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おまけ・番外編
③第一回・全受会議(2)
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「はい、は~い!安いよ~。今なら一袋オマケ付き!会長オススメ『身体も心もあったか茶』これであなたも妊娠へ!ロテシュ商会の自信作だよ~」
──えっ…?
「こちらは全受会議限定商品です!攻様を振り向かせる為に必要ですよ~。『お肌ピチピチお尻ムッチリボディクリーム』でーす!ロテシュ商会が貴方の為に仕入れて参りましたぁ!」
──何ですと…!?
「これで貴方も完璧受!陶器肌になりたいかーっ?真珠パウダー配合『美麗ブランドフェイスパウダー』です。ロテシュ商会で限定千個だよ!早い者勝ち」
──はっ?マジ…
「この会議、売店まで出てるね…おまけにさっきから、ロテシュ商会って言ってねぇ?どんだけ商売手広いの!?」
ミシェルから聞いてはいた…兄上が伯爵家を継いでから、ロテシュ商会が飛ぶ鳥を落とす勢いになってるって!マジでスゲェよ?
皆さんが「攻と一緒に飲む!」とか、「プリケツ!」とか、「毛穴レス!」って叫びなから長蛇の列になっている売店を横目で見ながら、オリヴァー兄上ってホントに何者よ?って思う。かなり優秀な成績で学園を卒業したっていうのは聞いてたけどー?
そんな兄上に知らなかったとはいえ、木に登らせたり屋台で買い食いさせたりしてたんだけど…。まあ、良い思い出になってると思っておこう!うん…
「ところで皆様、ここに悩める子羊ちゃんがいる事をご存知ですか?押して押して押しまくって、やっと攻に振り向いてもらえたその子羊…。いざ結婚してみると、初夜で痛がったのを理由にもう誘ってもくれない攻。これは由々しき事態です!」
──おっ!やっと本題に入ったな兄上。皆さん、お力をプリーズ!何とか解決したってや~
「その攻、サイテー!」
「痛がらしたのお前やんけ~?責任とれぃ!」
「一度の失敗で諦める?根性なし!」
皆さん口々に攻の悪口言ってますけど、この国の皇太子なんですけど?
サイテーで、経験ナッシングで、根性なしの…
そんな時、隣に居たクリスがもう黙っていられない!とばかりに立ち上がる。
「だ、だけど!とっても優しくってイケメンで…身体だって細マッチョだし、誕生日には君と同じ色だよ!って、苺の鉢植えをプレゼントしてくれる可愛い人なんですぅ。大好きが止まらない!そんな人で…」
──おい、おい!クリス…バレたんじゃね?今、大問題のその攻が皇太子だってバレたぞ!?その鮮やかな赤髪が皇太子妃だって、皆んな知っているでしょ?
んで、その誕プレ何だ?苺の鉢植えって…可愛いか?
やっぱり乃恵留って、ズレてるね?
そんな僕の心配をよそに、全受けちゃん達は口元を押さえながら、フルフルと身体を震わせている。
「か、可愛いー!!」
──えっ、嘘やん…
──またつづく!
──えっ…?
「こちらは全受会議限定商品です!攻様を振り向かせる為に必要ですよ~。『お肌ピチピチお尻ムッチリボディクリーム』でーす!ロテシュ商会が貴方の為に仕入れて参りましたぁ!」
──何ですと…!?
「これで貴方も完璧受!陶器肌になりたいかーっ?真珠パウダー配合『美麗ブランドフェイスパウダー』です。ロテシュ商会で限定千個だよ!早い者勝ち」
──はっ?マジ…
「この会議、売店まで出てるね…おまけにさっきから、ロテシュ商会って言ってねぇ?どんだけ商売手広いの!?」
ミシェルから聞いてはいた…兄上が伯爵家を継いでから、ロテシュ商会が飛ぶ鳥を落とす勢いになってるって!マジでスゲェよ?
皆さんが「攻と一緒に飲む!」とか、「プリケツ!」とか、「毛穴レス!」って叫びなから長蛇の列になっている売店を横目で見ながら、オリヴァー兄上ってホントに何者よ?って思う。かなり優秀な成績で学園を卒業したっていうのは聞いてたけどー?
そんな兄上に知らなかったとはいえ、木に登らせたり屋台で買い食いさせたりしてたんだけど…。まあ、良い思い出になってると思っておこう!うん…
「ところで皆様、ここに悩める子羊ちゃんがいる事をご存知ですか?押して押して押しまくって、やっと攻に振り向いてもらえたその子羊…。いざ結婚してみると、初夜で痛がったのを理由にもう誘ってもくれない攻。これは由々しき事態です!」
──おっ!やっと本題に入ったな兄上。皆さん、お力をプリーズ!何とか解決したってや~
「その攻、サイテー!」
「痛がらしたのお前やんけ~?責任とれぃ!」
「一度の失敗で諦める?根性なし!」
皆さん口々に攻の悪口言ってますけど、この国の皇太子なんですけど?
サイテーで、経験ナッシングで、根性なしの…
そんな時、隣に居たクリスがもう黙っていられない!とばかりに立ち上がる。
「だ、だけど!とっても優しくってイケメンで…身体だって細マッチョだし、誕生日には君と同じ色だよ!って、苺の鉢植えをプレゼントしてくれる可愛い人なんですぅ。大好きが止まらない!そんな人で…」
──おい、おい!クリス…バレたんじゃね?今、大問題のその攻が皇太子だってバレたぞ!?その鮮やかな赤髪が皇太子妃だって、皆んな知っているでしょ?
んで、その誕プレ何だ?苺の鉢植えって…可愛いか?
やっぱり乃恵留って、ズレてるね?
そんな僕の心配をよそに、全受けちゃん達は口元を押さえながら、フルフルと身体を震わせている。
「か、可愛いー!!」
──えっ、嘘やん…
──またつづく!
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