【完結】あなたの恋人(Ω)になれますか?〜後天性オメガの僕〜

MEIKO

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第四章・オメガの僕

47・お仕置き*

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   「瑞樹、可愛いよ。」
 
 先輩がそう呟いて、僕は本当に?って思った。
 自慢じゃないけど僕はどこまでも普通で。
 僕で先輩に釣り合うんだろうか?って悩んだ時もあったけど、もうそんな事で躊躇するのは辞めたんだ。
 ありのままの僕を見てもらって、好きになって貰おうって。

 そんな僕が今日先輩に抱かれるんだ┉。
 大好きな人に身を委ねよう。

 そう思って、ガバっと先輩に抱きついて自らキスを強請ねだる。
 先輩との濃厚なキスは、もう溶けそうなくらい甘くて、どうにかなっちゃいそうなくらい気持ちいい。

 「ん┉ふっ、ぁ┉ン!」

 同時に胸の先を押し撫でられて身体が跳ねる。
 そして僕の顔をじっと見ながら、そこを執拗に刺激されて腰が揺れてしまう。

 ──胸でこんなに感じちゃうの?すっごく恥ずかしいんだけど~

 「瑞樹、気持ちいいか?前も触っていい?」
 前?って思うよりも早く、興奮で立ち上がっている僕のものを先輩がそっと握ってくる。

 ──あん!先輩が僕の┉握ってる!やだぁ。

 上下に擦られて、ビクン!となる。 
 恥ずかしいって思うけれど、好きな人に触られてるって思ったら、過剰に反応してしまってビクビク震えてしまう┉。
 それで軽く達してしまって、もう?って顔が赤くなる。

 「先輩┉僕だけで、ごめんなさい。」
 そう言った後、僕もお返しに先輩を気持ちよくしたいな!って思った。それで先輩のをって思ったら┉

 「せ、先輩の、そんなに大きいの!?」

 僕は初めて先輩のものをまじまじと眺めて、あまりの大きさにビックリする。
 確かに先輩は凄く背が高いし┉お、大きくっても当たり前なのかも知れないけど┉。

 そう僕はドギマギしてしまったけれど、やっぱりちょっと触りたいって思う。

 恐る恐る手を伸ばし始めたら、先輩が僕の手を掴んで自分のものに押し当てる。 
 ちょっとビックリして先輩の顔を見ると、触りたいんだろ?って。

 僕は頷いて、遠慮しながらやわやわと握る。
 僕と全く違う!自分とは全然違うものを握って、僕は何だか興奮しきりだった。

 先輩がやってくれたように、触ったり擦ったりしながら、その反応を楽しむ。
 先輩が低い声で、うっ┉って唸って、僕が触って感じてくれてるんだ┉って嬉しくなる。

 それで調子に乗って、更に強めたら┉先輩の先からドロリとしたものが流れ出した。

 ──う、嬉しい~!

 僕の手を濡らしたものを見て感動していたら┉先輩が僕の腰をガッと引き寄せた。

 ──えっ?先輩?

 「悪い子にはお仕置きだな?」
 
 
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