配信者ルミ、バズる~超難関ダンジョンだと知らず、初級ダンジョンだと思ってクリアしてしまいました~

てるゆーぬ(旧名:てるゆ)

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第3章119話:会話

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「見事な剣だった。どうやら我では、貴様の相手は役不足だったようだ」

「……そんなことは」

「謙遜するな」

謙遜……か。

確かにルミは、本当の意味で全力だったとは言いがたい。

全ての剣技を出し尽くしたわけでもないし、余力を残していた。

とはいえ、それでも白熱する戦いではあった。

殺そうと思っても、なかなか殺せない相手との死合だった。

それは事実だ。

「あの……一つ聞いてもいいですか?」

「なんだ?」

「あなたがた魔物やダンジョンは、どこから現れたのですか? なぜ現れるのでしょう?」

ずっと気になっていたことではある。

魔物とは何か?

ダンジョンとは何か?

それは歴史上、さまざまな学者たちを悩ませてきた問いであったが……ルミは別に、学者を代弁して聞いたわけではない。

純粋に知りたいことであった。

「我々は、異界からの訪問者だ」

「……異界」

「信じられぬかもしれんが、この世界とは、全く異なる世界が、どこかに存在しているのだ。我々はそこからやってきた」

つまり異世界ということか。

ファンタジーみたいな世界がどこかにあるのかな。

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