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第7章410話:聖堂3
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シエラ様がなんらかの魔法を行使する。
直後、シエラ様の身体が発光した。
その発光は、大神官やエドゥアルトにも見えたらしく、まぶしそうに目を細める。
やがて発光が終わった。
すると。
「な……あなたは……」
大神官が、シエラ様を驚愕の目で見つめている。
「……」
エドゥアルトも、シエラ様を見て、呆然としている。
どうやらシエラ様は、視認阻害の魔法を解き、誰の目にも見えるようにしたようだ。
私や聖女だけでなく、大神官とエドゥアルトの目にも、シエラ様の姿が映っている。
シエラ様が言った。
「あたしは精霊シエラ。錬金術を司っているわ」
「あ、あぁ……ッ」
と聖女さまが声をあげて、すぐさま、両膝をついて、こうべを垂れた。
大神官もそれにならう。
エドゥアルトも片膝をついて、拝礼の意を示した。
……そうか。
精霊は、こういうふうに敬うのが普通だったね。
私はもう、友達みたいな感覚でシエラ様と接していたけど、聖女さまたちの反応が本来的には正しい。
シエラ様が言った。
「ラクにしなさい」
その命令で、聖女たちは、立ち上がる。
シエラ様が続けた。
「あたしは、ルチルと契約を交わした精霊でもあるわ」
「なっ!? せ、精霊さまが、ルチル様と!?」
と大神官が驚愕した。
「ええ。ルチルには類まれなる錬金術の才がある。だからあたしは、彼女がいつか錬金術の深奥にたどりつくと見込んで、協力してあげてるのよ」
「なんと……精霊さまが、ルチル様の錬金術を……」
と聖女さまが呆然としている。
エドゥアルトが言った。
「さすがルチル様です!」
さらに大神官が告げる。
「ルチル様は、国の英雄というだけでなく、精霊に見込まれた御仁でもあったとは。これはとんでもないことですよ」
聖女も同意するようにうなずいている。
直後、シエラ様の身体が発光した。
その発光は、大神官やエドゥアルトにも見えたらしく、まぶしそうに目を細める。
やがて発光が終わった。
すると。
「な……あなたは……」
大神官が、シエラ様を驚愕の目で見つめている。
「……」
エドゥアルトも、シエラ様を見て、呆然としている。
どうやらシエラ様は、視認阻害の魔法を解き、誰の目にも見えるようにしたようだ。
私や聖女だけでなく、大神官とエドゥアルトの目にも、シエラ様の姿が映っている。
シエラ様が言った。
「あたしは精霊シエラ。錬金術を司っているわ」
「あ、あぁ……ッ」
と聖女さまが声をあげて、すぐさま、両膝をついて、こうべを垂れた。
大神官もそれにならう。
エドゥアルトも片膝をついて、拝礼の意を示した。
……そうか。
精霊は、こういうふうに敬うのが普通だったね。
私はもう、友達みたいな感覚でシエラ様と接していたけど、聖女さまたちの反応が本来的には正しい。
シエラ様が言った。
「ラクにしなさい」
その命令で、聖女たちは、立ち上がる。
シエラ様が続けた。
「あたしは、ルチルと契約を交わした精霊でもあるわ」
「なっ!? せ、精霊さまが、ルチル様と!?」
と大神官が驚愕した。
「ええ。ルチルには類まれなる錬金術の才がある。だからあたしは、彼女がいつか錬金術の深奥にたどりつくと見込んで、協力してあげてるのよ」
「なんと……精霊さまが、ルチル様の錬金術を……」
と聖女さまが呆然としている。
エドゥアルトが言った。
「さすがルチル様です!」
さらに大神官が告げる。
「ルチル様は、国の英雄というだけでなく、精霊に見込まれた御仁でもあったとは。これはとんでもないことですよ」
聖女も同意するようにうなずいている。
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