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ドラゴンクエスト編
39話 調査員の元へ
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20歳になったら性別は男にするとノエルは将来の性別を既に決めていた。
強くなって母ちゃんを守るんだと言ったノエルに母親は、お母さんの事はいいからノエルよりも小さな子をモンスターや悪い人から守ってあげなさいと言い聞かせていた。
ランテの元に移動をしたギフリードを追って、ヒビキの元を離れたノエルの行動には室内に居た誰もが驚愕した。
テーブルを隔て向かい合うように腰を下ろしている鬼灯とヒビキの視線がノエルに向けられる。
クエストの詳細を読み上げていたギフリードの表情が見事に固まった。
視線を用紙に向けたまま身動きを止める青年の姿を物珍しいと、眺めていたランテが小刻みに肩を震わせている。
クスクスと笑い始めたランテに見向く所かノエルの方へ視線を向ける事なく、用紙を眺め続けるギフリードに室内に居る全員の視線が向けられる。
薄い緑色の瞳は揺らぐ事なく一点を見つめていた。
視線がノエルに向けられる事はない。
時間だけが経過する。
胸の高さで真っすぐギフリードに向けた腕を伸ばし、維持をしているためノエルの腕がプルプルと小刻みに震えだす。
伸ばした右腕だけ疲労感に襲われていた。
少しずつギフリードに向けられていた指先が、下へ下へと向けられる。
完全にノエルの指先が床に向いた所で、やっとギフリードが考えを述べるため口を開く。
「闇属性と光属性は相性が悪いからな。教わるのなら私よりも、君と同じ種族であるアリアスに学んだ方が良いと思うが?」
淡々とした口調で考えを述べたギフリードにノエルが瞬きを繰り返す。
「アリアスは強いのか?」
「あぁ、攻撃力は私よりも強いぞ。ただ、避けるって言葉を知らないのか馬鹿正直に敵に突っ込んでいくがな」
クエストの詳細を眺め続けるギフリードが用紙から視線を外す事なく言葉を続ける。
「そうね。アリアスは馬鹿正直だけど強いのよ。ノエル君の種族は天使だからアリアスに魔法の使い方を学んだ方がいいわね。攻撃を回避する方法は私が教えてあげるからね」
ギフリードとランテ、二人が勧めるアリアスと言う人物に興味を持ったノエルが大きく頷いた。
「分かった。アリアスとランテから魔法や戦い方を習う事にする!」
ギフリードがノエルに指を差された状態で身動きを止めてしまった時にはどうなる事やらと思っていた。
ヒビキや鬼灯の目の前で話が纏まったようで室内に少しずつ会話が戻る。
「どうやら、ノエルの面倒はランテとアリアスが見る事に決まったようだな」
「うん」
事の成り行きを見守っていた鬼灯が安堵する。
テーブルを隔て向かい側に座るヒビキに声をかけて見るものの、首を上下に動かしただけのヒビキの反応に会話は終了をしてしまう。
「ドラゴン討伐のクエストが終わり次第アリアスを家に帰す事にしよう」
ギフリードの部下であるアリアスは魔王の指示により数年前から魔界を離れていた。
一時帰宅をするのは一年に一度だけ。
旦那を魔界へ戻し家に帰すと言ったギフリードの言葉に一番驚いているのはランテではなく、ヒビキの隣に腰を下ろしているヒナミだった。
目を見開き、あんぐりと口を開いていたヒナミがギフリードに笑みを向ける。
「お父さんと久しぶりに会える。ありがとう、黒いお兄ちゃん」
漆黒の鎧を身に纏うギフリードを黒いお兄ちゃんと呼んだヒナミにヒビキが視線を向ける。
「黒いお兄ちゃん?」
ヒナミの言葉を復唱したヒビキに鬼灯が頷いた。
「ギフリードの事を黒いお兄ちゃんと呼ぶのは、きっとヒナミだけだよな」
「確かに暗黒騎士団の隊長を黒いお兄ちゃんと呼ぶのは、ヒナミくらいだな」
ヒビキが鬼灯の言葉に同意する。
