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第十六章
リェータ-03
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そんな中、楠が何か思い立ったように言葉を発する。
全員の視線が彼女に集まると、楠は一つの仮説を話す。
「お父さん……城坂修一は、統合政府設立を目指してる。でも、レイスと言う存在の脅威を国連も含めて各国が知らなければ、レイスがどれだけ小火を起こしても、ただのテロだと思われるだけでしょう」
「その通りだな。現状、レイスと言う組織を認識している国家は少ないし、認識していても我々のように危険視している軍部もそうはいない」
現在、レイスと言う存在は各国に認知されているとは言え、それはあくまで噂以上の「新ソ連系テロ組織のバックアップ組織である」程度の認識だ。
一応、各国の諜報機関が動いてはいるらしいが、現状では重要視されていないのが現実だ。
「そして、城坂修一が現在何より欲しているのは、風神と雷神の戦闘データ、あとはその量産型アルトアリスのデータかな。多分ヒューマン・ユニットの稼働データも欲しい筈」
スラスラと仮説を立てていく楠の言葉に、全員が集中して聞いている。
オレも、兄として彼女のこうした情報整理能力が頼もしく思えてくる。
「以上の二点から、城坂修一が次に取ってくる手は、多くて三つ。
一つ、今後も適度な情報を流しつつ、私達四六やアーミー隊による攻撃を誘発する事。
二つ、レイスが動いてテロ行為に及び、こちらも私達の行動を誘発する事。
三つ――レイスが私達の防衛圏に、直接殴り込みに来る事。
例えばアルトアリスをAD学園の交流戦に乱入させたのも、四六とアーミー隊が共闘してレイスとやり合うようになったのも、そもそも風神という機体に今までヴィスナーっていうヒューマン・ユニットを使わなかったのも、全てデータを取りたかったからだと思うんです。
そして、風神の整備を百パーセント完璧に行える哨さん、ついでに成り行きだとは思うけど、風神のOMS調整も高い精度で行えるようになる梢さんの拉致も行っているし、手札としてはもう整っている筈」
「その三つの中、もしクスノキがシューイチだとして、どの手を採用する?」
「……今の状況なら、三番目。
レイスの戦力は、現状十二分に整いつつある。逆に現在は各国も防衛準備としては手薄となっている。
特に日本なんかは日米合同演習が終了して、中京から合同演習に対するクレームを受けてるし、防衛網強化なんかしてる暇もない」
初夏頃に毎年行われる日米合同演習後は、普段より防衛省の動きが遅い。
政権批判色の強いマスメディアによる印象操作が、危険意識の低い国民へ響いている上、左翼グループによる合同演習中止デモなどをスルーした結果、中京より資本を受ける市民団体から大量のクレームが入るので、どうしても問題を避ける為に行動が遅くなりがちだ。
「楠、もしかして城坂修一が次に目標とするのは、日本だっていうのか?」
「可能性としては一番大きいし……私は、日本じゃなくて、AD総合学園だと思ってる」
席についていた、四六の皆が立ち上がる。ダディもうねりながらも「あり得る話だ」と頷いた。
「AD総合学園は、横須賀基地より一本の橋を伝って入る事の出来る人工島。一応自衛隊駐屯基地は存在するし、横須賀基地からもスクランブルはかけられる。
……けど、前回のミィリス襲撃みたいに、出鼻を挫かれた状況で大量のアルトアリスに占拠でもされたら、子供たちの安全に配慮し、攻撃行動がとれない」
「しかも場所が場所なだけに、アーミー隊も突入が難しいな。あそこは防衛省だけの管轄ではなく、日本文科省も高田重工も利権に関わっているから、同盟国と言えど米軍管轄の部隊が突入すれば国際問題になりかねん」
「オマケに、AD総合学園には高田重工が盗られて一番困る上、新ソ連系テロ組織だけじゃなくて連邦同盟加盟国ですら、喉から手が出る程欲しがってる秋風も大量にある。
