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第3章194話:デュアラリー試験8
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なので、よろめいた魔大蛇にさらに追撃を加えることにする。
まずは跳躍。
バフポーションを身につけた私のジャンプ力は7メートルにも及ぶ。
その高さから魔大蛇を見下ろす。
刃を下に向け、重力にしたがい降下。
剣を魔大蛇の頭部に突き立てた。
「グラアアアアァァッ!!!?」
魔大蛇が断末魔の叫びを上げた。
私は地面に着地する。
魔大蛇は、二、三度よろめいた後、力なく地面に伏せていった。
動かなくなる。
どうやら絶命したようだ。
「……」
試験官は、信じられないものを見たかのように絶句していた。
私は剣についた血を振り払ってから、鞘に納める。
そして魔大蛇の死体をアイテムボックスへと収納した。
試験官はぽつりと言った。
「君は……いったい何者なんだ? 魔大蛇の単騎討伐なんて、Cランク冒険者でも厳しいのに」
「わたくしは軍人令嬢ですの。ご存知なかったかしら」
「戦闘前に何か飲んでいたな。あれはなんだ?」
「あれはわたくしの錬金術で製作したものですが……あまり詮索されたくはございませんわ。申し訳ありません」
「いや……君の切り札なんだな。だとしたら聞いたこちらが悪い。冒険者は、詮索しないのが鉄則だからな」
「感謝いたしますわ」
「ただ魔大蛇のことは報告させてもらう。その際、できればギルドの上層部に死体を見せてもらいたい。その証拠をもとに、二体目がいないか調査隊をしようと思う」
「承知いたしました。さて……用は済みましたし、王都へ戻りましょうか」
「ああ、そうだな」
試験官と私は、森をあとにする。
まずは跳躍。
バフポーションを身につけた私のジャンプ力は7メートルにも及ぶ。
その高さから魔大蛇を見下ろす。
刃を下に向け、重力にしたがい降下。
剣を魔大蛇の頭部に突き立てた。
「グラアアアアァァッ!!!?」
魔大蛇が断末魔の叫びを上げた。
私は地面に着地する。
魔大蛇は、二、三度よろめいた後、力なく地面に伏せていった。
動かなくなる。
どうやら絶命したようだ。
「……」
試験官は、信じられないものを見たかのように絶句していた。
私は剣についた血を振り払ってから、鞘に納める。
そして魔大蛇の死体をアイテムボックスへと収納した。
試験官はぽつりと言った。
「君は……いったい何者なんだ? 魔大蛇の単騎討伐なんて、Cランク冒険者でも厳しいのに」
「わたくしは軍人令嬢ですの。ご存知なかったかしら」
「戦闘前に何か飲んでいたな。あれはなんだ?」
「あれはわたくしの錬金術で製作したものですが……あまり詮索されたくはございませんわ。申し訳ありません」
「いや……君の切り札なんだな。だとしたら聞いたこちらが悪い。冒険者は、詮索しないのが鉄則だからな」
「感謝いたしますわ」
「ただ魔大蛇のことは報告させてもらう。その際、できればギルドの上層部に死体を見せてもらいたい。その証拠をもとに、二体目がいないか調査隊をしようと思う」
「承知いたしました。さて……用は済みましたし、王都へ戻りましょうか」
「ああ、そうだな」
試験官と私は、森をあとにする。
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