お礼を口にしたヒナミに視線を向けて小さく頷いたギフリードの元へ、ユキヒラとサヤの動向を探っていた暗黒騎士団の調査員から一枚の手紙が届く。
手のひらサイズの黒い紙に白い文字が大きく記されていた。
ばれた
たった3文字だけ。
用紙に記された文字の形は随分と崩れていた。
動向を探っていた事が要注意人物であるユキヒラに気づかれてしまった事を記した手紙だった。
いつもは長文で埋め尽くされた手紙を送ってくる調査員が今回、単語だけを書き手紙を飛ばした。
それほど、緊迫した状況にいる事が分かる。
「急用が出来た、この手紙をアリアスの元へ届けてくれないか? 調査員から届いた情報を少しずつ、まとめて書き記しておいたから。私は調査員の元へ向かう事にする」
ランテに向け指示を出したギフリードが玄関に向け足を進めている。
急ぐギフリードに
「えぇ、分かったわ」
真剣な顔をするランテが手紙を受け取り頷いた。
玄関に向け足を進めるギフリードの背中を見送っていたヒビキが鬼灯と顔を見合わせる。
「ついていくか?」
鬼灯の問いかけに対して状況を理解していないにも関わらず、ヒビキが首を上下に動かすと下ろしていた腰を上げる。
「ギフリードには、お世話になっているからな。何か手伝える事があるか聞こう」
走ってギフリードの後を追う鬼灯とヒビキをノエルが追いかけようとする。
しかし、ノエルは魔法の使い方を知らない子供のためランテとヒナミが慌ててノエルの行く手を阻む。
玄関を抜けた先でヒビキがギフリードに追いついた。
「何か手伝える事は?」
急いでいるギフリードの歩く速さは、いつもの3倍。
今にも空へと飛びあがりそうなギフリードにヒビキが問いかける。
「手を貸して欲しい」
手を貸して欲しいと言葉を続けたギフリードにヒビキは頷いた。
「分かった」
「鬼灯も一緒に来てくれるか?」
遅れて家から出てきた鬼灯にギフリードが問いかける。
「あぁ、もちろん。そのつもりだ」
先に飛行術を使って空へと飛び上がったヒビキとギフリードの後を鬼灯が追いかける。
「ほら、これがあった方が良いだろ?」
家を抜け出すさい、ヒナミの部屋に寄って狐面を手にした鬼灯が特殊な効果を持つ狐面をヒビキに差し出した。
咄嗟にギフリードの後を追ったため狐面の事を忘れていたヒビキが苦笑する。
「ごめん、すっかり忘れてた」
ボスモンスター討伐隊として行動をしている時は常に身に着けていた狐面は、魔界に来てからは殆どヒナミの寝室にある棚の上に置きっぱなしの状態だった。
使ったのは980レベルのトロールが現れた時の一度だけ。
気を利かせて狐面を持ってきた鬼灯に感謝をしながら狐面を受け取ったヒビキは、ちょっとの衝撃では外れる事がないように面を身に着けると後頭部に紐を回し、しっかりと結ぶ。
「スピードを上げてもいいか?」
ギフリードの問いかけに対して
「いいよ。もっと早く飛べる」
「俺も」
ヒビキと鬼灯が、ほぼ同時に頷いた。
強くなって母ちゃんを守るんだと言ったノエルに母親は、お母さんの事はいいからノエルよりも小さな子をモンスターや悪い人から守ってあげなさいと言い聞かせていた。
ランテの元に移動をしたギフリードを追って、ヒビキの元を離れたノエルの行動には室内に居た誰もが驚愕した。
テーブルを隔て向かい合うように腰を下ろしている鬼灯とヒビキの視線がノエルに向けられる。
クエストの詳細を読み上げていたギフリードの表情が見事に固まった。
視線を用紙に向けたまま身動きを止める青年の姿を物珍しいと、眺めていたランテが小刻みに肩を震わせている。
クスクスと笑い始めたランテに見向く所かノエルの方へ視線を向ける事なく、用紙を眺め続けるギフリードに室内に居る全員の視線が向けられる。
薄い緑色の瞳は揺らぐ事なく一点を見つめていた。
視線がノエルに向けられる事はない。
時間だけが経過する。
