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再び大国へ
第九十話 ちょっとした失敗
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自分の袖辺りに違和感を感じたことで眠りから覚めたような気がした。
「ん…?」
「あ、あの…ごめんなさい…」
誰だ?聞きなれない声だけど…。
まだ自分の意識もはっきりしていないところへ、子供っぽい声が聞こえてここは夢の中かと思ってしまったが、懐かしい匂いを感じて一気に覚醒していく。
「ん、カフィン?どうしたの?」
「え、えっと…」
何かを言いたそうだけど、オレはその匂いと彼女の申し訳なさそうな態度で大体状況を察することが出来た。
「失敗しちゃった?」
こくりと頷くカフィンに、もしも自分に子供が居たのなら経験している感情なんだろうかと、新しい感覚を覚えた。
「大丈夫だよ。お手洗いはもう大丈夫?」
「うん…」
「すぐ綺麗にしような」
「……」
オレは浄化の魔法で汚れている布団をすぐに綺麗にしていく。
カフィンの服や体も一緒に綺麗にすればいいんだけど、こればかりは流石に本人も気持ち悪いかもしれないと思ったので、お風呂に行くように促していく。
「オレ用のお風呂使ってくれていいよ、こっちにおいで」
「うん…」
怒られると思っていたのだろうか、少し怯えたようなカフィンを引き連れて自分用の風呂の方へと案内していく。
「使い方は分かる?綺麗に洗えたら上がって、このタオルを使ってくれな?」
「……」
あれ?動かなくなっちゃったぞ?
「カフィン?」
「こわい…」
「あ、あー…」
これはまずくないか…?イレーナを起こすか?いやここはユフィを…?いや待て、どうしてカフィンはオレを起こしたんだ?そもそも、同じ女性を起こせばよかったはずなのに、オレを頼ってくれている時点でちゃんとお世話をするべきなんじゃないか…?
「一緒がいいならイレーナを起こしてこようか?」
「…」
カフィンは頭を左右に振っている…。困ったな。
「じゃあ、ユフィを呼んでこようか…?」
「やだ…」
ど、どうしたもんか…。
「オレと一緒がいいの?」
「うん…」
やっべぇ…。かわいいんだけど、何この生き物…。
こんなに懐かれるようなイベントは起きてないと思うんだけど…。それに、こんな小さな女の子と一緒にお風呂に入ってもいいのか?本当に大丈夫…?
いや、オレも男だ。そして、カフィンはまだまだ子供だ。イレーナたちと一緒に入るのとはわけが違うだろう。
「わかった、じゃあはいろっか」
「うんっ」
安心したのか、カフィンは笑顔を見せてくれる。
そうだ。不安に感じているに違いない子供の気持ちを蔑ろにしている場合ではないだろう。
オレはすぐに湯舟にお湯をはり、温まれるように準備する。
「ちゃんと見てるから、綺麗に洗うんだよ?」
「うん」
見ているというのはもちろん建前だ。そういうと少しでも安心するかと思ったから…。
それに、カフィンにもケモミミと尻尾が付いているからな…。あんまり見ていると、小さな女の子で暴走してしまうかもしれない。もしもそんなことになってしまったら、ここにいる女性たち全員からとんでもない視線を向けられることだろう…。考えるだけでも恐ろしい。
「怒らないの…?」
「ん?何が?」
カフィンは、何かオレが怒るようなことをしたのだろうか。
「起こしたし、汚いから…」
「ははっ、心配しなくていいよ。オレも子供のころ沢山失敗したことあるよ、そんなオレがカフィンの事を叱るわけないじゃん。今度からは、寝る前にお手洗い行くようにしような?」
「う、うん…」
自分の父親や母親には叱られていたんだろうか…。もしかしたらそうなのかもしれない。むしろそれが普通なのか?自分の時もそうだったような記憶があるし、難しい問題だよな。
「迷惑じゃない…?」
「大丈夫って言ってるじゃないか、心配しなくていいよ」
「カフィンとお兄ちゃんがここに居ていいの…?」
「ヨーファと約束したことがあるんだ。男の約束だから教えられないけど、カフィンを守るためにヨーファも兄貴の役目を果たしてるんだ。心配しなくていいよ。それに、オレは獣人のお姉ちゃんたちが好きなんだ。だからね、カフィンたちがちゃんとした生活が出来るようにしてあげるよ」
「どうして…」
「シアンは分かる?」
「うん」
「あの子もパパとママに捨てられちゃったらしいんだ。あれだけ大きくなってもツライって泣いてることもあるんだよ。だからね、子供のころに助けられるなら助けてあげたいんだ」
「なんで?」
「ん-…。これはヒミツの事だからカフィンにしか教えないよ。秘密に出来る?」
「うんっ」
「オレはね神様から子供たちを助けるように言われてるんだ」
「かみさま?」
