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第2章45話:クッキー
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「あ……」
そのとき、その女子大生に風が吹いた。
風にあおられて、彼女が持っていたチラシが吹き散らされる。
「あぁ、待って! あっ!」
飛んでいったチラシを取ろうとして、うっかり抱えていた腕を開いてしまい、全てのチラシが地面にまき散らされた。
うわぁ……とつぶやきたくなる光景だ。
「あぁ、ううう、落としちゃったよ~~!!」
女子大生が慌てて拾おうとする。
ルミは、自分のチラシをサッとアイテムバッグへ片付けると、すぐに拾うのを手伝ってあげた。
女子大生がお礼を言ってくる。
「あ、すみませんっ。ありがとうございます!」
「いえいえ」
30秒ぐらいで、あらかた回収できた。
その女子大生は、チラシをアイテムバッグへさっさと収納した。
「あの、ありがとうございました! お礼に、これをどうぞ!」
女子大生はお菓子が入った透明の小袋を差し出してくる。
チョコクッキーのようだ。
「おやつにと思って買ったんですけど、よければもらってください!」
「あ、いえ……お礼なんて別に」
「そういうわけにはいきませんから!」
そう言って女子大生は、なかば押し付けるようにクッキーを手渡したあと、走り去っていった。
それを見送ったあと、ルミも歩き出した。
その女子大生とは、すぐに再会することになった。
そのとき、その女子大生に風が吹いた。
風にあおられて、彼女が持っていたチラシが吹き散らされる。
「あぁ、待って! あっ!」
飛んでいったチラシを取ろうとして、うっかり抱えていた腕を開いてしまい、全てのチラシが地面にまき散らされた。
うわぁ……とつぶやきたくなる光景だ。
「あぁ、ううう、落としちゃったよ~~!!」
女子大生が慌てて拾おうとする。
ルミは、自分のチラシをサッとアイテムバッグへ片付けると、すぐに拾うのを手伝ってあげた。
女子大生がお礼を言ってくる。
「あ、すみませんっ。ありがとうございます!」
「いえいえ」
30秒ぐらいで、あらかた回収できた。
その女子大生は、チラシをアイテムバッグへさっさと収納した。
「あの、ありがとうございました! お礼に、これをどうぞ!」
女子大生はお菓子が入った透明の小袋を差し出してくる。
チョコクッキーのようだ。
「おやつにと思って買ったんですけど、よければもらってください!」
「あ、いえ……お礼なんて別に」
「そういうわけにはいきませんから!」
そう言って女子大生は、なかば押し付けるようにクッキーを手渡したあと、走り去っていった。
それを見送ったあと、ルミも歩き出した。
その女子大生とは、すぐに再会することになった。
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