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第5章239話:新商品4
しおりを挟む―――まず。冷蔵庫を作る。
仕組みはわかっているので錬金術でパパッと作ってしまう。
屋敷のアトリエにこもって、1時間もしないうちに完成だ。
なお、冷蔵庫を動かすには電気がいる。
だから発電機も製作した。
店の裏に発電機を置いて軽油を投入して動かす。
停電だけは絶対に避けたいので、予備のバッテリーも製作して、冷蔵庫の準備は完了だ。
焼き鳥の店は熱がこもりがち。
店内には冷房設備が欲しいところだ。
しかし、ガチの冷房を製作することはしない。
私が以前に錬金術で作った【冷却石】を使う。
これで冷房の問題もクリアだ。
焼き鳥については基本は塩をかける。
しかし焼き鳥といえばレモンだろう。
というわけでレモンを大量入荷させた。
さらに焼き鳥のメニューは、
もも、
かわ、
こころ、
ずり、
ぼんじり、
せせり、
つくね、
なんこつ、
手羽先
そしてビールと野菜類。
……としておこう。
予定通り、焼き鳥は炭火焼。
炭火で焼いた焼き鳥に、塩を振ってレモンをかけて食べたら……どれだけ美味しいか。
実際にアリアに食べてもらったら、感動して狂乱していた。
これは絶対に人気になる、と確信が持てたらしい。
開店予定日は夏季休暇中を予定する。
開店のための準備や作業は、全てアリアに一任することにした。
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