103 / 191
第十一章
作戦終了ー02
しおりを挟む
痛む頭、いら立つ思考。これらを抑える為、何気なく呟いた楠の言葉に、返事をする。
元々雷神も、四六と高田重工、アストレイド・ブレイン社の三つが協力して設計したものの、それをオレと楠が搭乗する為に必要な整備を、哨に依頼した。
設計と整備は違う。整備士は搭乗するパイロットに合わせた機体整備を行う事により、そのパフォーマンスを万全に発揮できるようにする事が仕事だ。
哨はその点に関してだけ言えば、全世界で一番優秀な整備士だろう。
機体の損傷個所・異常個所等を検査システムなど使う事なく判別してしまう目、損傷を判断した上で適切な修繕を行える技術、更にはそれらをこなすスピードまでが一級品だ。
先ほど彼女との会話で「雷神の修理に三日はかかる」と言っていたが、それでも彼女なら二日かけずに修理を終わらすことが出来ただろう。
彼女は納期を長めに言う癖があるので、それを理解していたオレも、深く指摘はしなかったが。
後は梢さんだが、元々彼女に関しては確保対象でなかったとしても、彼女の名を知っていた事、更に哨の技量を知り得ていた事を鑑みても、梢さんのOMSを設計するプログラマーとしての腕も知り得ていたんだろう。
彼女も在学中からアストレイド・ブレイン社に推薦を貰う程の逸材であり、清水先輩程ではないが、それでも雷神のOMS設計にも力を出している。
『姫っ』
そんなオレ達の思考を振り払うかのように、村上の声が聞こえた。声はいつもの呑気なものではなく、非常に焦りを見せていた事が珍しい。
「無事か、村上。状況は」
『マズいんだよ! 三人が敵に狙われて』
『姫ちゃんっ』
別の通信が割り込まれる。声は姉ちゃんからだ。通信妨害が解消したので、恐らく神崎たち三人の下からだろう。
「姉ちゃん、皆は」
『今急いで下山してる! 紗彩子が、紗彩子が――っ!!』
何か、ゾワリとした嫌な予感が背中をよぎる。
雷神を立ち上がらせ、覚束ない足取りで、姉ちゃんたちの来るであろう道を行く。
登山口まで行くと――そこから姉ちゃんの秋風が、なるべく衝撃の無いように走って来た事が、事態を物語っている。
『うぅ――あぁ、っ!!』
『紗彩子、コックピット付近をやられて、お腹に破片が……!』
姉ちゃんのコックピット内、姉ちゃんに抱かれながら、神崎が呻き、叫び、痛みを堪えている。
しかし医務室はここからでは若干遠いし、何より揺れの激しい状況では出血を酷くしてしまう。
「姉ちゃんそこで神崎を下せ、オレが止血する! 村上、格納庫にある緊急治療キットをすぐに持ってきてくれっ!」
姉ちゃんがすぐに機体を止め、ハッチを開いて機体から降りる。オレはすぐにコックピット内にある防寒用毛布とシーツ、簡易医療キットを取り出し、コックピットハッチを開いて、飛ぶ。
着地。僅かに足に残る衝撃を無視しつつ、神崎の所へ走る。
「神崎っ」
「っ、織姫……さん……っ」
「くそ、破片は抜けちまったのかっ。……いや、いい。喋るな。痛むが、我慢しろよ……っ!」
パイロットスーツを脱がし、彼女の綺麗な身体が露わになる。けれど今はそんな所を見ている場合ではない。
シーツをあてがいながら治療キット内にあるゴム手袋を着用、その上でガーゼを取り出して、シーツをどかして、ガーゼを当てがって圧迫する。
『姫、持ってきたぞ!』
「ここに置いて、医務室に連絡! すぐに車と担架の用意をさせてくれっ」
大量出血は30%の血液が失われると命の危険がある。止血も重要だが、輸血の必要もあるかもしれない。
更には破片が肉体内部に侵食してしまう事も非常に恐ろしい。破傷風以外にも様々な感染症の可能性もあるので、早く手当しなければならない。
「神崎……神崎……っ」
こんなことが、前にもあった。
あの時は、マークの身体。
今度は、神崎の身体だ。
もう嫌なんだ。大切な人が、大好きな人がいなくなるなんて。
