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赤子転生6
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藁ベッドにダシュトを寝かせると、村長はマレルも赤ん坊も含めて火を囲みなおした。
「マレル、一の村から来たお前なら魔獣のことは聞いているな? 詳しいことをお前は聞かされていたか?」
村長に尋ねられ、藁ベッドの方をチラチラ見ていたマレルは慌てて背筋を伸ばした。
「山から魔獣が下りてきたことと、俺とダシュト以外の男達で討伐隊が組まれたことしか教えられていません!」
「……」
村長の表情がしょっぱいものになる。
「……マレル、お前は……狩りに参加できないことがいかに不名誉なことなのか分かっているのか……?」
「え? でもオレの子を孕んでるダシュトと離れたくなかったので別に」
マレルの顔には欠片も悔いる様な感情が見えない。
今時の若者とジェネレーションギャップを感じたのだろう。村長も三の村の男達もしょっぱい顔になっている。
「……まあ、今はいい。アルファのことはアルファの長が取り仕切るのだから。しかし! 今現在、お前は三の村に厄介になっている身だ。魔獣討伐に協力しなければ村から追い出すからな」
「わ、わかっています」
ならば良い、と頷いて見せて、村長は改めてアシュターの方を振り返った。
「偵察中に一の村か二の村の討伐隊は見たか?」
「いいえ。しかし二の村の方角でいくつか狼煙が上がっていたので、討伐隊は複数に分かれているかと思われます」
「魔獣を見た方角、距離は?」
アシュターは集会所の丸い天井を見上げながら記憶を辿る。
「俺が魔獣を見たのは一の村と二の村の間、山側の物見砦の近くです。一の村、二の村へは人の足で一時間、三の村には二時間はかかるほど離れています。しかしあいつは黒熊ですし、追い立てられて走られたらすぐ三の村に現われてもおかしくないかと」
前世日本の熊は臆病だとか、物音を立てたら熊の方が逃げていくとか聞いたことがあるが、こっちの世界の熊はどうなのだろうか。人の味を覚えた熊ほど怖いものはないと言うし、魔獣だとか格別怖いカテゴリ名をつけられているし、討伐に行くタウカのことを想うととても不安だ。
せっかく良い父を持てたのに、死に別れなんて嫌だ。
行かないでください、と言う意思を込めてふにゃふにゃぐずっていると、タウカがぎゅっと抱き締めてくれた。
「……村長、俺、ティカも一緒に連れていきます」
「阿呆。みすみす我が子を魔獣の餌にする気か?! それが父親のすることか!」
間髪入れずに村長が叱りつける。しかしタウカは尚も追い縋った。
「父親だからこそ! ティカを一人には出来ない! 俺が一緒にいてやらないといけないんです!」
私も一人置いて行かれてタウカを失うくらいなら一緒に死んでしまった方が寂しくない。
私も一緒にいたい、という意思表示にタウカの平たい胸板に顔を擦り付けてみせた。
「我が子の側にいたい思いは分かる。しかし状況を理解出来ない赤ん坊が息を潜めるべき時に泣きだしたらどうするのだ。お前は三の村の人間皆の命を危険に晒すのか」
「それは……」
「黒熊は鼻が利く。赤ん坊の排泄物のにおいを嗅ぎつけて襲い掛かって来るぞ」
「……」
成人女性としての自我を持つ私ならば状況を把握して息を止めることも泣かないようにすることも出来るはずだが、残念ながらおむつが取れていない身体だ。
排泄のコントロールが出来ない己の不甲斐なさに、私は諦めて目を瞑った。
「それでも! ティカを臨月の人間と赤ん坊だけの場所に置いておけない! 俺が一緒に居てやらなきゃ」
必死に言い募るタウカの姿に、村長は白い眉を八の字にして苦笑する。