「そうそう。この世界を守ってくれてる人たちだよ。ちょっと前に会って、困ってる人が居ないか世界を見て回ってくれってお願いされたんだ」
「す、すごい…」
「そう。オレがカフィンたちみたいに困ってる子供たちにしてあげたいことと、神様からのお願いが一緒だったからちゃんと助けてあげる」
「ありがとう…」
「ちゃんと生活できるようになったら大変かもしれないけど、頑張るんだよ?オレもちゃんと支えてあげるから、ね?」
「うんっ!頑張る!」
本当にエライな。子供たちがここまでしっかりしているのに、この国の大人たちは…やれやれといった感じだ。
「あんまり長く入ってものぼせちゃうから、そろそろ上がろうか」
「うんっ」
さっきから、ちょこちょこカフィンの体が密着してくるけど、不思議と女性らしさを感じることは無かった。イレーナやユリアとは違う、もちろんヨーファとも別物なのだが、今日一日で初めての体験が多すぎておかしくなっちゃいそうだ。
「あー、尻尾も乾かさないとね。少しだけリビングに行こうか」
「うん」
流石に眠っている人たちの横であれこれしていたら、起こしてしまうかもしれないからな。
体と頭を軽くふいて、服を着てリビングに向かっていく。
もちろんというか、誰も起きてはいないので静かなリビングでカフィンの尻尾と頭を乾かしていく。
今朝がた、お風呂に入った後のカフィンを乾かしてあげたいと思っていた要望が叶ってしまった。状況は違ったが、これはこれで良いものだ…。
「痛かったりしたら言うんだよ?」
「うん」
カフィンの頭や尻尾は、イレーナやシアンとは全くの別物だった。
こう、何というか…。とても可愛らしい!小さいからではないと思う…。なぜだろう…、この気持ちは何というのだろう…。
いや、今はカフィンをお手入れすることに集中しないか。もしも、暴走したりしたら他の女性たちに殺されかねない。落ち着け…落ち着け…。
「熱かったりしない?」
「大丈夫…」
その体の小ささも相まって、乾かすのにそう時間は掛からなかった。
「じゃあ、お部屋に戻ろうか」
「うん」
「眠れそう?」
「うん、まだ眠たい」
そんな話をしながら自分の部屋へと戻っていく。
部屋の扉を開けると──
「信希様、朝でしょうか…?」
「あ、まだ夜だよ。お手洗いに行ってたんだ」
「そうでしたか…。ではまだ休んでおきます」
「ん…」
少し驚いた。まさか起きていたわけじゃないよな…?
オレはカフィンの方へ『しーっ』と合図して、再び布団の中に戻るように促していく。
一応、綺麗にしたところの布団も確認しておく。全く問題ないみたいだったので一安心だ。
カフィンが布団に入ったのを確認して、オレも自分が眠っていたところへ戻っていく。
そして再び沈むように眠りについていく。
──。
「ん…?」
「あ、あの…ごめんなさい…」
誰だ?聞きなれない声だけど…。
まだ自分の意識もはっきりしていないところへ、子供っぽい声が聞こえてここは夢の中かと思ってしまったが、懐かしい匂いを感じて一気に覚醒していく。
「ん、カフィン?どうしたの?」
「え、えっと…」
何かを言いたそうだけど、オレはその匂いと彼女の申し訳なさそうな態度で大体状況を察することが出来た。
「失敗しちゃった?」
こくりと頷くカフィンに、もしも自分に子供が居たのなら経験している感情なんだろうかと、新しい感覚を覚えた。
「大丈夫だよ。お手洗いはもう大丈夫?」
「うん…」
「すぐ綺麗にしような」
「……」
オレは浄化の魔法で汚れている布団をすぐに綺麗にしていく。
カフィンの服や体も一緒に綺麗にすればいいんだけど、こればかりは流石に本人も気持ち悪いかもしれないと思ったので、お風呂に行くように促していく。
「オレ用のお風呂使ってくれていいよ、こっちにおいで」
「うん…」
怒られると思っていたのだろうか、少し怯えたようなカフィンを引き連れて自分用の風呂の方へと案内していく。
「使い方は分かる?綺麗に洗えたら上がって、このタオルを使ってくれな?」
「……」
あれ?動かなくなっちゃったぞ?
「カフィン?」
「こわい…」
「あ、あー…」
これはまずくないか…?イレーナを起こすか?いやここはユフィを…?いや待て、どうしてカフィンはオレを起こしたんだ?そもそも、同じ女性を起こせばよかったはずなのに、オレを頼ってくれている時点でちゃんとお世話をするべきなんじゃないか…?
「一緒がいいならイレーナを起こしてこようか?」
「…」
カフィンは頭を左右に振っている…。困ったな。
「じゃあ、ユフィを呼んでこようか…?」
「やだ…」
ど、どうしたもんか…。
「オレと一緒がいいの?」
「うん…」
やっべぇ…。かわいいんだけど、何この生き物…。
こんなに懐かれるようなイベントは起きてないと思うんだけど…。それに、こんな小さな女の子と一緒にお風呂に入ってもいいのか?本当に大丈夫…?
