異世界に転生すると、私のチートスキルはチョコレート魔法でした!無双&スローライフしながら異世界を生きる物語

てるゆーぬ(旧名:てるゆ)

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第3章105話:反撃開始

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ジルは発狂するかのように叫んだ。

「あああぁぁッ!! どこまでも虚仮こけにしやがって!! テメエは殺す!!! 殺してやるぞォオオオオ!!」 

「殺すって……あなたのパンチ力じゃ無理だと思います。できもしないことを言うのは、やめたほうがいいですよ?」

「ねちねちネチネチ、うるせえんだよクソガキがァッ!! 死ねやッ!!」

ジルが殴りかかってくる。

もはや回避する気もなかった。

食らってあげる。

「オラァアアアアアッ!!!」

ジルが発狂じみた攻撃を繰り出してくる。

これだけ怒りに飲まれていても、攻撃のキレは上がっている。

だが。

それだけだ。

私には通用しない。

何度殴られようと。

何度蹴られようと。

私は倒れない。

けろっとしていた。

「なぜだ……ッ」

ジルが焦りと必死さを含んだ顔で、言う。

「なぜ、俺のパンチが効かねえ!?」

「まあ、あなたのパンチが弱すぎるからでしょうね」

「……!」

ジルが屈辱に歪んだ表情をする。

私は肩をすくめて告げた。

「なんか、ヘボすぎて可哀想になってきました。今からあなたをボコりますが、本気で攻撃したら、うっかり殺しちゃうかもしれないので、手加減してあげますね?」

「なんだと―――――ぐはっ!!?」

私はチョコレート・パンチで、ジルを殴りつける。
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