異世界に転生すると、私のチートスキルはチョコレート魔法でした!無双&スローライフしながら異世界を生きる物語

てるゆーぬ(旧名:てるゆ)

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第4章146話:戦闘開始2

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振るわれる剣撃けんげき

(速い……けど)

かわせる。

私は身をそらし、ニッシュの斬撃を避けた。

ニッシュの剣が虚空こくうを切った――――

はずだった。

「!!?」

直後。

私の肩に斬傷ざんしょうが走る。

血がき出した。

なんだ、いまのは?

確かに斬撃をかわしたはずなのに……斬られた?

わけがわからない現象に混乱する。

「ラァッ!!」

ニッシュの二撃目にげきめ

二刀流ゆえに、二撃目までのタイムラグが少ない。

振り下ろされる斬撃。

私は飛び退いて回避した。

「……!」

ニッシュはまた空振からぶった。

しかし、直後、ニッシュのすぐそばにあった大樹に切り傷が走った。

そこで私は気づく。

「なるほど……そういうスキルですか」

「ははは、理解したか? そうだ。オレのスキルは、一度の斬撃で、複数回ふくすうかいの斬撃を放つ……【加撃斬火かげきざんか】!」

一度で複数回、斬りつける。

だから私は、避けたはずなのに斬られたのか。

納得する。

「なんか、ザカルさんみたいな能力ですね」

と私は言った。

するとドレアスが聞いてくる。

「ザカルを知ってるのか?」

「ええ、ザカルさんは私が殺しましたから」

と答えつつ。

私は思った。

あおるならココだと!

なので私は、一発目の煽りをかますことにした。

「でもこれなら、ニッシュさんより、ザカルさんのほうが厄介ですね」

「あ?」

とニッシュは顔をしかめた。

「だって1度で2度斬られるよりも、遠くから剣風けんぷうを打たれるほうが、面倒じゃないですか。ニッシュさんの攻撃って、ぶっちゃけザカルさんの下位互換かいごかんですよね」

「……」

ニッシュは絶句する。

直後、彼は怒りで血管を浮き上がらせた。
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