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第3章175話:講義のおすすめ
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「そういえばみなさんはもう講義をお決めになったんですか?」
エドゥアルトがふいに尋ねてきた。
「そのことについてですが、エドゥアルトに意見を求めたいと思っておりましたの。まだわたくしは半分ぐらいしか決まってないですから」
大学の時間割り(コマ割り)は、必修科目以外は自由に決めていい。
しかし自由に決めろと言われると、それはそれで悩むのが人間というものだ。
「上回生であるエドゥアルトなら、教授の特徴や講義の内容も、ある程度わかりますでしょう?」
私が言うと、エドゥアルトは納得する。
「そういうことなら、お力になれると思います。なんでも聞いてください」
「あ、私も聞きたいです!」
「私もよろしければ聞かせてください」
フランカとマキも賛同する。
みんなコマ割りに悩んでいたんだな……と私は苦笑した。
「まず聞きたいのですが単位が取りやすい講義はありますかしら?」
「ありますよ。一番はやはり冒険者系の科目でしょうか」
「それは……冒険者学とかですの?」
「はい。冒険者学、冒険者実習などのように、冒険者ギルドが管轄している講義は、単位が易しいと有名ですね」
冒険者系の講義かぁ……。
結構興味のある講義だし、受けてみようかな。
エドゥアルトがふいに尋ねてきた。
「そのことについてですが、エドゥアルトに意見を求めたいと思っておりましたの。まだわたくしは半分ぐらいしか決まってないですから」
大学の時間割り(コマ割り)は、必修科目以外は自由に決めていい。
しかし自由に決めろと言われると、それはそれで悩むのが人間というものだ。
「上回生であるエドゥアルトなら、教授の特徴や講義の内容も、ある程度わかりますでしょう?」
私が言うと、エドゥアルトは納得する。
「そういうことなら、お力になれると思います。なんでも聞いてください」
「あ、私も聞きたいです!」
「私もよろしければ聞かせてください」
フランカとマキも賛同する。
みんなコマ割りに悩んでいたんだな……と私は苦笑した。
「まず聞きたいのですが単位が取りやすい講義はありますかしら?」
「ありますよ。一番はやはり冒険者系の科目でしょうか」
「それは……冒険者学とかですの?」
「はい。冒険者学、冒険者実習などのように、冒険者ギルドが管轄している講義は、単位が易しいと有名ですね」
冒険者系の講義かぁ……。
結構興味のある講義だし、受けてみようかな。
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