御呼びとあらば即参上!モンスタースイーパー響

先ずは緊急性のある依頼1

　取り合えず道具屋で、必要な物を揃える。

　野営用の簡易天幕に床用の厚手の敷物と寝袋、包丁や鍋やまな板や木ベラやお玉等の調理器具一式、皿やコップやフォークにスプーン等の食器に動物の胃袋で作られた水袋、タオル用の布、着火用の魔道具とオガクズと火バサミ、虫除けの乾燥させたかぐわし草を固めた物等思い付く限りで買ってみたら結構な量と額に成ったが、懐が暖かかったので躊躇無く払う。

　そして中央広場の野菜を売っている露店でカボチャの様な野菜と芋の様な野菜とキャベツのような野菜を買い、肉を売っている露店でベーコンみたいに薫製されたバラ肉の塊とビーフジャーキーの様な干し肉を買った。

　そして水を２樽程買っておく。

　後は調味料だと思い露店を探し歩いたら、どうやらこの世界には塩と砂糖しか味を付ける物が無いらしい事が判明する。

　しかも、塩に複数の味が存在していて、普通の塩に酸味の強いタイプの塩に甘味の強いタイプの塩に苦味の強いタイプの塩に辛味の強いタイプの塩等あり、そのため塩辛くならないように料理に使用するとどうしても味が突出してしまうらしい。

　だから塩屋だなんて専門店があったのかと思いながら、色んな塩の味見をさせてもらったが、結局普通の塩と砂糖だけ購入した。

　薬味やスパイスが無いのは正直辛いが、もしかしたら発見されていないだけで、代用できるものがあるかもしれない。

　食用になるものは少し試してみようと心に決める。