いや、オレも男だ。そして、カフィンはまだまだ子供だ。イレーナたちと一緒に入るのとはわけが違うだろう。
「わかった、じゃあはいろっか」
「うんっ」
安心したのか、カフィンは笑顔を見せてくれる。
そうだ。不安に感じているに違いない子供の気持ちを蔑ろにしている場合ではないだろう。
オレはすぐに湯舟にお湯をはり、温まれるように準備する。
「ちゃんと見てるから、綺麗に洗うんだよ?」
「うん」
見ているというのはもちろん建前だ。そういうと少しでも安心するかと思ったから…。
それに、カフィンにもケモミミと尻尾が付いているからな…。あんまり見ていると、小さな女の子で暴走してしまうかもしれない。もしもそんなことになってしまったら、ここにいる女性たち全員からとんでもない視線を向けられることだろう…。考えるだけでも恐ろしい。
「怒らないの…?」
「ん?何が?」
カフィンは、何かオレが怒るようなことをしたのだろうか。
「起こしたし、汚いから…」
「ははっ、心配しなくていいよ。オレも子供のころ沢山失敗したことあるよ、そんなオレがカフィンの事を叱るわけないじゃん。今度からは、寝る前にお手洗い行くようにしような?」
「う、うん…」
自分の父親や母親には叱られていたんだろうか…。もしかしたらそうなのかもしれない。むしろそれが普通なのか?自分の時もそうだったような記憶があるし、難しい問題だよな。
「迷惑じゃない…?」
「大丈夫って言ってるじゃないか、心配しなくていいよ」
「カフィンとお兄ちゃんがここに居ていいの…?」
「ヨーファと約束したことがあるんだ。男の約束だから教えられないけど、カフィンを守るためにヨーファも兄貴の役目を果たしてるんだ。心配しなくていいよ。それに、オレは獣人のお姉ちゃんたちが好きなんだ。だからね、カフィンたちがちゃんとした生活が出来るようにしてあげるよ」
「どうして…」
「シアンは分かる?」
「うん」
「あの子もパパとママに捨てられちゃったらしいんだ。あれだけ大きくなってもツライって泣いてることもあるんだよ。だからね、子供のころに助けられるなら助けてあげたいんだ」
「なんで?」
「ん-…。これはヒミツの事だからカフィンにしか教えないよ。秘密に出来る?」
「うんっ」
「オレはね神様から子供たちを助けるように言われてるんだ」
「かみさま?」
「そうそう。この世界を守ってくれてる人たちだよ。ちょっと前に会って、困ってる人が居ないか世界を見て回ってくれってお願いされたんだ」
「す、すごい…」
「そう。オレがカフィンたちみたいに困ってる子供たちにしてあげたいことと、神様からのお願いが一緒だったからちゃんと助けてあげる」
「ありがとう…」
「ちゃんと生活できるようになったら大変かもしれないけど、頑張るんだよ?オレもちゃんと支えてあげるから、ね?」
「うんっ!頑張る!」
本当にエライな。子供たちがここまでしっかりしているのに、この国の大人たちは…やれやれといった感じだ。
「あんまり長く入ってものぼせちゃうから、そろそろ上がろうか」
「うんっ」
さっきから、ちょこちょこカフィンの体が密着してくるけど、不思議と女性らしさを感じることは無かった。イレーナやユリアとは違う、もちろんヨーファとも別物なのだが、今日一日で初めての体験が多すぎておかしくなっちゃいそうだ。
「あー、尻尾も乾かさないとね。少しだけリビングに行こうか」
「うん」
流石に眠っている人たちの横であれこれしていたら、起こしてしまうかもしれないからな。
体と頭を軽くふいて、服を着てリビングに向かっていく。
もちろんというか、誰も起きてはいないので静かなリビングでカフィンの尻尾と頭を乾かしていく。
今朝がた、お風呂に入った後のカフィンを乾かしてあげたいと思っていた要望が叶ってしまった。状況は違ったが、これはこれで良いものだ…。
「痛かったりしたら言うんだよ?」
「うん」
カフィンの頭や尻尾は、イレーナやシアンとは全くの別物だった。
こう、何というか…。とても可愛らしい!小さいからではないと思う…。なぜだろう…、この気持ちは何というのだろう…。
いや、今はカフィンをお手入れすることに集中しないか。もしも、暴走したりしたら他の女性たちに殺されかねない。落ち着け…落ち着け…。
「熱かったりしない?」
「大丈夫…」
その体の小ささも相まって、乾かすのにそう時間は掛からなかった。
「じゃあ、お部屋に戻ろうか」
「うん」
「眠れそう?」
「うん、まだ眠たい」
そんな話をしながら自分の部屋へと戻っていく。
部屋の扉を開けると──
「信希様、朝でしょうか…?」
「あ、まだ夜だよ。お手洗いに行ってたんだ」
「そうでしたか…。ではまだ休んでおきます」
「ん…」
少し驚いた。まさか起きていたわけじゃないよな…?
オレはカフィンの方へ『しーっ』と合図して、再び布団の中に戻るように促していく。
一応、綺麗にしたところの布団も確認しておく。全く問題ないみたいだったので一安心だ。
カフィンが布団に入ったのを確認して、オレも自分が眠っていたところへ戻っていく。
そして再び沈むように眠りについていく。
──。
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