――哨も、梢さんも、その上神崎まで、失いたくない。
「織姫、さん」
「喋るな神崎っ! じっとしていろっ」
「大丈夫、です。痛みも、だいぶ、慣れて……っ」
若干顔が青白く見えたので、楠へ「毛布を丸めて足下に敷いて、頭を下げさせるっ!」と指示し、血流の流れが頭に行くようにする。
「そんなに……泣かないで、下さい」
「泣くに決まってんだろ!? お前が死んじまったらどうしようって考えるだけで、不安で不安で頭がいっぱいなんだよッ!!」
「ふふ……今日は、何だか……正直ですね」
「オレは何時だって正直だよ。お前が生きる為だったらなんでもやってやる。だから、だから喋らず、じっとしててくれ……っ」
「なら……ひとつ、お願い……いいですか?」
「後じゃダメか……!?」
「今……キス、してください」
傷口を左手で圧迫しながら、彼女の顔へ自身の顔を近づけ、その上で唇を合わせる。
時間を指定されなかったので、五秒ほどで口を離し、キスの位置調整の為に空けた右手を再び圧迫する腹部へ戻した。
「……ふふ。あっさり、です……ね」
「してくれって、言われたからな。ここまでさせたんだ。絶対に死ぬんじゃないぞ」
「なら、続きは……目が、覚めてから……ですね」
意識を落とす神崎。しかし呼吸は一定だし、顔色も先ほどよりはだいぶ改善されたので、まだ死なない。
更に、基地に常設されている医療チームの車が到着し、処置を変わってくれた。村上が素早く呼んできてくれたおかげだと、ほっと息をつく。
――幸い、神崎の体内に侵入した破片は全て取り除かれ、傷もそこまで深くなかった事もあり、一命を取り留める事は、容易だったという。
元々雷神も、四六と高田重工、アストレイド・ブレイン社の三つが協力して設計したものの、それをオレと楠が搭乗する為に必要な整備を、哨に依頼した。
設計と整備は違う。整備士は搭乗するパイロットに合わせた機体整備を行う事により、そのパフォーマンスを万全に発揮できるようにする事が仕事だ。
哨はその点に関してだけ言えば、全世界で一番優秀な整備士だろう。
機体の損傷個所・異常個所等を検査システムなど使う事なく判別してしまう目、損傷を判断した上で適切な修繕を行える技術、更にはそれらをこなすスピードまでが一級品だ。
先ほど彼女との会話で「雷神の修理に三日はかかる」と言っていたが、それでも彼女なら二日かけずに修理を終わらすことが出来ただろう。
彼女は納期を長めに言う癖があるので、それを理解していたオレも、深く指摘はしなかったが。
後は梢さんだが、元々彼女に関しては確保対象でなかったとしても、彼女の名を知っていた事、更に哨の技量を知り得ていた事を鑑みても、梢さんのOMSを設計するプログラマーとしての腕も知り得ていたんだろう。
彼女も在学中からアストレイド・ブレイン社に推薦を貰う程の逸材であり、清水先輩程ではないが、それでも雷神のOMS設計にも力を出している。
『姫っ』
そんなオレ達の思考を振り払うかのように、村上の声が聞こえた。声はいつもの呑気なものではなく、非常に焦りを見せていた事が珍しい。
「無事か、村上。状況は」
『マズいんだよ! 三人が敵に狙われて』
『姫ちゃんっ』
別の通信が割り込まれる。声は姉ちゃんからだ。通信妨害が解消したので、恐らく神崎たち三人の下からだろう。
「姉ちゃん、皆は」
『今急いで下山してる! 紗彩子が、紗彩子が――っ!!』
何か、ゾワリとした嫌な予感が背中をよぎる。
雷神を立ち上がらせ、覚束ない足取りで、姉ちゃんたちの来るであろう道を行く。
登山口まで行くと――そこから姉ちゃんの秋風が、なるべく衝撃の無いように走って来た事が、事態を物語っている。
『うぅ――あぁ、っ!!』
『紗彩子、コックピット付近をやられて、お腹に破片が……!』
姉ちゃんのコックピット内、姉ちゃんに抱かれながら、神崎が呻き、叫び、痛みを堪えている。
しかし医務室はここからでは若干遠いし、何より揺れの激しい状況では出血を酷くしてしまう。
