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沙良とSarah
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「心ちゃーん!」
「沙良さん!」
「きゃー!また会えて嬉しい!」
仕事がオフの日、約束の待ち合わせ場所に行くと、沙良は大きく両手を広げて心にハグをした。
あの日からまだ1週間。
沙良は早速心に、美味しいカフェがあるから一緒に行こうと誘ってくれたのだった。
席に座るなり、沙良が真剣な顔で聞く。
「体調は?もう平気なの?」
「はい!お陰様で。沙良さんには本当にお世話になりました。これ、ささやかなんですけど、お礼です」
「ええー?!そんな、いいのに…」
心が差し出した小さなペーパーバッグを、沙良は戸惑いながら受け取る。
「そんな大したものじゃないですから。紅茶とサブレ、あとアロマキャンドルです」
「へえー、開けてもいい?」
「もちろん」
沙良は、ワクワクした様子で中身を取り出す。
「わあー、素敵!何この綺麗なパッケージの紅茶。それにサブレも、美味しそう!」
「ふふ。それから、アロマキャンドルは、イルカのガラス瓶なんですよ」
「え、本当だ!かわいいー!キャンドルを使い切っても、このイルカの瓶はずっと使えるのね。素敵ー!ありがとう、心ちゃん」
喜んでくれる沙良に、心も嬉しくなって微笑んだ。
*****
平日のカフェはそこまで混んでおらず、心は沙良のオススメのラザニアとデザートのセットを注文し、二人でおしゃべりしながら味わう。
「はあー、とっても美味しい!」
「でしょ?ここのラザニア、時々無性に食べたくなっちゃうのよねー」
「分かります。私も、絶対また食べに来たくなります」
食後のデザートと紅茶は、おしゃべりがメインになってしまう。
「それでね、彼ったら、心ちゃんがうちに来た日、どんな話をしたのか気になるみたいでね」
沙良は、思い出したのか、ふふふと笑いながら話す。
「お前、余計なことは言わなかっただろうな?とか言うの。余計なことって?って聞いたら、いや、別に…って黙るのに、しばらくしたらまた、変なことは言わなかったか?って」
あはは!と心も想像して笑う。
「それで私もまた、変なことって?って聞くでしょ。そしたら、いや、別に…って。もうこれのループよ」
ヒー!と、心は笑いすぎて苦しくなる。
そして、目元の涙を拭いながら沙良に話す。
「私も職場で、沙良さんの話をしたかったんですよ。でも桑田さん、凄い圧をかけてくるんです。私がまだ何も言ってないのに、その話はするなよ、みたいに、目で訴えてくるんですよ」
「ええー!?もう、やだわー」
今度は沙良が大笑いする。
「あーあ、桑田さんからも沙良さんの話聞きたいなー。そう言えば、お二人の結婚式ってもう決まってるんですか?」
「うん。彼の仕事が忙しい時期は避けて、来年の1月にしようって」
「うわー、楽しみ!…って、私は招待して頂けますか?」
「もちろん!心ちゃんを置いて誰を招待するのよ?」
「ありがとうございます!うふふー、本当に楽しみ」
*****
デザートを食べ終わり、化粧室に行った沙良を待つ間、心は頬杖を付いて窓の外をぼんやりと眺めていた。
(あー、それにしても、早く桑田さんと沙良さんのツーショットを見てみたいな。絶対お似合いだもんね)
想像して、思わずふふっと笑った時、久住?と驚いたような声が聞こえてきた。
えっ?と心は顔を上げる。
小さめのキャリーケースを手に、スーツのジャケットを腕に掛けた昴が、ブロンズヘアの女性と並んでこちらを見ていた。
「伊吹くん?え、いつ帰ってきたの?」
「今朝羽田に着いたんだ。会社に顔出して、ランチしながら少し業務報告してから帰ろうと思って。ここ、会社のすぐ近くなんだ」
「そうなんだね」
すると、昴の隣の外国人女性がニコッと心に笑いかけた。
「Hi!I'm Sarah」
「え、サラ?!」
思わず驚いてしまい、慌てて口を押さえる。
「Sarah, she is my classmate of the high school」
昴が紹介してくれ、心は立ち上がった。
「Hi!I'm Kokoro」
「Co…Sorry?」
分かりやすく眉間にシワを寄せるサラに、心は言い直す。
「Please call me Coco, if you'd like」
「Oh, good. It's nice to meet you, Coco」
昴が今度は心に説明する。
「彼女は、アメリカの取引先のサラ。今は日本のグループ会社に出向してるんだ」
「そうなのね。
I'm glad to meet you, Sarah」
サラと笑顔で握手を交わしてから、心はふと思い出して鞄に手を入れた。
「伊吹くん。忘れないうちに返すね、カードキー。ありがとう!また使わせてもらっちゃった」
「ああ、うん。こちらこそありがとう」
「じゃあ、またね」
