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おまけ・番外編
⑨ご出産ですよ!
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鼻からスイカ…
身体を雑巾絞り…
腹の中を小さな怪獣が暴れてる…
──なんて例えだ!怖えぇよ!!
バレンタインDAYに僕の妊娠が判明してから、五ヶ月が経った。
あと二ヶ月ほどで出産で…。僕は急に出産が怖くなる。
だから、出産経験者にどのくらい痛いものなのか聞いてみたんだけどさぁ~
──皆んなスゲェ事言ってんだ!
それにしても、鼻からスイカって何だ!?そもそも鼻ん中にスイカ入ってんのかよ?
まあきっと、有り得ない痛み…ってコトだよね~
「だけど物凄く大きなお腹だね?八ヶ月でそんなに出るものなの…?僕は六ヶ月だけど全く見た目分からないくらいでね。」
あれから少しして、何とクリスの妊娠も判明する。
今日は安定期に入ったクリスが、久しぶりに公爵家まで遊びに来てくれているんだ。
もちろん一人じゃないよ?
クリスの隣には乃恵留も居て、喉渇いてないか?とかお腹張らないか?とか言いながら、甲斐甲斐しくお世話している。
心配なの分かるけどさ~皇太子って、そんなに暇なのか…?
まあ、僕の隣にも乃恵留と全く同じ行動をしてるミシェルがいるけど!
公爵家当主だって、そんなに暇じゃない…
「どうもね、双子らしいんだよ?お医者さんが言うには心音が二つの位置から聞こえるって。それならこのお腹も納得だよね~」
それを聞いて、クリスも乃恵留も納得顔だけど、僕は一つの可能性に気付いてしまった!
──スイカ、両方の鼻の穴から出る感じなのか!?怖すぎなーい?
「マリン、出産についてそんなに難しく考えなくて大丈夫だよ?確かに痛いけど、産まれた赤ちゃん見た瞬間にパッと忘れちゃうから!あ~よしよし!いい子だね~」
そんな僕を心配して、またまた男の子を出産したばかりのオリヴァー兄上が、赤ちゃんも一緒に、それにギルバートさんも来てくれている。
伯爵家当主だって、もっと暇じゃないよ…
「そうそう!オリヴァーもこの子の時は相当お腹大きかったんだよ。それこそ双子か!?って言われてなぁ。ただ身体が大きい俺に似た子だったんだけどな!将来は騎士団に入れようかな?さあ!旦那は邪魔だろうから、あっちで赤ちゃんのお世話教えてやるよ!行くぞ~」
「兄貴!よろしくお願いします!」✕2
兄上から赤ちゃんをそっと受け取って、ギルバートさんはミシェルと乃恵留に子育てレクチャーをしてくれている。ホント頼もしい兄貴だ!
「もうね、出産を楽しむくらいの気持ちでいたらいいよ!マリンもクリスもね!」
経験者であるオリヴァー兄上の有り難い言葉を胸に刻んで、怖がるだけじゃなく、今経験出来る事を楽しもう!と思い直した。
それから二ヶ月。
更に、更にせり出したお腹は、はち切れんばかりになって、動くのもやっとだ…
もう直ぐ!ってなったら、ミシェルはもう僕に付きっきりで。
それまでに猛烈に公爵家の仕事に励み、暫く育休を取っても大丈夫なくらいに頑張ってくれた。
──も~感謝だねぇ。
元々さ、愛され過ぎてるくらい愛されてるのは分かってたけど、ここまでやってくれるとは、感謝を通り越して感動で…
出産を前にすっかり涙もろくなっている僕は、ミシェルに自分の気持ちを伝える。
「ミシェル…本当にありがとう。僕と結婚してくれて、こんなに愛してくれて…。感謝しても足り無いよ!そして僕と同じくらいこの子達をも愛してくれると信じてるから。」
僕がそう泣きながら伝えると、ミシェルは何故か愕然としている。…あれ?
「もしかして、死ぬかも?って思ってるんじゃないだろうな!そんな事は私が絶対に許さないし、それは絶対にない!もしマリンが死ぬような事があったら、私も死ぬぞ!」
──まてまて…死んじゃダメでしょ?あらヤダそんなふうに思っちゃった?
誤解を与えちゃったか…ただ感謝を伝えたかっただけなんだけども。
「あのね、全くそんな…ああ?い、痛い…かっ!」
──ヤバババ!産気づいたぁー!!
それからは怒涛の展開だ…
そして意外にもあっさりと、僕は男の子と女の子の双子を産んだ。
「可愛いでしょ?二人共、玉のような赤ちゃんだよねー!もう可愛い過ぎて辛いの!!あぁいい仕事したわぁ~」
両脇に一人ずつ抱えて、お見舞いに来てくれた面々に自慢する。
「ホントに可愛い~!男の子はミシェルにそっくりだね?そして女の子はマリンに!」
この二人の赤ちゃんと、王家の赤ちゃん、そしてロテシュ家の次男は同じ歳になる。
皆んな健康にスクスク育って、一緒に学園に通ったりして!それから恋も生まれちゃうのかしら?
うちの子、当て馬だけは可哀想だからヤメたげて~!
──おわり!
番外編もこれで終りです!読んでいただいてありがとうございました。
身体を雑巾絞り…
腹の中を小さな怪獣が暴れてる…
──なんて例えだ!怖えぇよ!!