「姉ちゃんそこで神崎を下せ、オレが止血する! 村上、格納庫にある緊急治療キットをすぐに持ってきてくれっ!」
姉ちゃんがすぐに機体を止め、ハッチを開いて機体から降りる。オレはすぐにコックピット内にある防寒用毛布とシーツ、簡易医療キットを取り出し、コックピットハッチを開いて、飛ぶ。
着地。僅かに足に残る衝撃を無視しつつ、神崎の所へ走る。
「神崎っ」
「っ、織姫……さん……っ」
「くそ、破片は抜けちまったのかっ。……いや、いい。喋るな。痛むが、我慢しろよ……っ!」
パイロットスーツを脱がし、彼女の綺麗な身体が露わになる。けれど今はそんな所を見ている場合ではない。
シーツをあてがいながら治療キット内にあるゴム手袋を着用、その上でガーゼを取り出して、シーツをどかして、ガーゼを当てがって圧迫する。
『姫、持ってきたぞ!』
「ここに置いて、医務室に連絡! すぐに車と担架の用意をさせてくれっ」
大量出血は30%の血液が失われると命の危険がある。止血も重要だが、輸血の必要もあるかもしれない。
更には破片が肉体内部に侵食してしまう事も非常に恐ろしい。破傷風以外にも様々な感染症の可能性もあるので、早く手当しなければならない。
「神崎……神崎……っ」
こんなことが、前にもあった。
あの時は、マークの身体。
今度は、神崎の身体だ。
もう嫌なんだ。大切な人が、大好きな人がいなくなるなんて。
――哨も、梢さんも、その上神崎まで、失いたくない。
「織姫、さん」
「喋るな神崎っ! じっとしていろっ」
「大丈夫、です。痛みも、だいぶ、慣れて……っ」
若干顔が青白く見えたので、楠へ「毛布を丸めて足下に敷いて、頭を下げさせるっ!」と指示し、血流の流れが頭に行くようにする。
「そんなに……泣かないで、下さい」
「泣くに決まってんだろ!? お前が死んじまったらどうしようって考えるだけで、不安で不安で頭がいっぱいなんだよッ!!」
「ふふ……今日は、何だか……正直ですね」
「オレは何時だって正直だよ。お前が生きる為だったらなんでもやってやる。だから、だから喋らず、じっとしててくれ……っ」
「なら……ひとつ、お願い……いいですか?」
「後じゃダメか……!?」
「今……キス、してください」
傷口を左手で圧迫しながら、彼女の顔へ自身の顔を近づけ、その上で唇を合わせる。
時間を指定されなかったので、五秒ほどで口を離し、キスの位置調整の為に空けた右手を再び圧迫する腹部へ戻した。
「……ふふ。あっさり、です……ね」
「してくれって、言われたからな。ここまでさせたんだ。絶対に死ぬんじゃないぞ」
「なら、続きは……目が、覚めてから……ですね」
意識を落とす神崎。しかし呼吸は一定だし、顔色も先ほどよりはだいぶ改善されたので、まだ死なない。
更に、基地に常設されている医療チームの車が到着し、処置を変わってくれた。村上が素早く呼んできてくれたおかげだと、ほっと息をつく。
――幸い、神崎の体内に侵入した破片は全て取り除かれ、傷もそこまで深くなかった事もあり、一命を取り留める事は、容易だったという。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
追放された美少女を助けた底辺おっさんが、実は元”特級冒険者”だった件について。
いちまる
ファンタジー
【毎週木曜日更新!】
採取クエストしか受けない地味なおっさん冒険者、ダンテ。
ある日彼は、ひょんなことからA級冒険者のパーティーを追放された猫耳族の少女、セレナとリンの面倒を見る羽目になってしまう。
最初は乗り気でなかったダンテだが、ふたりの夢を聞き、彼女達の力になると決意した。
――そして、『特級冒険者』としての実力を隠すのをやめた。
おっさんの正体は戦闘と殺戮のプロ!
しかも猫耳少女達も実は才能の塊だった!?
モンスターと悪党を物理でぶちのめす、王道冒険譚が始まる――!