「自分の子と離れたくないと思う親心は儂にもわかる。しかし親として子を守るには戦わねばならない。何も儂らは死にに行こうとしているのではない。一人では敵わない魔獣相手に生き残るため、集団で戦うのだ」
「分かっています! でも、でも……」
「討伐隊は赤ん坊と守るべきものを中心に円を描いて動く。三の村がそうすることは他の村の人間も織り込み済みだ。昔からそう決まっている。一の村も二の村も赤ん坊を守ろうと動いてくれる」
「……」
「お前の伴侶が誰かはもう聞くまい。お前はもう成人しているのだしそれを選んだのはお前だ。だが子を産んだ方だけが親なのではない。三の村に入れなくとも父親という立場は変わらないのだ。きっとティカを守ろうとしてくれているだろう。それだけは信じてやれ」
「っ!!」
タウカは何か言い返そうとして、止めて口を閉ざした。
私は捨て子なので、タウカしか父親はいないのだけれど。おそらくタウカも伴侶などいない、と言いそうになったのだと思う。しかしそれを言ってしまえば私がみなしごで拾われたということが露骨に露わになってしまう。
いや、村の人間の誰が誰と子作り的な行動をしたかがバレてしまうような村に住んでいるのだ。自分で産んだのだというタウカの言葉を信じている人間は少ないだろう。それでもそう言うことにしてくれているのは、タウカの想いを尊重してくれているからなのだと思う。
それほどに拾い子という立場は喜ばしくないのか。
「今回、臨月のダシュトもいることだし、村には医療師のトールを置いていく。子供の世話も手慣れているからいつもより安心できるだろう」
村長の言葉に、弾かれたようにタウカが緑髪の人を振り仰ぐ。
緑髪の人、おそらくトールというらしい人は、にっこり微笑んで頷いてみせた。
「タウカ、安心して狩りに行け。お前の子はちゃんと守るから」
「それはっ!」
「なんだ? 他に何が心配なんだ?」
「絶対、絶対! ティカのおむつ替えするなよ!」
「へ?」
「ティカの……じ、純潔を汚すなよ!」
「タウカ……ティカは赤ん坊だぞ」
「関係あるか! ティカの裸を見るなんて絶対許さないからな!」
「……」
トールを含めた村の男達が仕様のない人を見る様な目でタウカを見ている。なんとマレルすらそんな目で見ていいた。
「オレのじい様がそんなこと言ってた時あったわー」
「親馬鹿が被害妄想的だな」
「ティカは伴侶を見つけるのが難しいだろうなあ」
「ふっるい考えですね」
村長は焦っているタウカの肩を、宥めるようにポンポンと叩く。
「トールは親の気持ちが理解できる男だ。お前の意思を尊重するだろう。これで心置きなく狩りに行けるな」
「それは、だから……」
「……村に住まうものならば、村の存続のために行動するのは義務だ。いくら自分の子供が心配でも、皆自分の子を想っている。お前だけが子供の側に居たいと思っているわけではない。皆がそう思っている。しかし狩りに出るのはやめないだろう? それが村人の義務であり父親の義務であり人の権利だからだ」
「……はい」
「そろそろ儂らも討伐に出なければならない。黒熊相手に後手に回りたくないからな」
「はい」
村長の手に優しく背中を押され、タウカ含めた赤ん坊を抱きかかえていた男達が藁ベッドの上、ダシュトの横に赤ん坊を置いた。
村の男達は武器を取り上げ、列をなして集会所の外へと出ていく。
「トール! 絶対に俺が戻るまでティカに触るなよ!」
「わかった」
「いくら泣いてもおむつを外すなよ!」
「……わかった」
「ティカの裸を見るなよ! 絶対だぞ!」
「はいはい。わかったから、さっさと行け」
タウカ何度も何度も念を押してから出ていった。
集会所の扉が閉じ、人のざわめきが遠ざかって行くのを聞いていると、トールが小さく息を吐いた。
「まったく……タウカはとんでもない親馬鹿だな」
声は呆れ果てていたが、トールは優し気な笑みを湛えていた。
「マレル、一の村から来たお前なら魔獣のことは聞いているな? 詳しいことをお前は聞かされていたか?」
村長に尋ねられ、藁ベッドの方をチラチラ見ていたマレルは慌てて背筋を伸ばした。
「山から魔獣が下りてきたことと、俺とダシュト以外の男達で討伐隊が組まれたことしか教えられていません!」
「……」
村長の表情がしょっぱいものになる。
「……マレル、お前は……狩りに参加できないことがいかに不名誉なことなのか分かっているのか……?」
「え? でもオレの子を孕んでるダシュトと離れたくなかったので別に」
マレルの顔には欠片も悔いる様な感情が見えない。
今時の若者とジェネレーションギャップを感じたのだろう。村長も三の村の男達もしょっぱい顔になっている。
「……まあ、今はいい。アルファのことはアルファの長が取り仕切るのだから。しかし! 今現在、お前は三の村に厄介になっている身だ。魔獣討伐に協力しなければ村から追い出すからな」
「わ、わかっています」
ならば良い、と頷いて見せて、村長は改めてアシュターの方を振り返った。
「偵察中に一の村か二の村の討伐隊は見たか?」
「いいえ。しかし二の村の方角でいくつか狼煙が上がっていたので、討伐隊は複数に分かれているかと思われます」
「魔獣を見た方角、距離は?」
アシュターは集会所の丸い天井を見上げながら記憶を辿る。
「俺が魔獣を見たのは一の村と二の村の間、山側の物見砦の近くです。一の村、二の村へは人の足で一時間、三の村には二時間はかかるほど離れています。しかしあいつは黒熊ですし、追い立てられて走られたらすぐ三の村に現われてもおかしくないかと」
前世日本の熊は臆病だとか、物音を立てたら熊の方が逃げていくとか聞いたことがあるが、こっちの世界の熊はどうなのだろうか。人の味を覚えた熊ほど怖いものはないと言うし、魔獣だとか格別怖いカテゴリ名をつけられているし、討伐に行くタウカのことを想うととても不安だ。
せっかく良い父を持てたのに、死に別れなんて嫌だ。
行かないでください、と言う意思を込めてふにゃふにゃぐずっていると、タウカがぎゅっと抱き締めてくれた。
「……村長、俺、ティカも一緒に連れていきます」
「阿呆。みすみす我が子を魔獣の餌にする気か?! それが父親のすることか!」
間髪入れずに村長が叱りつける。しかしタウカは尚も追い縋った。
「父親だからこそ! ティカを一人には出来ない! 俺が一緒にいてやらないといけないんです!」
私も一人置いて行かれてタウカを失うくらいなら一緒に死んでしまった方が寂しくない。
私も一緒にいたい、という意思表示にタウカの平たい胸板に顔を擦り付けてみせた。
「我が子の側にいたい思いは分かる。しかし状況を理解出来ない赤ん坊が息を潜めるべき時に泣きだしたらどうするのだ。お前は三の村の人間皆の命を危険に晒すのか」
「それは……」
「黒熊は鼻が利く。赤ん坊の排泄物のにおいを嗅ぎつけて襲い掛かって来るぞ」
「……」
成人女性としての自我を持つ私ならば状況を把握して息を止めることも泣かないようにすることも出来るはずだが、残念ながらおむつが取れていない身体だ。
排泄のコントロールが出来ない己の不甲斐なさに、私は諦めて目を瞑った。
「それでも! ティカを臨月の人間と赤ん坊だけの場所に置いておけない! 俺が一緒に居てやらなきゃ」
必死に言い募るタウカの姿に、村長は白い眉を八の字にして苦笑する。
「自分の子と離れたくないと思う親心は儂にもわかる。しかし親として子を守るには戦わねばならない。何も儂らは死にに行こうとしているのではない。一人では敵わない魔獣相手に生き残るため、集団で戦うのだ」
