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第五章・ルートの確定後は
27・アリシアの危機
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「そうか…ではスティーブは、自重するどころか酷くなっているのだな?」
約二週間ぶりの皇帝陛下は、そう言って鎮痛の面持ちになる。親としてまだ完全には諦めてらっしゃらないのだろう…スティーブ殿下が態度を改めるのを、願っているのだ…だけど私は、ありのままをお話しせねばならない。
「残念ながらそうです…今では皇太子殿下もルーシーも、恋仲だということを隠そうともしていません。今までは側近の者達と共にいて、二人きりということは少なかったように思いますが、最近では二人きりで居るのが目立っています…」
皇帝陛下にそう報告して、思わずフゥーッと溜め息を吐く。本当はあってはならないことだが、目の前の皇帝陛下につられて私も出てしまった…
そんな細かいことは気にする様子もない陛下は、どうしたものかと考え倦ねている。それはそうだろう…あの二人、酷くなる一方だから。
あの中庭の一件以来、私の嫌がらせが逆に作用したようで隠すこともしなくなった二人。これでは本当に、廃嫡真っしぐらよ?早くも正念場がやって来たように感じる。陛下は、どうされるおつもりなんだろう?
「アリシアも同じ気持ちだと思うが、ここらで何かしらの一手を打ち出す必要がありそうだ。それは私の方でも考えてみるが…。あと一週間ほどで夏季休暇だろう?暫く会わないことで、少しマシになれば良いのだが…」
陛下はそう言って再び考え込まれて…
あと一週間で、学園は夏季休暇に入る。約二週間ほどの短い休暇だが、ここのところの暑さに辟易していた私は、待ってました!とばかりに待ち望んでいる。それに…休暇に入って直ぐの日曜日、フィリップを招待したのだ。それを二つ返事で承諾してくれたフィリップは、ユリの花束と供に返事をよこした。それには屋敷中大騒ぎよ!ロッテなんか小躍りしながら、「お嬢様にも夏がやって来た~」って言いながら花瓶に飾ってたわ。それを言うなら春でしょう?
あっ、いけない…楽しみ過ぎてここが皇居なこと、忘れてた!
「そうですね。約二週間ほど会わなくなりますから…だけど殿下が、こちらへ招待することはないのでしょうか?友人としての招待にはなるでしょうが…」
「それは私が許さん!」
ビックリした…突然陛下が、大声を出された。今まで私が目の前にいることで、抑えていたであろう感情が、今の質問で表へ出てしまったようだ。そして陛下はバツの悪いお顔で「すまない…」と即座に謝られた。そしてその怒りの程を知る。
「んんっ、それはないようにする。私は許可は出さない!絶対に。スティーブは不満かも知れぬが、それを押してまでは会うこともない!」
一度爆発していまった感情は、なかなか収まらないようだ…口調はいつもの穏やかな感じだけれど、それを言い切っている時点で相当お怒りなのだと思う。
「ところでアリシアは領地のルブランに行くのか?休暇中は。だったら暫くは会えぬので寂しいのだが…」
少し気持ちの整理がつかれた陛下は、優しい顔でそう問われた。寂しい…と言っていただけるなんて、ちょっぴり嬉しいけど!