「うん、また連絡する」
サラがもう一度ニコッと心に笑いかけてくれ、心も笑顔で二人が近くの席に着くのを見送った。
*****
「ねえ、心ちゃん」
やがて戻ってきた沙良とまた紅茶を飲んでいると、しばらくしてから沙良が心に顔を寄せてきた。
「心ちゃんの斜め後ろにさ、イケメンのビジネスマンと外国人女性がいてね」
え…と心は、目を泳がせる。
「なんか、英語でペラペラーって話してるの。かっこいいわー。ね、チラッと心ちゃんも見てみてよ」
「え?いや、いいですよー」
「えー、心ちゃん、イケメンに興味ないの?え、どういう人が好みなの?」
「私、特に好みとかないんです。誰かの恋の話を聞くのは好きですけど、私自身は恋愛に興味なくて彼氏も別にいらなくて」
「やだ、あの人と同じねー。彼も最初はイルカしか眼中になくてさ」
「え、桑田さんも?」
心は思わず身を乗り出す。
「でも、最初の出会いで沙良さんに説教されて恋に落ちたんじゃ?」
「うーん、それがね。確かにそのあと二人で会うようになったのよ。でも、私はつき合ってるつもりだったけど、彼にとっては単なる、んー、友達感覚だったのかな?イルカの話ばーっかり!私が説教した時、こいつとならイルカの話が出来る!って思ったんだって。だから彼女じゃなくて、イルカ友達。イル友よ」
「イ、イル友ー?!」
心は斬新な呼び方に驚いて笑い出す。
「沙良さん、本当におかしい!」
「ちっともおかしくないわよー。だって、本当に私よりイルカのことばっかり。私とイルカ、どっちが大事なのよーって、もう本気でイルカに嫉妬しちゃったのよ」
「でも、そこからちゃんと彼女になったんですよね?」
「そう。時間かかったわよー。で、彼女になってからも結婚の話になるまでこれまた長くて」
「そっか。だってお二人の出会いって、えっと…6年前でしたっけ?」
「8年前」
「ひゃー!そんなに?凄い、沙良さん。けなげ!」
ワイワイと話は尽きなかったが、入店してから既にかなりの時間が経っていた。
そろそろ出なきゃね、と二人は立ち上がる。
レジで会計を済ませると、心は昴達のテーブルに目を向けた。
すると、こちらを見ていた昴が手を振り、サラも、バーイ!ココ!と声をかけてくる。
心は、隣で目を丸くする沙良の視線を感じつつ、二人に半笑いで手を振った。
「なーにー?心ちゃんの知り合いだったの?」
お店を出るなり、沙良に問い詰められる。
「え、えっと、あの人は、その」
「分かった。とにかくもう一軒行こう!」
心は沙良に手を引かれ、また別のカフェに連れて行かれたのだった。
「沙良さん!」
「きゃー!また会えて嬉しい!」
仕事がオフの日、約束の待ち合わせ場所に行くと、沙良は大きく両手を広げて心にハグをした。
あの日からまだ1週間。
沙良は早速心に、美味しいカフェがあるから一緒に行こうと誘ってくれたのだった。
席に座るなり、沙良が真剣な顔で聞く。
「体調は?もう平気なの?」
「はい!お陰様で。沙良さんには本当にお世話になりました。これ、ささやかなんですけど、お礼です」
「ええー?!そんな、いいのに…」
心が差し出した小さなペーパーバッグを、沙良は戸惑いながら受け取る。
「そんな大したものじゃないですから。紅茶とサブレ、あとアロマキャンドルです」
「へえー、開けてもいい?」
「もちろん」
沙良は、ワクワクした様子で中身を取り出す。
「わあー、素敵!何この綺麗なパッケージの紅茶。それにサブレも、美味しそう!」
「ふふ。それから、アロマキャンドルは、イルカのガラス瓶なんですよ」
「え、本当だ!かわいいー!キャンドルを使い切っても、このイルカの瓶はずっと使えるのね。素敵ー!ありがとう、心ちゃん」
喜んでくれる沙良に、心も嬉しくなって微笑んだ。
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平日のカフェはそこまで混んでおらず、心は沙良のオススメのラザニアとデザートのセットを注文し、二人でおしゃべりしながら味わう。
「はあー、とっても美味しい!」
「でしょ?ここのラザニア、時々無性に食べたくなっちゃうのよねー」
「分かります。私も、絶対また食べに来たくなります」
食後のデザートと紅茶は、おしゃべりがメインになってしまう。
「それでね、彼ったら、心ちゃんがうちに来た日、どんな話をしたのか気になるみたいでね」
沙良は、思い出したのか、ふふふと笑いながら話す。
「お前、余計なことは言わなかっただろうな?とか言うの。余計なことって?って聞いたら、いや、別に…って黙るのに、しばらくしたらまた、変なことは言わなかったか?って」
あはは!と心も想像して笑う。
「それで私もまた、変なことって?って聞くでしょ。そしたら、いや、別に…って。もうこれのループよ」
ヒー!と、心は笑いすぎて苦しくなる。
そして、目元の涙を拭いながら沙良に話す。
「私も職場で、沙良さんの話をしたかったんですよ。でも桑田さん、凄い圧をかけてくるんです。私がまだ何も言ってないのに、その話はするなよ、みたいに、目で訴えてくるんですよ」