更に高校生以下の子供が多く生活する場所だから、世論も強く動く。各国にレイスという組織の存在を示すのに、これ以上インパクトのある攻撃対象は無い。
実際にミィリスが小一時間、一人も死者がいなかった前回の襲撃ですら全世界には衝撃的なニュースとなってるし、なのに野党の妨害もあって、日本政府も防衛省もAD学園の防衛力強化に踏み切れてもいない。攻撃するなら今が絶好の機会になる。
ガントレット大佐、どうでしょう?」
自分の考えを言い切った楠の言葉に、ダディも頷いた。
「クスノキ、お前はADパイロットより戦術家となった方がいいのではないか?」
「朝読新聞の記者よりは良い就職先ですが、今は置いておきましょう」
「では続けてお前に聞こう。――どの様に対処すべきかな?」
「ご安心ください。――私と、あの神崎紗彩子によって、AD総合学園の防衛力強化には、既に移っています」
楠は自前の携帯端末を取り出して、執務室に存在するプロジェクタへ接続・組織図を映し出した。
「AD総合学園には、元々我々生徒会役員及び、神崎紗彩子率いる部兵隊による自衛力を持っています。
そして前回帰投した際、私の権限と神崎紗彩子の伝手、及び防衛省と文科省にも連絡を取り、実弾装備許可の範囲拡大を申請しており、部兵隊のみでなく全学年Aクラスに所属する生徒に実弾使用の許可を出しています」
「総計何機となる?」
「雷神も含める場合は七十六機の秋風による実弾戦闘が可能となります」
眼鏡をクイッと上げる動作をジェスチャーした楠。その動きに島根と村上が「いつもの会長だ」と笑う。
「でも待て楠。Aクラスパイロットとはいえ、いきなり実戦配備なんか命じられても、満足に動くはずがない」
だがオレは懸念する。いきなり実戦配備出来るからお前たちも動けと、命令した所で動けるはずがない。
AD総合学園に入学して実戦に出る事を想定している生徒なんか要る筈がない。
「何言ってるのですか、城坂さん。実戦配備を事前の訓練無しに行わせるなど、戦時中じゃあるまいし」
「え」
「既に、先日のミィリス襲撃事件を引き合いに出し、いざという危険に際して、自身の秋風に実弾装備を希望するかどうか、志願者を募っており、現在は志願者による夏休み返上訓練が行われておりますよ」
「訓練って……ホントに?」
「城坂さんは徴用と志願、どちらが兵力として好ましいと思います?」
「そりゃ勿論、志願だけど」
「AD総合学園は自衛隊ではありません。そうした防衛作戦に参加するかは、志願を募る形としました。
結果、五十五人近い志願者が集まり、現在は神崎紗彩子と天城幸恵先輩による、部兵隊と志願者合同の訓練が行われておりますよ」
いつの間にそんな手引きを、と尋ねようとした瞬間。
楠は、オレの唇に人差し指を置いて「しーっ」と言葉を止めた。
「お兄ちゃんは、一人で何もかもを守ろうとし過ぎなんだよ。
皆、お兄ちゃんに守られてばっかりの子供じゃない。
なんなら、お兄ちゃんにばかり戦わせてなるもんか、って意気込む神崎紗彩子や天城先輩みたいな人もいる。
だから、皆を信じてあげて。
皆――誰かを守る、何かを守る兵士になるんだって、自分で決めたんだから」
「自分で、決めた……」
それは、オレが出来なかった事。
幼い頃から、自分に出来る事はこれだけだって決めつけ、兵士となったオレとは違って、その五十五人は、自分の身を、誰かの事を、自分の力で守ろうと、決める事が出来たというんだ。
それは――何て素晴らしい事なんだろう。
「お前は……本当にオレの妹か?」
「ふふ、妹のままじゃ結婚できないから、妹じゃない方がいい?」
何て手が早く、頼りになる妹なのだろう。
死体を見慣れていない、いざという時悩んだり、苦しんだりする、可愛い所もある妹だけれど……敵に回したら恐ろしい妹だ。
「……ダディ、今すぐ艦をAD学園に」
「ああ。我々アーミー隊はこのまま調査を続け、シューイチの潜伏先を突き止める」
オレ達四六――AD総合学園高等部生徒会は、AD総合学園へ行き、学園の防衛作戦に就く。
そしてアーミー隊は、城坂修一の野望を阻止する為に、奴のアジトを突き止め、レイスを壊滅させる。
「分かりやすくて、良い作戦だ、秋沢楠」
「伊達に、生徒会長はやってないんですよ。城坂織姫さん」
全員の視線が彼女に集まると、楠は一つの仮説を話す。
「お父さん……城坂修一は、統合政府設立を目指してる。でも、レイスと言う存在の脅威を国連も含めて各国が知らなければ、レイスがどれだけ小火を起こしても、ただのテロだと思われるだけでしょう」
「その通りだな。現状、レイスと言う組織を認識している国家は少ないし、認識していても我々のように危険視している軍部もそうはいない」
現在、レイスと言う存在は各国に認知されているとは言え、それはあくまで噂以上の「新ソ連系テロ組織のバックアップ組織である」程度の認識だ。
一応、各国の諜報機関が動いてはいるらしいが、現状では重要視されていないのが現実だ。
「そして、城坂修一が現在何より欲しているのは、風神と雷神の戦闘データ、あとはその量産型アルトアリスのデータかな。多分ヒューマン・ユニットの稼働データも欲しい筈」
スラスラと仮説を立てていく楠の言葉に、全員が集中して聞いている。
オレも、兄として彼女のこうした情報整理能力が頼もしく思えてくる。
「以上の二点から、城坂修一が次に取ってくる手は、多くて三つ。
一つ、今後も適度な情報を流しつつ、私達四六やアーミー隊による攻撃を誘発する事。
二つ、レイスが動いてテロ行為に及び、こちらも私達の行動を誘発する事。
三つ――レイスが私達の防衛圏に、直接殴り込みに来る事。
例えばアルトアリスをAD学園の交流戦に乱入させたのも、四六とアーミー隊が共闘してレイスとやり合うようになったのも、そもそも風神という機体に今までヴィスナーっていうヒューマン・ユニットを使わなかったのも、全てデータを取りたかったからだと思うんです。
そして、風神の整備を百パーセント完璧に行える哨さん、ついでに成り行きだとは思うけど、風神のOMS調整も高い精度で行えるようになる梢さんの拉致も行っているし、手札としてはもう整っている筈」
「その三つの中、もしクスノキがシューイチだとして、どの手を採用する?」
「……今の状況なら、三番目。
レイスの戦力は、現状十二分に整いつつある。逆に現在は各国も防衛準備としては手薄となっている。
特に日本なんかは日米合同演習が終了して、中京から合同演習に対するクレームを受けてるし、防衛網強化なんかしてる暇もない」
初夏頃に毎年行われる日米合同演習後は、普段より防衛省の動きが遅い。
政権批判色の強いマスメディアによる印象操作が、危険意識の低い国民へ響いている上、左翼グループによる合同演習中止デモなどをスルーした結果、中京より資本を受ける市民団体から大量のクレームが入るので、どうしても問題を避ける為に行動が遅くなりがちだ。
「楠、もしかして城坂修一が次に目標とするのは、日本だっていうのか?」
「可能性としては一番大きいし……私は、日本じゃなくて、AD総合学園だと思ってる」
席についていた、四六の皆が立ち上がる。ダディもうねりながらも「あり得る話だ」と頷いた。
「AD総合学園は、横須賀基地より一本の橋を伝って入る事の出来る人工島。一応自衛隊駐屯基地は存在するし、横須賀基地からもスクランブルはかけられる。
……けど、前回のミィリス襲撃みたいに、出鼻を挫かれた状況で大量のアルトアリスに占拠でもされたら、子供たちの安全に配慮し、攻撃行動がとれない」
「しかも場所が場所なだけに、アーミー隊も突入が難しいな。あそこは防衛省だけの管轄ではなく、日本文科省も高田重工も利権に関わっているから、同盟国と言えど米軍管轄の部隊が突入すれば国際問題になりかねん」
「オマケに、AD総合学園には高田重工が盗られて一番困る上、新ソ連系テロ組織だけじゃなくて連邦同盟加盟国ですら、喉から手が出る程欲しがってる秋風も大量にある。
更に高校生以下の子供が多く生活する場所だから、世論も強く動く。各国にレイスという組織の存在を示すのに、これ以上インパクトのある攻撃対象は無い。
実際にミィリスが小一時間、一人も死者がいなかった前回の襲撃ですら全世界には衝撃的なニュースとなってるし、なのに野党の妨害もあって、日本政府も防衛省もAD学園の防衛力強化に踏み切れてもいない。攻撃するなら今が絶好の機会になる。
ガントレット大佐、どうでしょう?」
自分の考えを言い切った楠の言葉に、ダディも頷いた。
「クスノキ、お前はADパイロットより戦術家となった方がいいのではないか?」
「朝読新聞の記者よりは良い就職先ですが、今は置いておきましょう」
「では続けてお前に聞こう。――どの様に対処すべきかな?」
「ご安心ください。――私と、あの神崎紗彩子によって、AD総合学園の防衛力強化には、既に移っています」
楠は自前の携帯端末を取り出して、執務室に存在するプロジェクタへ接続・組織図を映し出した。
「AD総合学園には、元々我々生徒会役員及び、神崎紗彩子率いる部兵隊による自衛力を持っています。
そして前回帰投した際、私の権限と神崎紗彩子の伝手、及び防衛省と文科省にも連絡を取り、実弾装備許可の範囲拡大を申請しており、部兵隊のみでなく全学年Aクラスに所属する生徒に実弾使用の許可を出しています」
「総計何機となる?」
「雷神も含める場合は七十六機の秋風による実弾戦闘が可能となります」
眼鏡をクイッと上げる動作をジェスチャーした楠。その動きに島根と村上が「いつもの会長だ」と笑う。
「でも待て楠。Aクラスパイロットとはいえ、いきなり実戦配備なんか命じられても、満足に動くはずがない」
だがオレは懸念する。いきなり実戦配備出来るからお前たちも動けと、命令した所で動けるはずがない。
AD総合学園に入学して実戦に出る事を想定している生徒なんか要る筈がない。
「何言ってるのですか、城坂さん。実戦配備を事前の訓練無しに行わせるなど、戦時中じゃあるまいし」
「え」
「既に、先日のミィリス襲撃事件を引き合いに出し、いざという危険に際して、自身の秋風に実弾装備を希望するかどうか、志願者を募っており、現在は志願者による夏休み返上訓練が行われておりますよ」
「訓練って……ホントに?」
「城坂さんは徴用と志願、どちらが兵力として好ましいと思います?」
「そりゃ勿論、志願だけど」
「AD総合学園は自衛隊ではありません。そうした防衛作戦に参加するかは、志願を募る形としました。
結果、五十五人近い志願者が集まり、現在は神崎紗彩子と天城幸恵先輩による、部兵隊と志願者合同の訓練が行われておりますよ」
いつの間にそんな手引きを、と尋ねようとした瞬間。
楠は、オレの唇に人差し指を置いて「しーっ」と言葉を止めた。
「お兄ちゃんは、一人で何もかもを守ろうとし過ぎなんだよ。
皆、お兄ちゃんに守られてばっかりの子供じゃない。
なんなら、お兄ちゃんにばかり戦わせてなるもんか、って意気込む神崎紗彩子や天城先輩みたいな人もいる。
だから、皆を信じてあげて。
皆――誰かを守る、何かを守る兵士になるんだって、自分で決めたんだから」
「自分で、決めた……」
それは、オレが出来なかった事。
幼い頃から、自分に出来る事はこれだけだって決めつけ、兵士となったオレとは違って、その五十五人は、自分の身を、誰かの事を、自分の力で守ろうと、決める事が出来たというんだ。
それは――何て素晴らしい事なんだろう。
「お前は……本当にオレの妹か?」
「ふふ、妹のままじゃ結婚できないから、妹じゃない方がいい?」
何て手が早く、頼りになる妹なのだろう。
死体を見慣れていない、いざという時悩んだり、苦しんだりする、可愛い所もある妹だけれど……敵に回したら恐ろしい妹だ。
「……ダディ、今すぐ艦をAD学園に」
「ああ。我々アーミー隊はこのまま調査を続け、シューイチの潜伏先を突き止める」
オレ達四六――AD総合学園高等部生徒会は、AD総合学園へ行き、学園の防衛作戦に就く。
そしてアーミー隊は、城坂修一の野望を阻止する為に、奴のアジトを突き止め、レイスを壊滅させる。
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