「いいえ…今回はやめておくつもりです。なにぶん行くのに、三日はかかりますから…。行って、帰ったら、あっという間に休みがなくなってしまいますからね?」
そう言って笑うと、陛下も「なるほどな!」と言って可笑しそうに笑われた。機嫌がすっかり直ったようで、安心する。我がランドン伯爵家の領地ルブランは、物凄く遠い。早くても三日は掛かるので、どうしてもおいそれとは行けないのだ。じいやとばあやが、元気なのか気になるけど…
夏季休暇は二週間ほどで、次の秋季休暇も同じく二週間。だけど冬季休暇は凄く長い!何と二カ月近くある。だから冬になったら、一度帰りたいと思う。それにロッテも、久しぶりに家族に会いたいだろうし…
それで私は、また次は頃合いを見て参りますね!と陛下に伝え、御前を失礼することにした。
そしていつものように侍従長ジャックマンに案内されながら、皇居内を歩く。これで三回皇居を訪れている私は、ほんの少し余裕が出てきた。もう両手両足同じに出ちゃう心配はないし、来る時にもガチガチに緊張することもなくなった。それはやっぱり…皇帝陛下が凄く優しいからだ。それなのに、あの息子は!って思ってしまう。全然、似てないわね?そして中等部には弟君のウィリアム様が通ってらっしゃるようだけど、性格はどうなんだろう?と、そんなことを考えていると…
中庭に差し掛かると、少し向こうに綺麗な薔薇が咲き誇っている庭園が見える。前の二回の訪問の時は心に余裕はなくて知らなかったが、これ程の素晴らしい眺めだったとは!と驚く。「うわあぁ~」と思わず呟いていると、ジャックマンはそんな私を見ながら笑って…
「皇后陛下の薔薇園でございます。素晴らしいでしょう?品種や花色の配置など、皇后様がこだわってらっしゃいます。良ければ…近くでご覧になりますか?」
そんなジャックマンの言葉に驚く。「いいの?」と思わず言ってしまった。皇后陛下とはまだお会いしたことはない…だからそれは失礼にならないのかを心配になる。それをジャックマンも察したようで…
「大丈夫ですよ?皇后陛下も、アリシア令嬢には会ってみたいと前々から言っておいでです。今は御妊娠中でらっしゃいますので、直ぐにはお会い出来ないですが…皇帝陛下の信頼も厚い令嬢は、この薔薇園をご覧になる権利は充分にお有りです。安心して下さいませ!」
そう言ってジャックマンは、にっこりと笑う。それなら…見てみたい!今日は凄く天気も良いし、近くで見ればどれ程美しいかと思う。それで「是非に!」とお願いして、二人で薔薇園に続く回廊にと進んだ。その回廊から見える薔薇園は、また違う世界のように美しい!おまけに芳醇な香りが漂って…
「うわ!良い香り~。本当に素晴らしいですわね」
思わずそう言いながら薔薇園へと足を踏み入れる。燃えるような赤、そして可憐なピンク。それから珍しい黄と紅色の絞り模様など、今まで見たこともないような素晴らしい薔薇を堪能する。そんなふうにウキウキしながら眺めていると、そこに突然冷ややかな声が聞こえてくる。
「こんなところで令嬢と会えるとは!偶然なのかな…それとも有ること無いこと、父上に吹き込みに来たのかな?なあ、ランドン令嬢」
今までの楽しい気持ちが、一気に醒める!こ、この声は…スティーブ殿下だ!そう気付いて、ゆっくりと振り返った。そこにはやはりと言おうか、スティーブ殿下が冷たい表情をして立っていた。私はしまった…と後悔する。直ぐに帰れば良かったのだと…
「ス、スティーブ殿下…」
まさか今日ここで会おうとは思ってもなかった私は、咄嗟に殿下の名前しか出てこなかった…その後の言葉が続かないのだ。すると…
「おや?挨拶もしないのかな?帝都学園の首席入学をした令嬢が、そんなことではダメなんじゃないかな…」
そんな殿下の意地悪な言い方に戸惑う。学園では皆平等ということで、そこまで挨拶は重視されない。だけどここは皇居だ…同じようではいけない!早く挨拶をせねばと、心を何とか落ち着けてカーテシーをとる。
「皇太子殿下、ご無礼をお赦し下さい!突然だったもので…。ランドン伯爵家、アリシアでございます。今日は用がありまして、こちらに伺わせていただいて居ります」
何とかそう挨拶する。そしてそのまま、殿下の次の言葉を待った。
──それから五分ほど経った。まだ殿下からのお言葉はない…その間私は、頭を下げたままだ!
そして更に五分ほど経つと、この暑さだ…汗がどっと噴き出してくる。おまけに折ったままの膝や腰、慣れないヒールの爪先が痛い!そして伸ばした背中から頭の重みを支える首がフルフルと揺れ動く。何時まで私は、このままなの…?