※本作はカクヨム、小説家になろうでも掲載しています。
俺、人型兵器転生。なぜかゴブリンとかエルフがいる未来の崩壊世界を近代兵器で無双する。
ねくろん@アルファ
SF
トラックにはねられたおじさんが自我だけ未来に送られて、なんかよくわからん殺〇ロボットになってしまう。エルフとかゴブリンとかいるナーロッパ世界をぎゃくさ……冒険する。
そんで未来火器チートで気持ちよくなるつもりが、村をまるまる手に入れてしまって……?
内政を頑張るつもりが、性格異常者、サイコパス、そんなのばっかりが集まって、どうなってんのこの世界?
帝国夜襲艦隊
ypaaaaaaa
歴史・時代
1921年。すべての始まりはこの会議だった。伏見宮博恭王軍事参議官が将来の日本海軍は夜襲を基本戦術とすべきであるという結論を出したのだ。ここを起点に日本海軍は徐々に変革していく…。
今回もいつものようにこんなことがあれば良いなぁと思いながら書いています。皆さまに楽しくお読みいただければ幸いです!
どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ
ボケ猫
ファンタジー
日々、異世界などの妄想をする、アラフォーのテツ。
ある日突然、この世界のシステムが、魔法やレベルのある世界へと変化。
夢にまで見たシステムに大喜びのテツ。
そんな中、アラフォーのおっさんがレベルを上げながら家族とともに新しい世界を生きていく。
そして、世界変化の一因であろう異世界人の転移者との出会い。
新しい世界で、新たな出会い、関係を構築していこうとする物語・・・のはず・・。
待ちに待ったVRMMO!でもコミュ障な僕はぼっちでプレイしています…
はにゃ
SF
20XX年。
夢にまでみたVRMMOゲーム機『ダイブオン』と剣と魔法を駆使してダンジョンを踏破していくVRMMORPG『アトランティス』が発売された。
五感全てで没入できるタイプのゲームに、心奪われ、血湧き肉躍る僕の名は、佐藤健一(高校2年生)。
学校でぼっちでいじめられっ子な僕は、学校を休んでバイトに明け暮れ、バカ高いゲーム(本体二十九万八千円+ソフト九万八千円也)と面倒くさい手続きと倍率の高い購入予約券を運良く手に入れることができた。
普通のオンラインRPGでギルドのタンク(壁役)を務めていた僕は、同じく購入できたギルメンのフレとまた一緒にプレイするこのを約束した。
そして『アトランティス』発売初日、学校を休んだ僕は、開始時間と同時にダイブした。
…はいいんだけど、キャラがリアル過ぎてテンパってしまう!
みんなキャラメイキングでイケメンや美少女、美女ばかりだし(僕もイケメンキャラだけど)、コミュ障な僕はテンパりすぎてまともに会話ができない!
目を合わせられないし、身体も壊れたロボットのようにギクシャクしてしまう。
こんなはずじゃなかったのに!と嘆く僕を陰で嘲笑うプレイヤーとフレ達…。
ブルータスよ、お前もか………。
ゲームの中でもイジメられ、ある出来事をキッカケにソロでやっていくことを決意する。
これは、NPCを仲間にギルドを立ち上げ、プレイヤーと対峙し、ダンジョンに挑む僕の独りよがりだけどそうでもないぼっちな話。
ただいま不定期更新中m(_ _)m
モチベーションが上がらないので半ば打ち切り状態です。
後天スキル【ブラックスミス】で最強無双⁈~魔砲使いは今日も機械魔を屠り続ける~
華音 楓
SF
7歳で受けた職業診断によって憧れの狩猟者になれず、リヒテルは失望の淵に立たされていた。
しかし、その冒険心は消えず、立入禁止区域に足を踏み入れ、そこに巣食う機械魔に襲われ、命の危機に晒される。
すると一人の中年男性が颯爽と現れ、魔砲と呼ばれる銃火器を使い、全ての機械魔を駆逐していった。
その姿にあこがれたリヒテルは、男に弟子入りを志願するが、取り合ってもらえない。
しかし、それでも諦められず、それからの日々を修行に明け暮れたのだった。
それから8年後、リヒテルはついに憧れの狩猟者となり、後天的に得た「ブラックスミス」のスキルを駆使し、魔砲を武器にして機械魔と戦い続ける。
《この物語は、スチームパンクの世界観を背景に、リヒテルが機械魔を次々と倒しながら、成長してい物語です》
※お願い
前作、【最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~】からの続編となります
より内容を楽しみたい方は、前作を一度読んでいただければ幸いです
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる