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第4章156話:戦闘4

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私は述べた。

「今回は、とても貴重な体験をさせていただきました」

さらに告げる。

「特にドレアスさん、あなたの【腐敗】は、私にとって得難えがたい経験でした。おかげで、チョコレート魔法はさらに高次の魔法へと進化できましたから」

ドレアスが冷や汗を浮かべている。

私は不敵に微笑んで、尋ねた。

「さて、これからあなたがたを虐殺するわけですが……遺言ゆいごんはありますか?」

するとニッシュが焦りながらも、激昂げっこうする。

「虐殺だと!? 師匠にたった一発決めたぐらいで、イキってんじゃねえ!!」

直後。

ニッシュが攻め込んできた。

疾駆しっくし、間合いを詰めてくる。

「いいえ。ここからは虐殺です」

静かに告げる私。

ニッシュが斬撃を振り下ろしてくる。

「ラアアァァッ!!」

瞬間。

私はチョコレート・カッターを振り回した。

ニッシュの両腕が――――

スパッと、切断される。

「あ――――」

ニッシュが目を血走らせる。

「ああああ、あああああああ!? オレの、オレの腕がああああああああ!」

絶叫をあげるニッシュ。

そんな彼の首に、チョコレート・カッターを走らせた。

まるでバターのごとく滑らかに、ニッシュの首を切断する。

綺麗に吹っ飛んでいったニッシュの生首が、地面に落ちた。

「ニ、ニッシュ!!?」

ジルが驚愕に、叫んでいた。

私は静かに宣告する。

「まず、ひとり撃沈ですね」
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