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第七章・エリオットの正体
56・愛する人
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長年アノー伯爵家で執事を務めていたジョナサン。伝え聞いたところによると、若くして僕のお祖父様に仕えていた。それからその祖父が不幸な事故で亡くなって、その後を継いだ母にも仕え、そして少し前までは父にも。
だから僕が生まれた時から、ジョナサンが居て当たり前だったんだ。それが…実はその前に、坊ちゃまのお祖父様に仕えていたの?かたや侯爵もしくは公爵家の嫡男で、もう一人は平民。そういう繋がりしか考えられないんだけど…
僕達はこれからその真実を知ろうとしている。だけど動揺され、しかも泣き出された大旦那様に驚きで言葉もない。坊ちゃまはそういうお祖父様の姿を初めて見たようで、相当ショックを受けているように見える。先程までの勢いは影を潜めて、じっと成り行きを見守っているようだ。それはそうだろうね、このブラシリア国の勇猛果敢な英雄で、おまけに今や逆らえるのはもはや王族しかいないだろう。そんな方が…?
「私がジョナサンと初めて会ったのは、丁度今のジュリアスと同じ頃だ。今では王都学園と騎士学園に分かれているが、当時は一つのみだった。私とジョナサンは専攻している科も違って、性質も全く違う…そんな二人だけど何故か気が合った。侯爵家の令息と子爵家の令息と身分までもが大きく違っていたが、まるで昔からの親友だと思えるほど仲良くなって…」
──子爵家の…令息だって?ジョナサンは、貴族出身だったのか…全く知らなかった事実に驚きを隠せない僕。
そして大旦那様は少し落ち着かれたのか、穏やかな口調でどこか懐かしむようにお話しになられている。
「そんな私達が二年生になった時、ジョナサンの実家の子爵家の事業が破産した。そして一家は離散、それに家門は責任を取らされお取り潰しになり、それでどうしても学園を辞めざるを得なくなった。ジョナサンが私から離れる?そうなって初めて、私は彼を愛しているんだと気付いた。だけどそんなことを言い出したら、ジョナサンの心にこれ以上の負担をかけてしまう…だからその気持ちを胸に秘めて、エドモア侯爵家で働くように勧めたのだ」
やっぱりそうだったのか…当時は侯爵家だったとはいえ、実はジョナサンは僕の先輩だったってことだね?もしかして大旦那様付きの従者だったのかな?だけど辛かっただろうな…大旦那様は好きだという気持ちを隠して助け舟を出されたのだろうし。だけど、その気持ちは大旦那様だけだったのか?もしかしてジョナサンだって…。それに二人が決別した理由って何だったのだろう。それに続けて「助けたといっても、結局私がジョナサンの居ない生活に耐えられなかったんだと思う…」と大旦那様は自嘲ぎみに呟いた。そして…
「ジョナサンが侯爵家の使用人になって二年が過ぎた時だ。元々頭が良かったジョナサンは、従者から執事見習いにまでなっていた。そんな時、長年争いの火種が燻っていたガバス国との戦争が勃発したのだ。私は学園の騎士専攻科を卒業したその日に戦場へと向かわねばならなくなった。それでそのことを告げると…」
「ジョナサンも大旦那様のことがずっと好きだったのだと告白したのですね?」
