
そして。
「ヅァアアアアアアアアアアッ!!」
「ハァアアアアアアアアアアッ!!」
チサトンの剣と、ルミの剣が、交差した。
爆発するような衝撃が炸裂する。
衝撃の圧力が波動のように広がり、ステージの床をひび割れさせていく。
斬撃と斬撃の衝突音は、大気が割れるような轟音だ。
果たして。
勝ったのは――――
25
お気に入りに追加
510
あなたにおすすめの小説
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
配信の片隅で無双していた謎の大剣豪、最終奥義レベルを連発する美少女だと話題に
菊池 快晴
ファンタジー
配信の片隅で無双していた謎の大剣豪が美少女で、うっかり最凶剣術を披露しすぎたところ、どうやらヤバすぎると話題に
謎の大剣豪こと宮本椿姫は、叔父の死をきっかけに岡山の集落から都内に引っ越しをしてきた。
宮本流を世間に広める為、己の研鑽の為にダンジョンで籠っていると、いつのまにか掲示板で話題となる。
「配信の片隅で無双している大剣豪がいるんだが」
宮本椿姫は相棒と共に配信を始め、徐々に知名度があがり、その剣技を世に知らしめていく。
これは、謎の大剣豪こと宮本椿姫が、ダンジョンを通じて世界に衝撃を与えていく――ちょっと百合の雰囲気もあるお話です。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
かつてダンジョン配信者として成功することを夢見たダンジョン配信者マネージャー、S級ダンジョンで休暇中に人気配信者に凸られた結果バズる
竜頭蛇
ファンタジー
伊藤淳は都内の某所にあるダンジョン配信者事務所のマネージャーをしており、かつて人気配信者を目指していた時の憧憬を抱えつつも、忙しない日々を送っていた。
ある時、ワーカーホリックになりかねていた淳を心配した社長から休暇を取らせられることになり、特に休日に何もすることがなく、暇になった淳は半年先にあるS級ダンジョン『破滅の扉』の配信プロジェクトの下見をすることで時間を潰すことにする.
モンスターの攻撃を利用していたウォータースライダーを息抜きで満喫していると、日本発のS級ダンジョン配信という箔に目が眩んだ事務所のNO.1配信者最上ヒカリとそのマネージャーの大口大火と鉢合わせする.
その配信で姿を晒すことになった淳は、さまざまな実力者から一目を置かれる様になり、世界に名を轟かす配信者となる.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる