幻想世界の感情表現

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7 狂少女

私は小さい頃からおかしい。

知ってる。

分かってる。

私は小さい頃から、

チェーンソーを握りしめて、

人を殺し続けてた。

多分親もおかしいと思う。

お母さんは人を家に入れると、

その人を包丁とかで刺してた。

私はそれを間近で見ていた。

お母さんは笑ってた。

だからきっと、

それは楽しいのだと思った。

だから私はお母さんに頼んだ。

私にチェーンソーを頂戴…と。

お母さんはそんな私に、

喜んでチェーンソーをくれた。

それから私は路地裏に入ると、

集っている人を殺してた。

ギャリギャリ

ギャリギャリ

金切り音が小さく響いた。

返り血を浴びながら、

家に帰る。

そんな生活をしていた。

私の住んでる所は、

人が多くないところ。

殺すには最適な場所。

楽しかった。

だけどそんな私達が、

過ごす場所など、

無くなっていた。

今じゃ毎日路地裏に隠れては、

獲物を探し、切り刻む。

私の事は、

殺人鬼少女と言われてるようだ。

町の人達に、

恐れられる存在になった。

そんな私の居場所は、

いつも血腥い路地裏の中。