「ええー!?もう、やだわー」
今度は沙良が大笑いする。
「あーあ、桑田さんからも沙良さんの話聞きたいなー。そう言えば、お二人の結婚式ってもう決まってるんですか?」
「うん。彼の仕事が忙しい時期は避けて、来年の1月にしようって」
「うわー、楽しみ!…って、私は招待して頂けますか?」
「もちろん!心ちゃんを置いて誰を招待するのよ?」
「ありがとうございます!うふふー、本当に楽しみ」
*****
デザートを食べ終わり、化粧室に行った沙良を待つ間、心は頬杖を付いて窓の外をぼんやりと眺めていた。
(あー、それにしても、早く桑田さんと沙良さんのツーショットを見てみたいな。絶対お似合いだもんね)
想像して、思わずふふっと笑った時、久住?と驚いたような声が聞こえてきた。
えっ?と心は顔を上げる。
小さめのキャリーケースを手に、スーツのジャケットを腕に掛けた昴が、ブロンズヘアの女性と並んでこちらを見ていた。
「伊吹くん?え、いつ帰ってきたの?」
「今朝羽田に着いたんだ。会社に顔出して、ランチしながら少し業務報告してから帰ろうと思って。ここ、会社のすぐ近くなんだ」
「そうなんだね」
すると、昴の隣の外国人女性がニコッと心に笑いかけた。
「Hi!I'm Sarah」
「え、サラ?!」
思わず驚いてしまい、慌てて口を押さえる。
「Sarah, she is my classmate of the high school」
昴が紹介してくれ、心は立ち上がった。
「Hi!I'm Kokoro」
「Co…Sorry?」
分かりやすく眉間にシワを寄せるサラに、心は言い直す。
「Please call me Coco, if you'd like」
「Oh, good. It's nice to meet you, Coco」
昴が今度は心に説明する。
「彼女は、アメリカの取引先のサラ。今は日本のグループ会社に出向してるんだ」
「そうなのね。
I'm glad to meet you, Sarah」
サラと笑顔で握手を交わしてから、心はふと思い出して鞄に手を入れた。
「伊吹くん。忘れないうちに返すね、カードキー。ありがとう!また使わせてもらっちゃった」
「ああ、うん。こちらこそありがとう」
「じゃあ、またね」
「うん、また連絡する」
サラがもう一度ニコッと心に笑いかけてくれ、心も笑顔で二人が近くの席に着くのを見送った。
*****
「ねえ、心ちゃん」
やがて戻ってきた沙良とまた紅茶を飲んでいると、しばらくしてから沙良が心に顔を寄せてきた。
「心ちゃんの斜め後ろにさ、イケメンのビジネスマンと外国人女性がいてね」
え…と心は、目を泳がせる。
「なんか、英語でペラペラーって話してるの。かっこいいわー。ね、チラッと心ちゃんも見てみてよ」
「え?いや、いいですよー」
「えー、心ちゃん、イケメンに興味ないの?え、どういう人が好みなの?」
「私、特に好みとかないんです。誰かの恋の話を聞くのは好きですけど、私自身は恋愛に興味なくて彼氏も別にいらなくて」
「やだ、あの人と同じねー。彼も最初はイルカしか眼中になくてさ」
「え、桑田さんも?」
心は思わず身を乗り出す。
「でも、最初の出会いで沙良さんに説教されて恋に落ちたんじゃ?」
「うーん、それがね。確かにそのあと二人で会うようになったのよ。でも、私はつき合ってるつもりだったけど、彼にとっては単なる、んー、友達感覚だったのかな?イルカの話ばーっかり!私が説教した時、こいつとならイルカの話が出来る!って思ったんだって。だから彼女じゃなくて、イルカ友達。イル友よ」
「イ、イル友ー?!」
心は斬新な呼び方に驚いて笑い出す。
「沙良さん、本当におかしい!」
「ちっともおかしくないわよー。だって、本当に私よりイルカのことばっかり。私とイルカ、どっちが大事なのよーって、もう本気でイルカに嫉妬しちゃったのよ」
「でも、そこからちゃんと彼女になったんですよね?」
「そう。時間かかったわよー。で、彼女になってからも結婚の話になるまでこれまた長くて」
「そっか。だってお二人の出会いって、えっと…6年前でしたっけ?」
「8年前」
「ひゃー!そんなに?凄い、沙良さん。けなげ!」
ワイワイと話は尽きなかったが、入店してから既にかなりの時間が経っていた。
そろそろ出なきゃね、と二人は立ち上がる。
レジで会計を済ませると、心は昴達のテーブルに目を向けた。
すると、こちらを見ていた昴が手を振り、サラも、バーイ!ココ!と声をかけてくる。
心は、隣で目を丸くする沙良の視線を感じつつ、二人に半笑いで手を振った。
「なーにー?心ちゃんの知り合いだったの?」
お店を出るなり、沙良に問い詰められる。
「え、えっと、あの人は、その」
「分かった。とにかくもう一軒行こう!」
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