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努力

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一週間後。

ふたたび、モント村へとやってきた。

シェニルさんの店で卵をゲットし……

カーノスさんの牧場でミルクをゲットする。

ちなみに今日は、カーノスさんが気前よく、ミルクをタダで飲ませてくれた。

「あまいっ!」

れたてで濃厚なミルクの甘味あまみに、私は舌鼓したづつみを打つ。

そのあと、私たちは剣術教室のある場所ヘ向かう。

すでにテオくん、ヘンリックくん、ラミサさんの3人がいた。

「ようセレナ、アイリス。一週間ぶりだな!!」

と、元気よく挨拶をしてきたのがテオくんだ。

「今日もよろしくね」

と、ツンツンしてるっぽいのに、意外と落ち着いた挨拶をするラミサさん。

「ふん」

と、鼻だけ鳴らしたヘンリックくん。

「みんな、よろしくね!」

アイリスがそう言った。

「……? ユズナさんは来てないんですか?」

と、私が尋ねる。

子どもたちはいるのに、ユズナさんの姿がない。

クレアベルが推測を述べた。

「まだ時間じゃないんだろう。前回より、まだ日が高いからな」

前回は、日がもう少し傾いていた。

つまり、もう少し遅い時間だったわけだ。

私たちが早く来すぎたのである。

というわけで、しばらく雑談をすることになった。

「それにしても、前回のセレナはすごかったよなー!」

と、テオくんが言った。

続けて聞いてくる。

「チョコレート魔法だっけ? どうやってあんな魔法覚えたんだよ?」

「うーん……習得したというより、小さいころから使えたんですよね」

そう答えると、ラミサさんが感想を述べる。

「生まれつきってこと? やっぱり才能ある人は違うわね」

「いえ、別に私、才能なんてありませんよ」

私が否定すると、ラミサさんが言う。

「いやー、才能あると思うわよ。だって、あのヘンリックを倒しちゃうんだもの」

「俺ら、ヘンリックには一度も勝ったことないからな。近い年齢だと、ヘンリックに勝てるやつなんていないと思ってたぜ」

確かにヘンリックくんは、かなり強い。

パワーや、剣術のキレ。

知的な戦術など、10歳とは思えないパフォーマンスだった。

「……」

すぐ近くにヘンリックくんがいる。

当然、私たちの会話は聞こえている。

私たちがしているのは、ヘンリックくんが負けたことに関する話だ。

もしかしたら、ヘンリックくんの気を悪くしたかもしれないと思い、彼をちらりと見るが。

「……なんだよ」

と、ヘンリックくんがつんけんした言葉を返してくる。

私は答えた。

「な、なんでもありません」

「……別に気にしてないさ」

と、こちらの思考を読んだようにヘンリックくんが言った。

「僕がお前に負けたのは事実だ。僕の実力では、全く歯が立たなかった。お前は確かに、僕より何倍も強い」

認めてくるヘンリックくん。

そして、

「だが次は負けないぞ! 努力して、必ずお前に追いついてやる!」

と宣言してきた。

ヘンリックくんは負けず嫌いなんだろうな。

私も追いつかれないように、これからも努力しよう。




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