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幼少期編
02 転生したお
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2008年2月6日 大分県
「ばぶぅっ? ばぶばぶばっ!」
ここは? ど、どこだっ!
そ、そうだ。俺転生したんだ。
なんというかあっさりしているな。何かもっとエフェクト的なのがあるのかと思ったぞ。
ぼやけていて見えないがいい匂いが香る落ち着きある雰囲気の家だ。
おっ?ロングヘアの女性が居るぞ。
ワイのマミイかな?
無事転生できたんだなぁと実感が湧いてくる。優しい両親だといいなぁ。
それにしても身体が全然動かない。重力に負けてる感があるぞ。赤ちゃんとは、なんと言うか⋯⋯不自由な存在だな。
早速だがステータスを確認しよう。これからのプランも考えなくてはならない。
時間が惜しい、すぐにでも野球選手に最適な体作りを始めたい。
俺がここまで切羽詰っているのには理由がある。幼児期は将来の運動能力に物凄く重大な影響を与えるのだ。
脳の発達に関しては5歳で8割完成してしまう。だからこそこのボーナスタイムを無駄にはできない。
思考力イコール野球IQと言っても過言ではないのだ!
また脳の発達は運動神経と深く関わっている。詳しいことはまた今度【野球学】にて確認するが、今から意識して脳を鍛え上げる事は最重要課題といってもよいだろう。
プロ野球選手を目指しているものとしては一秒も無駄にできない。
だがその前に腹ごしらえをしなくては。お腹空いたな。
「ショウタくぅーんご飯の時間ですよ~~いい子でチュねぇ~」
流石ママン。わかってますね。あぁ~美味しいです。
味覚も幼児化してしまったから母乳が物凄く美味しい。
お腹いっぱいになったら眠くなって⋯⋯き⋯⋯た。
はっ! 駄目だ。ステータスを確認しなくては、
ーーーーーーーーーーー
ステータス
名前:高橋 翔大
年齢:0歳
スキル:
【努力】 累積0時間
【野球学】
【器用】
ーーーーーーーーーーー
ほうほうほう、なかなかシンプルな表記だな。
もっと能力値的なものでも見えるのかと思ったぞ。
早速能力の詳細でも見てみるか。
【スキル】をタップっとな。
【努力★】 努力を厭う気持ちを軽減。向上心増加。週5続けている事柄に対して経験値1.3倍。また一定累積時間で関連技能解放 (次の解放まで1000時間)
【器用】 器用値に補正。また使用者の身体や扱う物に対してや技術習得に1.1倍の補正
【野球学】2100年までの野球に関する科学や実験に基づく研究結果を示した教科書。また野球技術や技に関する動画も閲覧可能。栄養学などありとあらゆる分野で野球を補佐するための知識も含まれる
こ、これは凄いぞ!?いや凄すぎると言ってもいいだろう。まさにチートだっ!
成功を収めたスポーツ界の選手達や世界的有名な美術家達には共通している理論が一つあると言われている。
それは1万時間理論。
この理論はどの分野においても脳が技能を覚えるのにかかる時間は1万時間だと主張している。
もちろん1万時間使ったとしても世界的選手になれない人は圧倒的に多い。
この膨大な時間は大人の思考力と正しい知識のサポートがなければ意味がないのだ。
そしてある意味このレベルに到達することは一つの関門である。
なぜならば、誰であろうとこれだけの膨大な時間をその分野に費やすのは狂人の一種である。
だが世界的な選手は多かれ少なかれこの基準を超える。
さらに加えて言えるのは1万時間到達後の技術的な成長は圧巻とも言えるのだ、スポンジのように成長する。
———ある意味覚醒だ。
転生+【努力★】を使えば1万時間到達がこのまま行けば10代前にできるということだ。
【野球学】を使い科学を基に修練を行い、大人の思考力で考える力を養いつつ神経回路と体の結び付きを強化。
子供の頃は特に脳が発達しやすいからこそ俺は飛躍的に成長できるだろう。
そしてさらに凄いのはサッカーやどのスポーツにおいても10歳から12歳が技術を圧倒的に高める事のできる時期なのだ。これをゴールデンエイジと呼ぶ。
これが起こる起因として神経系の発達が深く関連しており、この時期を逃してしまった選手達は技術以外で勝負しなくてはいけないほど差が出てしまうのである。
つまりここで何を言いたいかというと、ゴールデンエイジ突入前にこの一万時間に到達することによって起こる、
1万時間理論達成による覚醒とゴールデンエイジによる技術力習得補正が合わさるのだ。
それは前代未聞の成長率を作り出し、未だ世界で見たことがない次元のプレーができる選手が出来上がるのではないだろうか。
はっはっははは、こ、これはす、すごいぞ⋯⋯。
俺は最高レベルの思考力、運動神経、技術を持ったバケモノを自分で作り上げる。
このまましっかり努力すれば日本人初のバロンドール受賞者に名を刻むことすらできるはずだ。
それでは飽き足らずにバロンドールを毎年授与されるのも夢ではない。
それは世界一の野球選手と言えるだろう。
俺は野球界の神になってやる。
俺はやるぞ!必ずやり遂げて見せる!もう後悔したくない!
その前に少しだけねる、、、成長ホルモンを促進するのだ。
「ばぶぅっ? ばぶばぶばっ!」
ここは? ど、どこだっ!
そ、そうだ。俺転生したんだ。
なんというかあっさりしているな。何かもっとエフェクト的なのがあるのかと思ったぞ。
ぼやけていて見えないがいい匂いが香る落ち着きある雰囲気の家だ。
おっ?ロングヘアの女性が居るぞ。
ワイのマミイかな?
無事転生できたんだなぁと実感が湧いてくる。優しい両親だといいなぁ。
それにしても身体が全然動かない。重力に負けてる感があるぞ。赤ちゃんとは、なんと言うか⋯⋯不自由な存在だな。
早速だがステータスを確認しよう。これからのプランも考えなくてはならない。
時間が惜しい、すぐにでも野球選手に最適な体作りを始めたい。
俺がここまで切羽詰っているのには理由がある。幼児期は将来の運動能力に物凄く重大な影響を与えるのだ。
脳の発達に関しては5歳で8割完成してしまう。だからこそこのボーナスタイムを無駄にはできない。
思考力イコール野球IQと言っても過言ではないのだ!
また脳の発達は運動神経と深く関わっている。詳しいことはまた今度【野球学】にて確認するが、今から意識して脳を鍛え上げる事は最重要課題といってもよいだろう。
プロ野球選手を目指しているものとしては一秒も無駄にできない。
だがその前に腹ごしらえをしなくては。お腹空いたな。
「ショウタくぅーんご飯の時間ですよ~~いい子でチュねぇ~」
流石ママン。わかってますね。あぁ~美味しいです。
味覚も幼児化してしまったから母乳が物凄く美味しい。
お腹いっぱいになったら眠くなって⋯⋯き⋯⋯た。
はっ! 駄目だ。ステータスを確認しなくては、
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ステータス
名前:高橋 翔大
年齢:0歳
スキル:
【努力】 累積0時間
【野球学】
【器用】
ーーーーーーーーーーー
ほうほうほう、なかなかシンプルな表記だな。
もっと能力値的なものでも見えるのかと思ったぞ。
早速能力の詳細でも見てみるか。
【スキル】をタップっとな。
【努力★】 努力を厭う気持ちを軽減。向上心増加。週5続けている事柄に対して経験値1.3倍。また一定累積時間で関連技能解放 (次の解放まで1000時間)
【器用】 器用値に補正。また使用者の身体や扱う物に対してや技術習得に1.1倍の補正
【野球学】2100年までの野球に関する科学や実験に基づく研究結果を示した教科書。また野球技術や技に関する動画も閲覧可能。栄養学などありとあらゆる分野で野球を補佐するための知識も含まれる
こ、これは凄いぞ!?いや凄すぎると言ってもいいだろう。まさにチートだっ!
成功を収めたスポーツ界の選手達や世界的有名な美術家達には共通している理論が一つあると言われている。
それは1万時間理論。
この理論はどの分野においても脳が技能を覚えるのにかかる時間は1万時間だと主張している。
もちろん1万時間使ったとしても世界的選手になれない人は圧倒的に多い。
この膨大な時間は大人の思考力と正しい知識のサポートがなければ意味がないのだ。
そしてある意味このレベルに到達することは一つの関門である。
なぜならば、誰であろうとこれだけの膨大な時間をその分野に費やすのは狂人の一種である。
だが世界的な選手は多かれ少なかれこの基準を超える。
さらに加えて言えるのは1万時間到達後の技術的な成長は圧巻とも言えるのだ、スポンジのように成長する。
———ある意味覚醒だ。
転生+【努力★】を使えば1万時間到達がこのまま行けば10代前にできるということだ。
【野球学】を使い科学を基に修練を行い、大人の思考力で考える力を養いつつ神経回路と体の結び付きを強化。
子供の頃は特に脳が発達しやすいからこそ俺は飛躍的に成長できるだろう。
そしてさらに凄いのはサッカーやどのスポーツにおいても10歳から12歳が技術を圧倒的に高める事のできる時期なのだ。これをゴールデンエイジと呼ぶ。
これが起こる起因として神経系の発達が深く関連しており、この時期を逃してしまった選手達は技術以外で勝負しなくてはいけないほど差が出てしまうのである。
つまりここで何を言いたいかというと、ゴールデンエイジ突入前にこの一万時間に到達することによって起こる、
1万時間理論達成による覚醒とゴールデンエイジによる技術力習得補正が合わさるのだ。
それは前代未聞の成長率を作り出し、未だ世界で見たことがない次元のプレーができる選手が出来上がるのではないだろうか。
はっはっははは、こ、これはす、すごいぞ⋯⋯。
俺は最高レベルの思考力、運動神経、技術を持ったバケモノを自分で作り上げる。
このまましっかり努力すれば日本人初のバロンドール受賞者に名を刻むことすらできるはずだ。
それでは飽き足らずにバロンドールを毎年授与されるのも夢ではない。
それは世界一の野球選手と言えるだろう。
俺は野球界の神になってやる。
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