約二週間ぶりの皇帝陛下は、そう言って鎮痛の面持ちになる。親としてまだ完全には諦めてらっしゃらないのだろう…スティーブ殿下が態度を改めるのを、願っているのだ…だけど私は、ありのままをお話しせねばならない。
「残念ながらそうです…今では皇太子殿下もルーシーも、恋仲だということを隠そうともしていません。今までは側近の者達と共にいて、二人きりということは少なかったように思いますが、最近では二人きりで居るのが目立っています…」
皇帝陛下にそう報告して、思わずフゥーッと溜め息を吐く。本当はあってはならないことだが、目の前の皇帝陛下につられて私も出てしまった…
そんな細かいことは気にする様子もない陛下は、どうしたものかと考え倦ねている。それはそうだろう…あの二人、酷くなる一方だから。
あの中庭の一件以来、私の嫌がらせが逆に作用したようで隠すこともしなくなった二人。これでは本当に、廃嫡真っしぐらよ?早くも正念場がやって来たように感じる。陛下は、どうされるおつもりなんだろう?
「アリシアも同じ気持ちだと思うが、ここらで何かしらの一手を打ち出す必要がありそうだ。それは私の方でも考えてみるが…。あと一週間ほどで夏季休暇だろう?暫く会わないことで、少しマシになれば良いのだが…」
陛下はそう言って再び考え込まれて…
あと一週間で、学園は夏季休暇に入る。約二週間ほどの短い休暇だが、ここのところの暑さに辟易していた私は、待ってました!とばかりに待ち望んでいる。それに…休暇に入って直ぐの日曜日、フィリップを招待したのだ。それを二つ返事で承諾してくれたフィリップは、ユリの花束と供に返事をよこした。それには屋敷中大騒ぎよ!ロッテなんか小躍りしながら、「お嬢様にも夏がやって来た~」って言いながら花瓶に飾ってたわ。それを言うなら春でしょう?
あっ、いけない…楽しみ過ぎてここが皇居なこと、忘れてた!
「そうですね。約二週間ほど会わなくなりますから…だけど殿下が、こちらへ招待することはないのでしょうか?友人としての招待にはなるでしょうが…」
「それは私が許さん!」
ビックリした…突然陛下が、大声を出された。今まで私が目の前にいることで、抑えていたであろう感情が、今の質問で表へ出てしまったようだ。そして陛下はバツの悪いお顔で「すまない…」と即座に謝られた。そしてその怒りの程を知る。
「んんっ、それはないようにする。私は許可は出さない!絶対に。スティーブは不満かも知れぬが、それを押してまでは会うこともない!」
一度爆発していまった感情は、なかなか収まらないようだ…口調はいつもの穏やかな感じだけれど、それを言い切っている時点で相当お怒りなのだと思う。
「ところでアリシアは領地のルブランに行くのか?休暇中は。だったら暫くは会えぬので寂しいのだが…」
少し気持ちの整理がつかれた陛下は、優しい顔でそう問われた。寂しい…と言っていただけるなんて、ちょっぴり嬉しいけど!
