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ロマンチックな夜
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「おはようございます」
翌朝。
六時半に目が覚めた美怜と友香は、支度をして階段を下りる。
リビングでは既に成瀬と卓が、コーヒーを飲みながらくつろいでいた。
「おはよう。よく眠れた?」
「はい。ちょっとおしゃべりし過ぎちゃって、いつ寝たのか分からないですけど」
「あはは!楽しそうで何より。じゃあ今日は三時になったらお昼寝しようか?鳩さん」
成瀬の言葉に美怜は一気に顔を赤らめる。
「いえ、結構です。お子様じゃないので」
すると友香が隣で首をひねった。
「鳩さんって何のことですか?」
「は、鳩はね、鳥よ。クックーって鳴くの」
「それは知ってますけど…」
「さ、友香ちゃん。朝ご飯食べに行こう!ホテルの朝食、楽しみね。たくさん食べよう」
アワアワしながら美怜は友香を促す。
その後ろで成瀬は楽しそうに笑いを噛み殺していた。
***
美味しい朝食を味わうと四人は、オランダ宮殿の外観を忠実に再現したパレスに向かった。
「うわー、なんて豪華なの。美しくて圧倒されちゃう」
宮殿内部の美術館、ドーム型の壁画、天井のレリーフもさることながら、なんと言っても目を奪われるのは、宮殿の後方に広がるバロック式の庭園だ。
ヨーロッパの造形美を極めた広大な庭園は、十八世紀にオランダ宮殿の為に設計されたものの実現しなかった『幻の庭園』を甦らせている。
ギリシャ神話をベースに神殿のように配列された柱、噴水や彫刻、装飾花壇が美しく、うっとりと見惚れながら歩く美怜と友香の写真を、成瀬も卓もたくさん撮影した。
「あそこの大きな時計、針が一本しかないだろう?昔の時計は短針しかなかったんだ。それを忠実に再現してあるらしいよ、時間を忘れた鳩さん」
感心して耳を傾けていた美怜は、最後のひと言にむーっと膨れて成瀬を見上げる。
「今日の鳩時計は終日お休みです」
プイとそっぽを向いて歩き出すと、成瀬が後ろから手を伸ばして美怜を抱きしめた。
「ごめん。機嫌直して」
そう言って美怜の髪に口づける。
「ちょ、あの、友香ちゃん達がいるのに」
「大丈夫。富樫と二人で見つめ合ってて気づいてない」
「それにしても、その、周りに人がいるし」
「じゃあ機嫌直してくれる?」
「はい、まあ…」
すると成瀬は、ありがと、と言ってそのまま美怜の耳元にチュッとキスをした。
「ちょ、だめです!」
美怜は慌てて振り返り、成瀬の胸を押し返す。
「真っ赤になって可愛いな。ほら、行こう」
何事もなかったかのように、成瀬はさり気なく美怜の手を繋いで歩き出す。
美怜が無理やり手を引っ込めると、今度はグイッと腰を抱いてきた。
フガーッと美怜はムキになって、なんとか成瀬の腕から逃れようとする。
すると卓がふいに振り返った。
「どうした?美怜。こんなところでプロレスごっこか?」
「そんな訳ないでしょ!」
ようやく腕を離した成瀬が、笑いをこらえながらまたしても耳元でささやく。
「夜に可愛い鳩さんに会えるのを楽しみにしてる」
美怜は顔を赤らめて言葉を失っていた。
日中は四人で園内を散策し、美味しいチーズフォンデュを味わってからアトラクションを楽しむ。
馬車で園内を巡ったり、高い展望台に上ったりと、綺麗なヨーロッパの街並みに美怜と友香の笑顔は絶えない。
少し早めに温泉に行くと、部屋に戻って夜のショーを窓から眺めた。
そこからは恋人と過ごす時間だ。
美怜と友香はオシャレして、かっこいい成瀬と卓とそれぞれ腕を組み、夜の街へ繰り出した。
***
「美怜、観覧車乗らないか?」
「観覧車?乗りたい!」
