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第3章83話:ダンジョンを進む
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さて……先に進む。
途中、またインプが出てきた。
「今度はあたしがやるわ」
そう告げた来花が、剣を持って駆け出す。
滑るような移動……からの、踏み込み。
インプが迎撃せんと戦闘体勢に入るが、来花は素早く連続突きを繰り出してダメージを与えた。
一瞬ひるんだインプだが、負けじと反撃を繰り出す。
そこからは攻撃の応酬となるが、最初に与えたダメージによって、徐々にインプが押され始める。
そのとき大きな攻撃がインプに入った。
来花は一気呵成に攻める。
「ハアアッ!!」
トドメの一撃とばかりに、大振りの袈裟斬りを放ち……
それがインプを切り裂いて、絶命へと至らしめた。
(ふむ……)
ルミは感心する。
来花の剣には、積み上げてきた努力を感じる。
丁寧に、堅実に、一歩一歩上達してきた剣だ。
常に別の攻撃パターンに移れるよう間合いを確保し……
視野を広く持ち、思考の時間を手放さず……
攻めるときには攻め、厳しいときには無理せず守る。
攻撃型ではあるが防御型にも切り替えやすい、安定した型である。
(コツコツ強くなっていくところをリスナーに見せる、と言ってましたね)
まさに、その言葉を体現しているような戦い方であった。
ルミは内心で、来花に敬意を示す。
同じ剣士として、実直に剣術を鍛えてきた者には、好感を覚えるものだ。
それからしばらく、ルミと来花は交代で敵を倒し、ダンジョンを攻略していく。
途中、またインプが出てきた。
「今度はあたしがやるわ」
そう告げた来花が、剣を持って駆け出す。
滑るような移動……からの、踏み込み。
インプが迎撃せんと戦闘体勢に入るが、来花は素早く連続突きを繰り出してダメージを与えた。
一瞬ひるんだインプだが、負けじと反撃を繰り出す。
そこからは攻撃の応酬となるが、最初に与えたダメージによって、徐々にインプが押され始める。
そのとき大きな攻撃がインプに入った。
来花は一気呵成に攻める。
「ハアアッ!!」
トドメの一撃とばかりに、大振りの袈裟斬りを放ち……
それがインプを切り裂いて、絶命へと至らしめた。
(ふむ……)
ルミは感心する。
来花の剣には、積み上げてきた努力を感じる。
丁寧に、堅実に、一歩一歩上達してきた剣だ。
常に別の攻撃パターンに移れるよう間合いを確保し……
視野を広く持ち、思考の時間を手放さず……
攻めるときには攻め、厳しいときには無理せず守る。
攻撃型ではあるが防御型にも切り替えやすい、安定した型である。
(コツコツ強くなっていくところをリスナーに見せる、と言ってましたね)
まさに、その言葉を体現しているような戦い方であった。
ルミは内心で、来花に敬意を示す。
同じ剣士として、実直に剣術を鍛えてきた者には、好感を覚えるものだ。
それからしばらく、ルミと来花は交代で敵を倒し、ダンジョンを攻略していく。
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