「いいえ…今回はやめておくつもりです。なにぶん行くのに、三日はかかりますから…。行って、帰ったら、あっという間に休みがなくなってしまいますからね?」
そう言って笑うと、陛下も「なるほどな!」と言って可笑しそうに笑われた。機嫌がすっかり直ったようで、安心する。我がランドン伯爵家の領地ルブランは、物凄く遠い。早くても三日は掛かるので、どうしてもおいそれとは行けないのだ。じいやとばあやが、元気なのか気になるけど…
夏季休暇は二週間ほどで、次の秋季休暇も同じく二週間。だけど冬季休暇は凄く長い!何と二カ月近くある。だから冬になったら、一度帰りたいと思う。それにロッテも、久しぶりに家族に会いたいだろうし…
それで私は、また次は頃合いを見て参りますね!と陛下に伝え、御前を失礼することにした。
そしていつものように侍従長ジャックマンに案内されながら、皇居内を歩く。これで三回皇居を訪れている私は、ほんの少し余裕が出てきた。もう両手両足同じに出ちゃう心配はないし、来る時にもガチガチに緊張することもなくなった。それはやっぱり…皇帝陛下が凄く優しいからだ。それなのに、あの息子は!って思ってしまう。全然、似てないわね?そして中等部には弟君のウィリアム様が通ってらっしゃるようだけど、性格はどうなんだろう?と、そんなことを考えていると…
中庭に差し掛かると、少し向こうに綺麗な薔薇が咲き誇っている庭園が見える。前の二回の訪問の時は心に余裕はなくて知らなかったが、これ程の素晴らしい眺めだったとは!と驚く。「うわあぁ~」と思わず呟いていると、ジャックマンはそんな私を見ながら笑って…
「皇后陛下の薔薇園でございます。素晴らしいでしょう?品種や花色の配置など、皇后様がこだわってらっしゃいます。良ければ…近くでご覧になりますか?」
そんなジャックマンの言葉に驚く。「いいの?」と思わず言ってしまった。皇后陛下とはまだお会いしたことはない…だからそれは失礼にならないのかを心配になる。それをジャックマンも察したようで…
「大丈夫ですよ?皇后陛下も、アリシア令嬢には会ってみたいと前々から言っておいでです。今は御妊娠中でらっしゃいますので、直ぐにはお会い出来ないですが…皇帝陛下の信頼も厚い令嬢は、この薔薇園をご覧になる権利は充分にお有りです。安心して下さいませ!」
そう言ってジャックマンは、にっこりと笑う。それなら…見てみたい!今日は凄く天気も良いし、近くで見ればどれ程美しいかと思う。それで「是非に!」とお願いして、二人で薔薇園に続く回廊にと進んだ。その回廊から見える薔薇園は、また違う世界のように美しい!おまけに芳醇な香りが漂って…
「うわ!良い香り~。本当に素晴らしいですわね」
思わずそう言いながら薔薇園へと足を踏み入れる。燃えるような赤、そして可憐なピンク。それから珍しい黄と紅色の絞り模様など、今まで見たこともないような素晴らしい薔薇を堪能する。そんなふうにウキウキしながら眺めていると、そこに突然冷ややかな声が聞こえてくる。
「こんなところで令嬢と会えるとは!偶然なのかな…それとも有ること無いこと、父上に吹き込みに来たのかな?なあ、ランドン令嬢」
今までの楽しい気持ちが、一気に醒める!こ、この声は…スティーブ殿下だ!そう気付いて、ゆっくりと振り返った。そこにはやはりと言おうか、スティーブ殿下が冷たい表情をして立っていた。私はしまった…と後悔する。直ぐに帰れば良かったのだと…
「ス、スティーブ殿下…」
まさか今日ここで会おうとは思ってもなかった私は、咄嗟に殿下の名前しか出てこなかった…その後の言葉が続かないのだ。すると…
「おや?挨拶もしないのかな?帝都学園の首席入学をした令嬢が、そんなことではダメなんじゃないかな…」
そんな殿下の意地悪な言い方に戸惑う。学園では皆平等ということで、そこまで挨拶は重視されない。だけどここは皇居だ…同じようではいけない!早く挨拶をせねばと、心を何とか落ち着けてカーテシーをとる。
「皇太子殿下、ご無礼をお赦し下さい!突然だったもので…。ランドン伯爵家、アリシアでございます。今日は用がありまして、こちらに伺わせていただいて居ります」
何とかそう挨拶する。そしてそのまま、殿下の次の言葉を待った。
──それから五分ほど経った。まだ殿下からのお言葉はない…その間私は、頭を下げたままだ!
そして更に五分ほど経つと、この暑さだ…汗がどっと噴き出してくる。おまけに折ったままの膝や腰、慣れないヒールの爪先が痛い!そして伸ばした背中から頭の重みを支える首がフルフルと揺れ動く。何時まで私は、このままなの…?
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