バレンタインDAYに僕の妊娠が判明してから、五ヶ月が経った。
あと二ヶ月ほどで出産で…。僕は急に出産が怖くなる。
だから、出産経験者にどのくらい痛いものなのか聞いてみたんだけどさぁ~
──皆んなスゲェ事言ってんだ!
それにしても、鼻からスイカって何だ!?そもそも鼻ん中にスイカ入ってんのかよ?
まあきっと、有り得ない痛み…ってコトだよね~
「だけど物凄く大きなお腹だね?八ヶ月でそんなに出るものなの…?僕は六ヶ月だけど全く見た目分からないくらいでね。」
あれから少しして、何とクリスの妊娠も判明する。
今日は安定期に入ったクリスが、久しぶりに公爵家まで遊びに来てくれているんだ。
もちろん一人じゃないよ?
クリスの隣には乃恵留も居て、喉渇いてないか?とかお腹張らないか?とか言いながら、甲斐甲斐しくお世話している。
心配なの分かるけどさ~皇太子って、そんなに暇なのか…?
まあ、僕の隣にも乃恵留と全く同じ行動をしてるミシェルがいるけど!
公爵家当主だって、そんなに暇じゃない…
「どうもね、双子らしいんだよ?お医者さんが言うには心音が二つの位置から聞こえるって。それならこのお腹も納得だよね~」
それを聞いて、クリスも乃恵留も納得顔だけど、僕は一つの可能性に気付いてしまった!
──スイカ、両方の鼻の穴から出る感じなのか!?怖すぎなーい?
「マリン、出産についてそんなに難しく考えなくて大丈夫だよ?確かに痛いけど、産まれた赤ちゃん見た瞬間にパッと忘れちゃうから!あ~よしよし!いい子だね~」
そんな僕を心配して、またまた男の子を出産したばかりのオリヴァー兄上が、赤ちゃんも一緒に、それにギルバートさんも来てくれている。
伯爵家当主だって、もっと暇じゃないよ…
「そうそう!オリヴァーもこの子の時は相当お腹大きかったんだよ。それこそ双子か!?って言われてなぁ。ただ身体が大きい俺に似た子だったんだけどな!将来は騎士団に入れようかな?さあ!旦那は邪魔だろうから、あっちで赤ちゃんのお世話教えてやるよ!行くぞ~」
「兄貴!よろしくお願いします!」✕2
兄上から赤ちゃんをそっと受け取って、ギルバートさんはミシェルと乃恵留に子育てレクチャーをしてくれている。ホント頼もしい兄貴だ!
「もうね、出産を楽しむくらいの気持ちでいたらいいよ!マリンもクリスもね!」
経験者であるオリヴァー兄上の有り難い言葉を胸に刻んで、怖がるだけじゃなく、今経験出来る事を楽しもう!と思い直した。
それから二ヶ月。
更に、更にせり出したお腹は、はち切れんばかりになって、動くのもやっとだ…
もう直ぐ!ってなったら、ミシェルはもう僕に付きっきりで。
それまでに猛烈に公爵家の仕事に励み、暫く育休を取っても大丈夫なくらいに頑張ってくれた。
──も~感謝だねぇ。
元々さ、愛され過ぎてるくらい愛されてるのは分かってたけど、ここまでやってくれるとは、感謝を通り越して感動で…
出産を前にすっかり涙もろくなっている僕は、ミシェルに自分の気持ちを伝える。
「ミシェル…本当にありがとう。僕と結婚してくれて、こんなに愛してくれて…。感謝しても足り無いよ!そして僕と同じくらいこの子達をも愛してくれると信じてるから。」
僕がそう泣きながら伝えると、ミシェルは何故か愕然としている。…あれ?
「もしかして、死ぬかも?って思ってるんじゃないだろうな!そんな事は私が絶対に許さないし、それは絶対にない!もしマリンが死ぬような事があったら、私も死ぬぞ!」
──まてまて…死んじゃダメでしょ?あらヤダそんなふうに思っちゃった?
誤解を与えちゃったか…ただ感謝を伝えたかっただけなんだけども。
「あのね、全くそんな…ああ?い、痛い…かっ!」
──ヤバババ!産気づいたぁー!!
それからは怒涛の展開だ…
そして意外にもあっさりと、僕は男の子と女の子の双子を産んだ。
「可愛いでしょ?二人共、玉のような赤ちゃんだよねー!もう可愛い過ぎて辛いの!!あぁいい仕事したわぁ~」
両脇に一人ずつ抱えて、お見舞いに来てくれた面々に自慢する。
「ホントに可愛い~!男の子はミシェルにそっくりだね?そして女の子はマリンに!」
この二人の赤ちゃんと、王家の赤ちゃん、そしてロテシュ家の次男は同じ歳になる。
皆んな健康にスクスク育って、一緒に学園に通ったりして!それから恋も生まれちゃうのかしら?
うちの子、当て馬だけは可哀想だからヤメたげて~!
──おわり!
番外編もこれで終りです!読んでいただいてありがとうございました。
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夕方?も期待しています😃💕
お礼にポチっとな✨🎁✨
電車うさぎさん、本日もありがとうございます!🙇
一歩間違ったらブリザード吹き荒れる、寒いネタ満載でやってます!🤣
夕方更新話は会議ネタ最終話ですので、お楽しみに〜😊
そろそろ双子のネタもやらねば?🙄