異世界に転生すると、私のチートスキルはチョコレート魔法でした!無双&スローライフしながら異世界を生きる物語

てるゆーぬ(旧名:てるゆ)

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第2章51話:走った後

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草原広場そうげんひろばに戻ってくる。

どうやらここがゴールのようだ。

「はぁ……はぁ……はぁ……っ……はぁ……」

さすがに疲れた。

ウォーミングアップでもなんでもない。

ただの中距離走ちゅうきょりそうである。

一番疲れるランニング距離!

「みなさん、筋肉はしっかり温まったようですね?」

ユズナさんが尋ねてくる。

温まったというか、疲れたけど……。

まあこれぐらいでバテバテになるほど、ヤワな鍛え方はしていない。

深呼吸をして、息を整えた。

他のみんなも、汗だくではあるが、バテきったというほどではないようだ。

「ただ、ウォーミングアップであって競争ではないので、次からはゆっくり走るように」

と、ユズナさんに釘を刺される。

そりゃそうだわ。

「では、これから剣術の型を学びましょう。2人1組になってください」

「ユズナ先生! ラミサとアイリスの試合はしないのか?」

とテオくんが聞いた。

「はい。それはまた後にしましょう」

ユズナさんがそう言った。

私たちは2人1組になる。

5人しかいないので、1人余る。

余ったのは私だったので、ユズナさんと組むことになった。

「では稽古を開始します」

とユズナさんが宣言してから続けた。
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