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第六章・御使いの秘密
44・二人きりの旅*
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「アスバル様、どうぞアルジェをよろしくお願いします。」
不安気な顔をしてスリジャは頭を下げる。
「スリジャ様!止めて下さい、私に頭を下げるなど┉。」
恐縮しきりでアスバルが焦る。
「アルジェは私にとって弟同然なんです┉だから心配で。」もう泣き出しそうなスリジャ。
「スリ様、止めて下さいよ。今生の別れでもあるまいし┉。ちょっとそう言っていただけると嬉しいですけど!」と、ちょっと感動。
「アスバル。スリジャが心配だし、アルジェの事は命懸けで守れ!」
いったい誰の心配してるのか┉。
「大丈夫ですよ!ちょっとラシアの神殿に行って来るだけですから。知り合いの御使いに大神殿の様子を伺ってみます。私だって十五年もグラン聖国の神殿に居たんですよ?その辺の御使いより内情は分かってますから心配ありません!」と胸を張る。
だけどアルジェって向う見ずだから┉って何か聞き捨てならない事聞こえたような気がするが、行って参ります!と元気に出発した。
スリ様と一緒だったら馬車なんだけど、私だけなら馬だよ。
自慢じゃないけど馬に乗るのは上手だと思う。
神殿では馬の扱いなら誰にも負けなかったし。
だからアスバルと二人並んで馬に乗って進む。
「アルジェ、俺から離れるなよ?馬は乗れるみたいだけど、剣は使えないだろ?危なくないように┉なっ?」
ここにも心配性が一人┉。
おおよその場所はアスバルに把握して貰ってるけど、ここはラシア王国だ。
私には全く土地勘がない。
「わかった~。頼りにしてるね!」とアスバルにウインク。
赤いね┉無茶苦茶赤くなってるよ?アスバル。可愛い!
そんなこんなで旅をそれなりに満喫して進むと宿場町に着いた。
明日中には着くだろうが、今夜はこの辺の宿に泊まる事にした。
適当な宿をアスバルが選びそこで部屋を取る。
部屋に入ると、清潔そうだし良さそうな所だ。
風呂まではないけど、疲れと汚れを落としたい。湯浴み用のお湯を女将さんに頼んだ。
「アスバル!お湯をタライに張ったよ。先に身体を流せば?」と声を掛ける。
アスバルは「アルジェ、先に使えよ?慣れない馬移動で疲れただろ?」と譲ってくれる。
洗面所で服を脱いでタライの風呂に浸かる。
やっぱり狭いけど、それでも凄く気持ちいい。
「あ~っ疲れが取れる~」
布を湯に浸し、それを肩に掛ければ温かさが身体に染み渡る。
「いい眺めだな!」その言葉にギョッとする。
「アスバル!恥ずかしいから覗くなって┉」
手でちょっと隠そうとするけど、案の定全く隠れてはいない┉。
「肩に湯を掛けてやるよ。その方が温まるだろ?」そう言って後に回り湯桶で掛けてくれる。
恥ずかしいけど、とっても気持ちいい。
何度目かの掛け湯の後、アスバルの手が背中に触れる┉。
その力強く野太い指がいつになく繊細な動きをして背から臀部を撫でる。
「綺麗だな┉アルジェ。」
もうその前から既にアルジェの心臓はバクバク言いっ放し。
二人がこういう関係になってからと言うもの、アスバルの色気が物凄い事になっている┉。
アルジェはその色気にアテられて身体が赤く色付いてくるのがわかる。
「のぼせたのか?湯に┉俺にか?」
その言葉を合図にアルジェはベッドに運ばれ、そして舌を絡め合うような深い口づけを交わし、アスバルの大きな手で身体中を弄られる。
「ハァ┉ッん。くっ┉ひぁッ。」
そしてアルジェの胸の小さな粒を弾き、摘み、ぐりぐりと押し回す。
自分の身体の隅々まで官能の波が押し寄せてくるのが分かる┉アスバルが触れる指ひとつひとつに反応してしまうのだ┉。
アスバルはそんな反応をする姿に笑みを溢しながら、太い指に香油を垂らす。そして┉アルジェの後孔にそっと触れた。
「アッ┉やぁぁ。」
丹念に指で解し、気持ちの良い深いところまで┉と指を入れてくるのだ。
その度にアルジェの身体はビクンビクンと跳ねる。
やがて我慢出来なくなったアスバルは既にぐんと反り返った自身を取り出し、アルジェのソコにそっと推し当て、ゆっくりと奥に奥にと差し入れていく┉。グブブ┉グチュ。
そうして執拗に抜き差しを繰り返した後┉一気に奥を突いた。
「くっ┉。」
「は┉ぁぁーっ。」
どくどくとしたその波がおさまった後、アスバルは恍惚の表情を浮かべるアルジェの額に口づけた。