「分かっています! でも、でも……」
「討伐隊は赤ん坊と守るべきものを中心に円を描いて動く。三の村がそうすることは他の村の人間も織り込み済みだ。昔からそう決まっている。一の村も二の村も赤ん坊を守ろうと動いてくれる」
「……」
「お前の伴侶が誰かはもう聞くまい。お前はもう成人しているのだしそれを選んだのはお前だ。だが子を産んだ方だけが親なのではない。三の村に入れなくとも父親という立場は変わらないのだ。きっとティカを守ろうとしてくれているだろう。それだけは信じてやれ」
「っ!!」
タウカは何か言い返そうとして、止めて口を閉ざした。
私は捨て子なので、タウカしか父親はいないのだけれど。おそらくタウカも伴侶などいない、と言いそうになったのだと思う。しかしそれを言ってしまえば私がみなしごで拾われたということが露骨に露わになってしまう。
いや、村の人間の誰が誰と子作り的な行動をしたかがバレてしまうような村に住んでいるのだ。自分で産んだのだというタウカの言葉を信じている人間は少ないだろう。それでもそう言うことにしてくれているのは、タウカの想いを尊重してくれているからなのだと思う。
それほどに拾い子という立場は喜ばしくないのか。
「今回、臨月のダシュトもいることだし、村には医療師のトールを置いていく。子供の世話も手慣れているからいつもより安心できるだろう」
村長の言葉に、弾かれたようにタウカが緑髪の人を振り仰ぐ。
緑髪の人、おそらくトールというらしい人は、にっこり微笑んで頷いてみせた。
「タウカ、安心して狩りに行け。お前の子はちゃんと守るから」
「それはっ!」
「なんだ? 他に何が心配なんだ?」
「絶対、絶対! ティカのおむつ替えするなよ!」
「へ?」
「ティカの……じ、純潔を汚すなよ!」
「タウカ……ティカは赤ん坊だぞ」
「関係あるか! ティカの裸を見るなんて絶対許さないからな!」
「……」
トールを含めた村の男達が仕様のない人を見る様な目でタウカを見ている。なんとマレルすらそんな目で見ていいた。
「オレのじい様がそんなこと言ってた時あったわー」
「親馬鹿が被害妄想的だな」
「ティカは伴侶を見つけるのが難しいだろうなあ」
「ふっるい考えですね」
村長は焦っているタウカの肩を、宥めるようにポンポンと叩く。
「トールは親の気持ちが理解できる男だ。お前の意思を尊重するだろう。これで心置きなく狩りに行けるな」
「それは、だから……」
「……村に住まうものならば、村の存続のために行動するのは義務だ。いくら自分の子供が心配でも、皆自分の子を想っている。お前だけが子供の側に居たいと思っているわけではない。皆がそう思っている。しかし狩りに出るのはやめないだろう? それが村人の義務であり父親の義務であり人の権利だからだ」
「……はい」
「そろそろ儂らも討伐に出なければならない。黒熊相手に後手に回りたくないからな」
「はい」
村長の手に優しく背中を押され、タウカ含めた赤ん坊を抱きかかえていた男達が藁ベッドの上、ダシュトの横に赤ん坊を置いた。
村の男達は武器を取り上げ、列をなして集会所の外へと出ていく。
「トール! 絶対に俺が戻るまでティカに触るなよ!」
「わかった」
「いくら泣いてもおむつを外すなよ!」
「……わかった」
「ティカの裸を見るなよ! 絶対だぞ!」
「はいはい。わかったから、さっさと行け」
タウカ何度も何度も念を押してから出ていった。
集会所の扉が閉じ、人のざわめきが遠ざかって行くのを聞いていると、トールが小さく息を吐いた。
「まったく……タウカはとんでもない親馬鹿だな」
声は呆れ果てていたが、トールは優し気な笑みを湛えていた。
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