異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました

おすし

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第2章

第28話

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俺がおっさんのとこへ着いたと同時に、『超高速移動魔法クロックアップ』の効果が切れた。
肉塊はボトボトと音を立てながら崩れ溶けていった。

「ぐぁっ!」「がぁっ!」

「…なんだ、この暖かい光は…」
「体に力がみなぎってくる…」

青龍騎士団は全滅、負傷した団員達は瞬時に回復した。
「おっさん!」

「レイ?!お前なんでここに、それよりありゃ…まぁいい全部お前がやってくれたのか、助かった。」

「それよりなんでこんな事になったんだ?」

「お前がバハルに入ってすぐのことじゃー」


おっさんの話によると、俺が突っ込んで行った後、青龍騎士団が何かを口にして暴走し、他の団員を襲ったという事だった。おそらくあいつの…



「アハハハハハ!」

「ん?」

大きな笑い声がした方に目をやると、バレルさんが嬉しそうに笑っていた。なかったはずの腕もはえており、前より魔力が格段に上がっている。
(姿が見えないと思ってたけど…あなたそんな感じのキャラでしたっけ?黒澤ルビィちゃんがリ○ロのペテルギウスみたいになってますけど…)


「全く君の力には驚かさるよ!この前やった空中戦でも思ったけど予想以上ですよ!」

「やっぱりお前か…」

「バレル!貴様自分の団員になにをしおった!」

「なに、簡単な事さ。洗脳してバハル父さんの肉をほんの少し食わせただけです。」

「父さん?!おっさん今の本当なのか?」

「いや、儂も知らんかった…。あいつは捨て子で青龍の領地のやつらに育てられたと本人から聞いておったが…。だがなぜこんな事をする!」

「決まっているでしょぉ?この国を終わらせて、新たな龍の国を作ってこの世界を私たちの物にするんですよ!」

「なっ…貴様いかれておるのか!民おらずして国は成り立たんぞ!」

「民なら既にーにいる。」



ペテル…違ったバレルが指差した方を見るとバハルだった物から次々とゾンビのように、人間サイズの青黒い龍達が20匹ほど生まれていった。全員、魔力は最初のバハルと変わらないくらいだ。

「レイ君!予想通り核を壊してくれて感謝する!君の壊した核から出た成分があれを作り出したんだよ!」

「俺がやったのは計画通りってわけか…。おっさん、こいつらは全部俺が倒す。そっちは頼めるか?」

「…任せろ、こやつくらいは儂らでなんとかする。だが無茶はするなよ?」

「わかった!」

「アイナ!団員達の避難を頼む!ゼリス、儂とこやつを止めるのを手伝ってくれ!」

「わかったわ!皆、急いで城の方へ!」

「了解です、加勢します!」

「これはいい!五龍の2匹とりあえるとは!いい暇つぶしになりそうだ!」

俺は上空にロゼッタ向け引き金を引いた。

「『絶対魔法障壁パーフェクトバリア!!』」

これにより、大陸のほとんどを障壁が覆った。これで好き勝手魔法を使っても、大丈夫だろう。

(レイのやつ、龍騎士団150人ではる障壁を1人でやりおって…。)

ガレアスはニヤリと笑うとゼリスと共にバレルに斬りかかった。


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