「よし、じゃあ行こう」
しっかりと腕を組んだまま、二人は園内の観覧車に向かう。
ゴンドラに乗ると、外からガチャンとドアを閉められ、二人だけの空間になった。
二人を乗せたゴンドラは、ゆっくりと夜の空を目指していく。
「観覧車なんて久しぶり。夜景がとっても綺麗」
「そうだな」
窓の外に広がる宝石箱のような煌めきに、美怜はうっとりと見惚れる。
そんな美怜を微笑ましく見ていた成瀬は、ふと真剣な表情で向き合った。
「美怜」
「はい」
「来月のお盆休み、美怜の実家に挨拶に伺いたい」
え…、と美怜は驚いたように成瀬を見つめる。
「挨拶って?」
「美怜のご両親に、結婚を前提に美怜とおつき合いをしていることの報告と、結婚のお許しをもらいに」
「そんな。私、もう二十五ですし、親の許可なんていりませんよ?」
「いや、だめだ。いくつになってもご両親は大切な娘である美怜のことが心配なはず。それに俺は美怜と九歳も離れている。安心してもらう為にも、きちんと挨拶したい」
「本部長…」
自分のことをそんなふうに大事に考えてくれていたことが嬉しくなり、美怜は胸がジンと熱くなった。
「それなら、私も本部長のご実家にご挨拶に伺います」
「え?俺はいいよ。いい歳のおじさんだし、それこそ親の許可なんていらない」
「いいえ。私は本部長より九つも年下なんですもの。ご両親に認めていただく為にも、きちんとご挨拶させてください」
「美怜…」
成瀬は面食らったように呟いてから、ふっと頬を緩める。
「やっぱり美怜はかっこいい。可愛いのに凛とした強さがある。俺にとって最高の女性だよ」
そう言うと美怜を抱き寄せ、愛を込めて優しく口づけた。
「え、あの、こんなところで…」
「こんなところだからだよ。綺麗な夜景を見下ろしながら、星が輝く夜空に愛する人と二人切り。これ以上ない程ロマンチックなシチュエーションで、キスしない訳がない」
唇が触れそうな距離でそうささやくと、すぐにまたキスをする。
角度を変えて何度も繰り返されるキスに、美怜の身体から徐々に力が抜けていく。
ん…、と美怜の唇から甘い声がもれると、成瀬はたまらないというように切なげに眉根を寄せ、更に深く美怜に口づけた。
「美怜…」
ようやく顔を離した成瀬は、胸に美怜をギュッと抱きしめ、髪をなでながら耳元にチュッとキスを落とす。
くすぐったさと恥ずかしさにピクンと身体を震わせる美怜の可愛らしさに微笑むと、成瀬は窓の外に目をやった。
「美怜、見て。てっぺんだよ」
「え?ほんとだ」
いつの間にか地上の輝きは小さくなり、月明かりがすぐ近くに感じられる。
「なんだか、魔法の絨毯で空に浮いてるみたい。とっても綺麗」
ぽつりと呟く美怜の横顔を、成瀬は愛おしそうに見つめる。
その視線に気づいた美怜が、成瀬を振り返って照れたように、にこっと笑った。
そして正面からギュッと成瀬に抱きつく。
え…と戸惑う成瀬の耳元で、今度は美怜がささやいた。
「隼斗さん、大好き」
そう言ってチュッと唇に可愛らしいキスをくれる。
心拍数に体温に血圧…
色んなものが一気に爆上がりしたように、成瀬の身体中を甘い痺れが駆け巡る。
(や、ヤバ過ぎる。心臓を撃ち抜かれたかと思った)
カチンコチンの成瀬に、美怜はキョトンとしながら首を傾げる。
「あれ?固まっちゃった。大丈夫?」
「あ、ああ。大丈夫。ちゃんと生きてるよ」
「生きてるって…。ふふっ、おかしい」
こっちは息も絶え絶えになってるのに!と、成瀬は美怜の余裕ある笑顔に悔しくなった。
「随分俺を翻弄するんだな、美怜。お返しだ」
「え、ちょ、んんっ…」
成瀬は美怜を腕の中に閉じ込めると、覆いかぶさるように熱く唇を奪う。
チュッというリップ音が二人切りのゴンドラに響き、だんだん空気が熱を帯びていく。
