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Lv.2『My Dream』
しおりを挟む私の夢は出版社で働くことだ。彼の…ユウキの漫画をみてそう思った。私が彼の漫画を知れたのは一番廊下側の席だったからだ。私の一つななめ前の席でコソコソと漫画を描いているのをたまたま見た。その時から、私の夢は出版社の社員になって彼の漫画を世に知らしめることだ。さて、わたしの席は何処だったかな?
僕の夢は教師だ。僕らの担任の先生に憧れてその夢を持った。ついでに言えば彼女のリコが保育士目指しているので、彼女が育てた子供の担任を僕が持てたらいいなと思っている。そんなことを考えて、ななめに数えて2つ前の彼女の背中を見た。さて、僕の席は何処だったかな?
私の夢は宇宙飛行士だ。きっと今の学力と運動能力では無理だって言われるのがオチだから、表向きには保育士になりたいって言ってるけど。やっぱり一番申し訳ないのは付き合ってるユイだ。教師になって私が保育園で育てた子供の担任をユイが持ちたいって言ってるけど…残念ながら私は宇宙に行く。窓際の一番前の席からそっとユイを見た。ニッコリ笑って私に手を振る。さて、私の席は何処だったかしら?
僕の夢は漫画家だ。もともと趣味で描いてた漫画をたまたま左ななめ後ろのユイが褒めてくれたことから、僕は漫画家を志した。いつかまた褒めてほしい。それに俺には、エリというファンもいる。いつか出版社の社員になって、俺の漫画を売ってくれると言っていた。やはりその為には漫画を描き続けなければ。さて、俺の席は何処だっただろうか?
※この彼、彼女は計四人です。
一区切りずつのセリフも、一人一人が話しているものです。
同一人物であることはあり得ません。
席順は以下の通りです。
この世界の如何なる恋愛、友情も許された世界でのお話です。
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