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第7章・番外編
106・メリークリスマス①*
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ホ、ホテル┉予約してあるの?
急にドキドキしちゃってワインを持つ手がちょっと震える。
これ、俗に言うクリスマスお泊りデートなんだろうか┉初めてだから落ち着かない。
だけど、皆んながくれたこんな機会。きっとこれを逃したら暫くは┉私はこくんと頷いて、行こ!って呟いた。
だって私、直哉さんの「最愛」だし┉。
だけどちょっとワイン飲み過ぎちゃったかも?
ほろ酔い気分で店を出た。
ここから近いというホテルに行く前に、やっぱりイルミネーション見たいな┉って。
「わあ~素敵!光のアーチが連なって別世界だね。」
直哉さんと腕を組んでそのアーチをくぐっていく。
その先には青く光るツリーがあってライトアップされている。
余りの綺麗さに言葉にならない。
そんな幻想的な景色を二人で見れるなんて幸せだ┉。
「綺麗だな!涼と見れて嬉しいけど┉そろそろ行かない?」
直哉さんのその言葉にその先を想像していまって、顔を赤らめながら頷いた。
ホテルに着くと上層階の凄く眺めの良い部屋をとってあって、テンションが上がる。
「わあ!なんて凄い眺めだろう。」
今日はイブだから、夜遅くまでやっている店やライトアップもいつもよりも長く灯されているだろう。
だから部屋の窓から見える夜景もいつもよりもキラキラしていて┉。
そのまま暫くの間、その景色に見惚れていると直哉さんが後ろからそっと抱いてくる。
「俺を放っておいて、景色を見ているなんて酷いな!」
そう耳元で囁かれてドキッとする。
私は笑いながら、ごめんネ!って自分からチュっとキスをした。
最初は軽いものだった筈のキスが興奮でどんどん深く激しいものになっていく。
「んっ、ハァハァ┉。」
やがて後ろから手を腰のところから差し入れられて身体を弄られる。
目の前には煌めく夜景が見えたままだけれど、どんどん興奮でそれどころではなくなっていく。
私の気持ちいいところを知り尽くしている直哉さんの手が激しく大胆になっていき、私の声も抑えきれなくなってゆく。
「アン!あ、あぁ┉ん」
それに外に向いたままだというのも何故か興奮が増していく。
外側からは決して見えないのだろうが、もしかして見えてる?って背徳感があるんだ┉。
ガラス越しに見える直哉さんの眼差しもいつも以上に欲を孕んだものになっている。
そんな直哉さんの様子が嬉しくて、たまらず向きを変えてぎゅっと抱き付く。
「んっ、ベッドに┉連れてって?」
そうおねだりする私に、前髪をかき上げながら┉
「もう、抱いていい?もう今直ぐ涼を抱きたいんだけど。」
そう言って、私を抱き上げた──。
急にドキドキしちゃってワインを持つ手がちょっと震える。
これ、俗に言うクリスマスお泊りデートなんだろうか┉初めてだから落ち着かない。
だけど、皆んながくれたこんな機会。きっとこれを逃したら暫くは┉私はこくんと頷いて、行こ!って呟いた。
だって私、直哉さんの「最愛」だし┉。
だけどちょっとワイン飲み過ぎちゃったかも?
ほろ酔い気分で店を出た。
ここから近いというホテルに行く前に、やっぱりイルミネーション見たいな┉って。
「わあ~素敵!光のアーチが連なって別世界だね。」
直哉さんと腕を組んでそのアーチをくぐっていく。
その先には青く光るツリーがあってライトアップされている。
余りの綺麗さに言葉にならない。
そんな幻想的な景色を二人で見れるなんて幸せだ┉。
「綺麗だな!涼と見れて嬉しいけど┉そろそろ行かない?」
直哉さんのその言葉にその先を想像していまって、顔を赤らめながら頷いた。
ホテルに着くと上層階の凄く眺めの良い部屋をとってあって、テンションが上がる。
「わあ!なんて凄い眺めだろう。」
今日はイブだから、夜遅くまでやっている店やライトアップもいつもよりも長く灯されているだろう。
だから部屋の窓から見える夜景もいつもよりもキラキラしていて┉。
そのまま暫くの間、その景色に見惚れていると直哉さんが後ろからそっと抱いてくる。
「俺を放っておいて、景色を見ているなんて酷いな!」
そう耳元で囁かれてドキッとする。
私は笑いながら、ごめんネ!って自分からチュっとキスをした。
最初は軽いものだった筈のキスが興奮でどんどん深く激しいものになっていく。
「んっ、ハァハァ┉。」
やがて後ろから手を腰のところから差し入れられて身体を弄られる。
目の前には煌めく夜景が見えたままだけれど、どんどん興奮でそれどころではなくなっていく。
私の気持ちいいところを知り尽くしている直哉さんの手が激しく大胆になっていき、私の声も抑えきれなくなってゆく。
「アン!あ、あぁ┉ん」
それに外に向いたままだというのも何故か興奮が増していく。
外側からは決して見えないのだろうが、もしかして見えてる?って背徳感があるんだ┉。
ガラス越しに見える直哉さんの眼差しもいつも以上に欲を孕んだものになっている。
そんな直哉さんの様子が嬉しくて、たまらず向きを変えてぎゅっと抱き付く。
「んっ、ベッドに┉連れてって?」
そうおねだりする私に、前髪をかき上げながら┉
「もう、抱いていい?もう今直ぐ涼を抱きたいんだけど。」
そう言って、私を抱き上げた──。
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