ゆっくりとゴンドラが下る感覚の中、美怜は成瀬の腕に抱かれ、夢見心地で愛される喜びを感じていた。
翌朝。
六時半に目が覚めた美怜と友香は、支度をして階段を下りる。
リビングでは既に成瀬と卓が、コーヒーを飲みながらくつろいでいた。
「おはよう。よく眠れた?」
「はい。ちょっとおしゃべりし過ぎちゃって、いつ寝たのか分からないですけど」
「あはは!楽しそうで何より。じゃあ今日は三時になったらお昼寝しようか?鳩さん」
成瀬の言葉に美怜は一気に顔を赤らめる。
「いえ、結構です。お子様じゃないので」
すると友香が隣で首をひねった。
「鳩さんって何のことですか?」
「は、鳩はね、鳥よ。クックーって鳴くの」
「それは知ってますけど…」
「さ、友香ちゃん。朝ご飯食べに行こう!ホテルの朝食、楽しみね。たくさん食べよう」
アワアワしながら美怜は友香を促す。
その後ろで成瀬は楽しそうに笑いを噛み殺していた。
***
美味しい朝食を味わうと四人は、オランダ宮殿の外観を忠実に再現したパレスに向かった。
「うわー、なんて豪華なの。美しくて圧倒されちゃう」
宮殿内部の美術館、ドーム型の壁画、天井のレリーフもさることながら、なんと言っても目を奪われるのは、宮殿の後方に広がるバロック式の庭園だ。
ヨーロッパの造形美を極めた広大な庭園は、十八世紀にオランダ宮殿の為に設計されたものの実現しなかった『幻の庭園』を甦らせている。
ギリシャ神話をベースに神殿のように配列された柱、噴水や彫刻、装飾花壇が美しく、うっとりと見惚れながら歩く美怜と友香の写真を、成瀬も卓もたくさん撮影した。
「あそこの大きな時計、針が一本しかないだろう?昔の時計は短針しかなかったんだ。それを忠実に再現してあるらしいよ、時間を忘れた鳩さん」
感心して耳を傾けていた美怜は、最後のひと言にむーっと膨れて成瀬を見上げる。
「今日の鳩時計は終日お休みです」
プイとそっぽを向いて歩き出すと、成瀬が後ろから手を伸ばして美怜を抱きしめた。
「ごめん。機嫌直して」
そう言って美怜の髪に口づける。
「ちょ、あの、友香ちゃん達がいるのに」
「大丈夫。富樫と二人で見つめ合ってて気づいてない」
「それにしても、その、周りに人がいるし」
「じゃあ機嫌直してくれる?」
「はい、まあ…」
すると成瀬は、ありがと、と言ってそのまま美怜の耳元にチュッとキスをした。
「ちょ、だめです!」
美怜は慌てて振り返り、成瀬の胸を押し返す。
「真っ赤になって可愛いな。ほら、行こう」
何事もなかったかのように、成瀬はさり気なく美怜の手を繋いで歩き出す。
美怜が無理やり手を引っ込めると、今度はグイッと腰を抱いてきた。
フガーッと美怜はムキになって、なんとか成瀬の腕から逃れようとする。
すると卓がふいに振り返った。
「どうした?美怜。こんなところでプロレスごっこか?」
「そんな訳ないでしょ!」
ようやく腕を離した成瀬が、笑いをこらえながらまたしても耳元でささやく。
「夜に可愛い鳩さんに会えるのを楽しみにしてる」
美怜は顔を赤らめて言葉を失っていた。
日中は四人で園内を散策し、美味しいチーズフォンデュを味わってからアトラクションを楽しむ。
馬車で園内を巡ったり、高い展望台に上ったりと、綺麗なヨーロッパの街並みに美怜と友香の笑顔は絶えない。
少し早めに温泉に行くと、部屋に戻って夜のショーを窓から眺めた。
そこからは恋人と過ごす時間だ。
美怜と友香はオシャレして、かっこいい成瀬と卓とそれぞれ腕を組み、夜の街へ繰り出した。
***
「美怜、観覧車乗らないか?」
「観覧車?乗りたい!」
「よし、じゃあ行こう」
しっかりと腕を組んだまま、二人は園内の観覧車に向かう。
ゴンドラに乗ると、外からガチャンとドアを閉められ、二人だけの空間になった。
二人を乗せたゴンドラは、ゆっくりと夜の空を目指していく。
「観覧車なんて久しぶり。夜景がとっても綺麗」
「そうだな」
窓の外に広がる宝石箱のような煌めきに、美怜はうっとりと見惚れる。
そんな美怜を微笑ましく見ていた成瀬は、ふと真剣な表情で向き合った。
「美怜」
「はい」
「来月のお盆休み、美怜の実家に挨拶に伺いたい」
え…、と美怜は驚いたように成瀬を見つめる。
「挨拶って?」
「美怜のご両親に、結婚を前提に美怜とおつき合いをしていることの報告と、結婚のお許しをもらいに」
「そんな。私、もう二十五ですし、親の許可なんていりませんよ?」
「いや、だめだ。いくつになってもご両親は大切な娘である美怜のことが心配なはず。それに俺は美怜と九歳も離れている。安心してもらう為にも、きちんと挨拶したい」
「本部長…」
自分のことをそんなふうに大事に考えてくれていたことが嬉しくなり、美怜は胸がジンと熱くなった。
「それなら、私も本部長のご実家にご挨拶に伺います」
「え?俺はいいよ。いい歳のおじさんだし、それこそ親の許可なんていらない」
「いいえ。私は本部長より九つも年下なんですもの。ご両親に認めていただく為にも、きちんとご挨拶させてください」
「美怜…」
成瀬は面食らったように呟いてから、ふっと頬を緩める。
「やっぱり美怜はかっこいい。可愛いのに凛とした強さがある。俺にとって最高の女性だよ」
そう言うと美怜を抱き寄せ、愛を込めて優しく口づけた。
「え、あの、こんなところで…」
「こんなところだからだよ。綺麗な夜景を見下ろしながら、星が輝く夜空に愛する人と二人切り。これ以上ない程ロマンチックなシチュエーションで、キスしない訳がない」
唇が触れそうな距離でそうささやくと、すぐにまたキスをする。
角度を変えて何度も繰り返されるキスに、美怜の身体から徐々に力が抜けていく。
ん…、と美怜の唇から甘い声がもれると、成瀬はたまらないというように切なげに眉根を寄せ、更に深く美怜に口づけた。
「美怜…」
ようやく顔を離した成瀬は、胸に美怜をギュッと抱きしめ、髪をなでながら耳元にチュッとキスを落とす。
くすぐったさと恥ずかしさにピクンと身体を震わせる美怜の可愛らしさに微笑むと、成瀬は窓の外に目をやった。
「美怜、見て。てっぺんだよ」
「え?ほんとだ」
いつの間にか地上の輝きは小さくなり、月明かりがすぐ近くに感じられる。
「なんだか、魔法の絨毯で空に浮いてるみたい。とっても綺麗」
ぽつりと呟く美怜の横顔を、成瀬は愛おしそうに見つめる。
その視線に気づいた美怜が、成瀬を振り返って照れたように、にこっと笑った。
そして正面からギュッと成瀬に抱きつく。
え…と戸惑う成瀬の耳元で、今度は美怜がささやいた。
「隼斗さん、大好き」
そう言ってチュッと唇に可愛らしいキスをくれる。
心拍数に体温に血圧…
色んなものが一気に爆上がりしたように、成瀬の身体中を甘い痺れが駆け巡る。
(や、ヤバ過ぎる。心臓を撃ち抜かれたかと思った)
カチンコチンの成瀬に、美怜はキョトンとしながら首を傾げる。
「あれ?固まっちゃった。大丈夫?」
「あ、ああ。大丈夫。ちゃんと生きてるよ」
「生きてるって…。ふふっ、おかしい」
こっちは息も絶え絶えになってるのに!と、成瀬は美怜の余裕ある笑顔に悔しくなった。
「随分俺を翻弄するんだな、美怜。お返しだ」
「え、ちょ、んんっ…」
成瀬は美怜を腕の中に閉じ込めると、覆いかぶさるように熱く唇を奪う。
チュッというリップ音が二人切りのゴンドラに響き、だんだん空気が熱を帯びていく。
ゆっくりとゴンドラが下る感覚の中、美怜は成瀬の腕に抱かれ、夢見心地で愛される喜びを感じていた。
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