さよなら、英雄になった旦那様~ただ祈るだけの役立たずの妻のはずでしたが…~
「フローラ、すまない……。エミリーは戦地でずっと俺を支えてくれたんだ。俺はそんな彼女を愛してしまった......」
戦地から戻り、聖騎士として英雄になった夫エリオットから、帰還早々に妻であるフローラに突き付けられた離縁状。エリオットの傍らには、可憐な容姿の女性が立っている。
周囲の者達も一様に、エリオットと共に数多の死地を抜け聖女と呼ばれるようになった女性エミリーを称え、安全な王都に暮らし日々祈るばかりだったフローラを庇う者はごく僅かだった。
「……わかりました、旦那様」
反論も無く粛々と離縁を受け入れ、フローラは王都から姿を消した。
その日を境に、エリオットの周囲では異変が起こり始める。
戦地から戻り、聖騎士として英雄になった夫エリオットから、帰還早々に妻であるフローラに突き付けられた離縁状。エリオットの傍らには、可憐な容姿の女性が立っている。
周囲の者達も一様に、エリオットと共に数多の死地を抜け聖女と呼ばれるようになった女性エミリーを称え、安全な王都に暮らし日々祈るばかりだったフローラを庇う者はごく僅かだった。
「……わかりました、旦那様」
反論も無く粛々と離縁を受け入れ、フローラは王都から姿を消した。
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コメントありがとうございます!
短編タグで登録していた事を、ご指摘いただいて思い出しまして
(;´・ω・)申し訳ないです…!11万超えて短編はあり得ないですね……
これは偏に作者が小説を完結させたことが無いために、
結末までの文字数を全く予測出来ていなかったのが原因です
この返信後すぐに訂正いたします。
教えていただきありがとうございます!
恋愛要素については凄く悩んでおりまして、
自分自身が読みたい恋愛小説を書いているつもりではあるのですが
読んだ人がどう受け止めるか、は原則読者の自由だと思っています
私が読者として、「大きな物語の中にある恋愛」が好きで、
一方であまりに極端に恋愛脳に走りすぎた行動をしている主人公・ヒーローを見ると
読者として萎えてしまう事があって、そこの匙加減はなかなかに難しく、
「自分が読みたい恋愛を描く」とどうしてもこのような形になってしまいがちです
本作も、他者を想う心が力を生む世界で、
恋し愛するからこそ大きくなる力が帰結する物語として描いているつもりですが
それが読者さまに伝わらないのは、筆者の力量不足ゆえかと思います(´;ω;`)精進いたします
「ざまぁ」については、私は文字通り「ざまぁみろ」の略として、
『読者』が「ざまぁみろ」と思える展開こそが「ざまぁ」だと思っています
例えば物語の帰結として、断罪や死がある事は多々ありますが、
人が死ぬその瞬間に、読者は本当に「ざまぁみろ」なんて思うかな?と疑問も持っています。
(仮に作中人物の辿り着く帰結としての死はあったとしても、
それ自体は所謂ざまぁではないのではないか、という意図もあります)
もちろん世にはそういう意図や展開を描くものもありますし、
娯楽小説は自由であるべきとも思うので、それ自体を否定するものではありませんが、
いち作者・いち読者としては、ざまぁかどうか?は、
「読者が読んで気分がスカッとするものか否か」の比重の方が大きいと考えています
この辺は、受け取る方の価値観や感じ方で異なる部分であると思いますので
展開に不足を感じたり、また過度に感じたら教えていただけたら嬉しく思います!
聖職者と僧侶の違いに作中で触れていなかったので(;'∀')すみません!
僧侶(クレリック)が宗教・宗派を問わず使われるケースがあるので、
それを応用して修行を積んで治癒・浄化が使える人々を大分類として『僧侶』と呼び、
特定の教会に師事してより高度な魔法が使えるようになった者を特に聖職者と呼ぶ、
というように使い分けていました!
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