僕は堪え切れずにそう口にしていた。これは大旦那様だけの問題じゃない。僕にとっても大事な人であるジョナサンのことでもあるから…
大旦那様はスッとこちらへと顔を向け、僕の目をじっと見ながら頷かれた。
「そうだ…私は今から戦場に向かうというのに、心が湧き立った。ああ、私達は想い合っていたのだと…。それで誓ったのだ…必ず生きて帰って来るから待っていて欲しいと。ジョナサンは泣きながらそれに頷いてくれたよ」
ここに大旦那様が居るということは無事に帰って来たんだよね?それにその戦争の功績を讃えられ若くして公爵にまでなって…それなら何故なんだ?何故二人は別れる選択を…
「戦争が終わるまで五年かかった…その間ジョナサンはじっと待っていてくれた。やっとの思いで帰って来て、これで二人で幸せになれるのだと思っていた。唯一つ誤算だったのは、功績を立てて『英雄』などど呼ばれたことだった。望んでもいないのに程なく公爵にと陞爵され、身分の差がもっと広がった。だけどそれでもどうにかして添い遂げようとしたのだ!それこそ弟に爵位を譲ってもいいと…。だけど、私はもうそれが許される立場でななかったんだ…」
沈痛な面持ちでそう語る大旦那様。それはそうだろうな…国の英雄が、自分の勝手で公爵家を去るなど無理だろう。周りがそれを許してくれる筈もないし。ということは…
「致し方なく別れを告げたのですね?それで敗戦国ガバスの王女であったお祖母様と結婚した…」
ここまで一切言葉を発していなかった坊ちゃまが、そう口にした。これからは肉親であるお祖母様のことも関わり合いがあるから…
「そうだ…敵国の英雄である私が娶ることで、ガバスを何とか国として残すことが出来ると。そんな関係で愛がある筈もなく、あの人をも不幸にしてしまったな。お前の父を生んで、直ぐに亡くなってしまったが」
それを聞いて、一つの疑問が…ジョナサンはどうしていたの?もしかしてだけど…それを側で見ていたのではないよね?愛する人が結婚して、子供まで儲ける姿を!
そう考えてしまって、僕はブルッと身震いした。もしもそうだったら、僕はこの人を赦せないだろうと。
「あの…ジョナサンはどうなったのです?大旦那様が結婚されて、その後は…」
震えながらそう問い、祈る気持ちでその答えを待った!それに大旦那様は再び一筋の涙を零した…
「我がエドモア公爵家の執事を務めていたよ…その間も」
──バン!!
思わず僕は、力一杯テーブルを叩いていた。もう怒りの持っていき場所がなかったから!ジョナサンは、愛する人のそんな姿を見させられていた…?どんなにか辛く悲しかっただろう。ゆ、赦せない!
そう思いながら、怒りの籠もった目を大旦那様へと向けた。
だから僕が生まれた時から、ジョナサンが居て当たり前だったんだ。それが…実はその前に、坊ちゃまのお祖父様に仕えていたの?かたや侯爵もしくは公爵家の嫡男で、もう一人は平民。そういう繋がりしか考えられないんだけど…
僕達はこれからその真実を知ろうとしている。だけど動揺され、しかも泣き出された大旦那様に驚きで言葉もない。坊ちゃまはそういうお祖父様の姿を初めて見たようで、相当ショックを受けているように見える。先程までの勢いは影を潜めて、じっと成り行きを見守っているようだ。それはそうだろうね、このブラシリア国の勇猛果敢な英雄で、おまけに今や逆らえるのはもはや王族しかいないだろう。そんな方が…?
「私がジョナサンと初めて会ったのは、丁度今のジュリアスと同じ頃だ。今では王都学園と騎士学園に分かれているが、当時は一つのみだった。私とジョナサンは専攻している科も違って、性質も全く違う…そんな二人だけど何故か気が合った。侯爵家の令息と子爵家の令息と身分までもが大きく違っていたが、まるで昔からの親友だと思えるほど仲良くなって…」
──子爵家の…令息だって?ジョナサンは、貴族出身だったのか…全く知らなかった事実に驚きを隠せない僕。
そして大旦那様は少し落ち着かれたのか、穏やかな口調でどこか懐かしむようにお話しになられている。
「そんな私達が二年生になった時、ジョナサンの実家の子爵家の事業が破産した。そして一家は離散、それに家門は責任を取らされお取り潰しになり、それでどうしても学園を辞めざるを得なくなった。ジョナサンが私から離れる?そうなって初めて、私は彼を愛しているんだと気付いた。だけどそんなことを言い出したら、ジョナサンの心にこれ以上の負担をかけてしまう…だからその気持ちを胸に秘めて、エドモア侯爵家で働くように勧めたのだ」
やっぱりそうだったのか…当時は侯爵家だったとはいえ、実はジョナサンは僕の先輩だったってことだね?もしかして大旦那様付きの従者だったのかな?だけど辛かっただろうな…大旦那様は好きだという気持ちを隠して助け舟を出されたのだろうし。だけど、その気持ちは大旦那様だけだったのか?もしかしてジョナサンだって…。それに二人が決別した理由って何だったのだろう。それに続けて「助けたといっても、結局私がジョナサンの居ない生活に耐えられなかったんだと思う…」と大旦那様は自嘲ぎみに呟いた。そして…
「ジョナサンが侯爵家の使用人になって二年が過ぎた時だ。元々頭が良かったジョナサンは、従者から執事見習いにまでなっていた。そんな時、長年争いの火種が燻っていたガバス国との戦争が勃発したのだ。私は学園の騎士専攻科を卒業したその日に戦場へと向かわねばならなくなった。それでそのことを告げると…」
「ジョナサンも大旦那様のことがずっと好きだったのだと告白したのですね?」
僕は堪え切れずにそう口にしていた。これは大旦那様だけの問題じゃない。僕にとっても大事な人であるジョナサンのことでもあるから…
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「そうだ…私は今から戦場に向かうというのに、心が湧き立った。ああ、私達は想い合っていたのだと…。それで誓ったのだ…必ず生きて帰って来るから待っていて欲しいと。ジョナサンは泣きながらそれに頷いてくれたよ」
ここに大旦那様が居るということは無事に帰って来たんだよね?それにその戦争の功績を讃えられ若くして公爵にまでなって…それなら何故なんだ?何故二人は別れる選択を…
「戦争が終わるまで五年かかった…その間ジョナサンはじっと待っていてくれた。やっとの思いで帰って来て、これで二人で幸せになれるのだと思っていた。唯一つ誤算だったのは、功績を立てて『英雄』などど呼ばれたことだった。望んでもいないのに程なく公爵にと陞爵され、身分の差がもっと広がった。だけどそれでもどうにかして添い遂げようとしたのだ!それこそ弟に爵位を譲ってもいいと…。だけど、私はもうそれが許される立場でななかったんだ…」
沈痛な面持ちでそう語る大旦那様。それはそうだろうな…国の英雄が、自分の勝手で公爵家を去るなど無理だろう。周りがそれを許してくれる筈もないし。ということは…
「致し方なく別れを告げたのですね?それで敗戦国ガバスの王女であったお祖母様と結婚した…」
ここまで一切言葉を発していなかった坊ちゃまが、そう口にした。これからは肉親であるお祖母様のことも関わり合いがあるから…
「そうだ…敵国の英雄である私が娶ることで、ガバスを何とか国として残すことが出来ると。そんな関係で愛がある筈もなく、あの人をも不幸にしてしまったな。お前の父を生んで、直ぐに亡くなってしまったが」
それを聞いて、一つの疑問が…ジョナサンはどうしていたの?もしかしてだけど…それを側で見ていたのではないよね?愛する人が結婚して、子供まで儲ける姿を!
そう考えてしまって、僕はブルッと身震いした。もしもそうだったら、僕はこの人を赦せないだろうと。
「あの…ジョナサンはどうなったのです?大旦那様が結婚されて、その後は…」
震えながらそう問い、祈る気持ちでその答えを待った!それに大旦那様は再び一筋の涙を零した…
「我がエドモア公爵家の執事を務めていたよ…その間も」
──バン!!
思わず僕は、力一杯テーブルを叩いていた。もう怒りの持っていき場所がなかったから!ジョナサンは、愛する人のそんな姿を見させられていた…?どんなにか辛く悲しかっただろう。ゆ、赦せない!
そう思いながら、怒りの籠もった目を大旦那様へと向けた。
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