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第3章68話:来花とリリミア
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――――そして、右側にいるのがリリミア。
こちらはわかりやすくお嬢様といった格好である。
派手な赤のドレス姿。
下半身はふわっと厚みのあるドレススカートであり、ゴージャスな印象を受ける。
右手には扇子を握っており、口元を隠していた。
髪は赤の縦ロール、そして目は黄色であった。
チャンネル登録数34万。
「お嬢様がド派手な大型魔法で敵をぶっ倒す」というコンセプトで活動しているダンジョン配信者だという。
こちらも鞘坂大学の最上位に君臨するグランチューバーだ。
「それにしても、こんなところで会うなんて奇遇ねリリミア? とても会いたくなかったわ」
「あらあら、わたくしも、どうしてこんな方と出くわしてしまったのかしらね来花さん? 今日はとても運が悪い日ですわ。オーッホッホッホッホ!」
な、なんだこの二人。
ニコニコしながら皮肉というか嫌味を言い合っている。
すると、コトリが小さな声で解説してくる。
「二人は犬猿の仲なんです。お互いにいがみ合っていることは、リスナーですら知ってる公認の事実なんですよ」
「そ、そうなんですか」
そんなグランチューバーもいるんだなぁ、と感心するルミ。
リリミアが言った。
「そういえば、わたくし先日チャンネル登録数が34万を突破したのですわ!」
すると来花の顔が曇った。
こちらはわかりやすくお嬢様といった格好である。
派手な赤のドレス姿。
下半身はふわっと厚みのあるドレススカートであり、ゴージャスな印象を受ける。
右手には扇子を握っており、口元を隠していた。
髪は赤の縦ロール、そして目は黄色であった。
チャンネル登録数34万。
「お嬢様がド派手な大型魔法で敵をぶっ倒す」というコンセプトで活動しているダンジョン配信者だという。
こちらも鞘坂大学の最上位に君臨するグランチューバーだ。
「それにしても、こんなところで会うなんて奇遇ねリリミア? とても会いたくなかったわ」
「あらあら、わたくしも、どうしてこんな方と出くわしてしまったのかしらね来花さん? 今日はとても運が悪い日ですわ。オーッホッホッホッホ!」
な、なんだこの二人。
ニコニコしながら皮肉というか嫌味を言い合っている。
すると、コトリが小さな声で解説してくる。
「二人は犬猿の仲なんです。お互いにいがみ合っていることは、リスナーですら知ってる公認の事実なんですよ」
「そ、そうなんですか」
そんなグランチューバーもいるんだなぁ、と感心するルミ。
リリミアが言った。
「そういえば、わたくし先日チャンネル登録数が34万を突破したのですわ!」
すると来花の顔が曇った。
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