そして┉
「結婚してくれ!アルジェ。愛してる。」と言った──。
不安気な顔をしてスリジャは頭を下げる。
「スリジャ様!止めて下さい、私に頭を下げるなど┉。」
恐縮しきりでアスバルが焦る。
「アルジェは私にとって弟同然なんです┉だから心配で。」もう泣き出しそうなスリジャ。
「スリ様、止めて下さいよ。今生の別れでもあるまいし┉。ちょっとそう言っていただけると嬉しいですけど!」と、ちょっと感動。
「アスバル。スリジャが心配だし、アルジェの事は命懸けで守れ!」
いったい誰の心配してるのか┉。
「大丈夫ですよ!ちょっとラシアの神殿に行って来るだけですから。知り合いの御使いに大神殿の様子を伺ってみます。私だって十五年もグラン聖国の神殿に居たんですよ?その辺の御使いより内情は分かってますから心配ありません!」と胸を張る。
だけどアルジェって向う見ずだから┉って何か聞き捨てならない事聞こえたような気がするが、行って参ります!と元気に出発した。
スリ様と一緒だったら馬車なんだけど、私だけなら馬だよ。
自慢じゃないけど馬に乗るのは上手だと思う。
神殿では馬の扱いなら誰にも負けなかったし。
だからアスバルと二人並んで馬に乗って進む。
「アルジェ、俺から離れるなよ?馬は乗れるみたいだけど、剣は使えないだろ?危なくないように┉なっ?」
ここにも心配性が一人┉。
おおよその場所はアスバルに把握して貰ってるけど、ここはラシア王国だ。
私には全く土地勘がない。
「わかった~。頼りにしてるね!」とアスバルにウインク。
赤いね┉無茶苦茶赤くなってるよ?アスバル。可愛い!
そんなこんなで旅をそれなりに満喫して進むと宿場町に着いた。
明日中には着くだろうが、今夜はこの辺の宿に泊まる事にした。
適当な宿をアスバルが選びそこで部屋を取る。
部屋に入ると、清潔そうだし良さそうな所だ。
風呂まではないけど、疲れと汚れを落としたい。湯浴み用のお湯を女将さんに頼んだ。
「アスバル!お湯をタライに張ったよ。先に身体を流せば?」と声を掛ける。
アスバルは「アルジェ、先に使えよ?慣れない馬移動で疲れただろ?」と譲ってくれる。
洗面所で服を脱いでタライの風呂に浸かる。
やっぱり狭いけど、それでも凄く気持ちいい。
「あ~っ疲れが取れる~」
布を湯に浸し、それを肩に掛ければ温かさが身体に染み渡る。
「いい眺めだな!」その言葉にギョッとする。
「アスバル!恥ずかしいから覗くなって┉」
手でちょっと隠そうとするけど、案の定全く隠れてはいない┉。
「肩に湯を掛けてやるよ。その方が温まるだろ?」そう言って後に回り湯桶で掛けてくれる。
恥ずかしいけど、とっても気持ちいい。
何度目かの掛け湯の後、アスバルの手が背中に触れる┉。
その力強く野太い指がいつになく繊細な動きをして背から臀部を撫でる。
「綺麗だな┉アルジェ。」
もうその前から既にアルジェの心臓はバクバク言いっ放し。
二人がこういう関係になってからと言うもの、アスバルの色気が物凄い事になっている┉。
アルジェはその色気にアテられて身体が赤く色付いてくるのがわかる。
「のぼせたのか?湯に┉俺にか?」
その言葉を合図にアルジェはベッドに運ばれ、そして舌を絡め合うような深い口づけを交わし、アスバルの大きな手で身体中を弄られる。
「ハァ┉ッん。くっ┉ひぁッ。」
そしてアルジェの胸の小さな粒を弾き、摘み、ぐりぐりと押し回す。
自分の身体の隅々まで官能の波が押し寄せてくるのが分かる┉アスバルが触れる指ひとつひとつに反応してしまうのだ┉。
アスバルはそんな反応をする姿に笑みを溢しながら、太い指に香油を垂らす。そして┉アルジェの後孔にそっと触れた。
「アッ┉やぁぁ。」
丹念に指で解し、気持ちの良い深いところまで┉と指を入れてくるのだ。
その度にアルジェの身体はビクンビクンと跳ねる。
やがて我慢出来なくなったアスバルは既にぐんと反り返った自身を取り出し、アルジェのソコにそっと推し当て、ゆっくりと奥に奥にと差し入れていく┉。グブブ┉グチュ。
そうして執拗に抜き差しを繰り返した後┉一気に奥を突いた。
「くっ┉。」
「は┉ぁぁーっ。」
どくどくとしたその波がおさまった後、アスバルは恍惚の表情を浮かべるアルジェの額に口づけた。
そして┉
「結婚してくれ!アルジェ。愛してる。」と言った──。
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