胸の高さで真っすぐギフリードに向けた腕を伸ばし、維持をしているためノエルの腕がプルプルと小刻みに震えだす。
伸ばした右腕だけ疲労感に襲われていた。
少しずつギフリードに向けられていた指先が、下へ下へと向けられる。
完全にノエルの指先が床に向いた所で、やっとギフリードが考えを述べるため口を開く。
「闇属性と光属性は相性が悪いからな。教わるのなら私よりも、君と同じ種族であるアリアスに学んだ方が良いと思うが?」
淡々とした口調で考えを述べたギフリードにノエルが瞬きを繰り返す。
「アリアスは強いのか?」
「あぁ、攻撃力は私よりも強いぞ。ただ、避けるって言葉を知らないのか馬鹿正直に敵に突っ込んでいくがな」
クエストの詳細を眺め続けるギフリードが用紙から視線を外す事なく言葉を続ける。
「そうね。アリアスは馬鹿正直だけど強いのよ。ノエル君の種族は天使だからアリアスに魔法の使い方を学んだ方がいいわね。攻撃を回避する方法は私が教えてあげるからね」
ギフリードとランテ、二人が勧めるアリアスと言う人物に興味を持ったノエルが大きく頷いた。
「分かった。アリアスとランテから魔法や戦い方を習う事にする!」
ギフリードがノエルに指を差された状態で身動きを止めてしまった時にはどうなる事やらと思っていた。
ヒビキや鬼灯の目の前で話が纏まったようで室内に少しずつ会話が戻る。
「どうやら、ノエルの面倒はランテとアリアスが見る事に決まったようだな」
「うん」
事の成り行きを見守っていた鬼灯が安堵する。
テーブルを隔て向かい側に座るヒビキに声をかけて見るものの、首を上下に動かしただけのヒビキの反応に会話は終了をしてしまう。
「ドラゴン討伐のクエストが終わり次第アリアスを家に帰す事にしよう」
ギフリードの部下であるアリアスは魔王の指示により数年前から魔界を離れていた。
一時帰宅をするのは一年に一度だけ。
旦那を魔界へ戻し家に帰すと言ったギフリードの言葉に一番驚いているのはランテではなく、ヒビキの隣に腰を下ろしているヒナミだった。
目を見開き、あんぐりと口を開いていたヒナミがギフリードに笑みを向ける。
「お父さんと久しぶりに会える。ありがとう、黒いお兄ちゃん」
漆黒の鎧を身に纏うギフリードを黒いお兄ちゃんと呼んだヒナミにヒビキが視線を向ける。
「黒いお兄ちゃん?」
ヒナミの言葉を復唱したヒビキに鬼灯が頷いた。
「ギフリードの事を黒いお兄ちゃんと呼ぶのは、きっとヒナミだけだよな」
「確かに暗黒騎士団の隊長を黒いお兄ちゃんと呼ぶのは、ヒナミくらいだな」
ヒビキが鬼灯の言葉に同意する。
お礼を口にしたヒナミに視線を向けて小さく頷いたギフリードの元へ、ユキヒラとサヤの動向を探っていた暗黒騎士団の調査員から一枚の手紙が届く。
手のひらサイズの黒い紙に白い文字が大きく記されていた。
ばれた
たった3文字だけ。
用紙に記された文字の形は随分と崩れていた。
動向を探っていた事が要注意人物であるユキヒラに気づかれてしまった事を記した手紙だった。
いつもは長文で埋め尽くされた手紙を送ってくる調査員が今回、単語だけを書き手紙を飛ばした。
それほど、緊迫した状況にいる事が分かる。
「急用が出来た、この手紙をアリアスの元へ届けてくれないか? 調査員から届いた情報を少しずつ、まとめて書き記しておいたから。私は調査員の元へ向かう事にする」
ランテに向け指示を出したギフリードが玄関に向け足を進めている。
急ぐギフリードに
「えぇ、分かったわ」
真剣な顔をするランテが手紙を受け取り頷いた。
玄関に向け足を進めるギフリードの背中を見送っていたヒビキが鬼灯と顔を見合わせる。
「ついていくか?」
鬼灯の問いかけに対して状況を理解していないにも関わらず、ヒビキが首を上下に動かすと下ろしていた腰を上げる。
「ギフリードには、お世話になっているからな。何か手伝える事があるか聞こう」
走ってギフリードの後を追う鬼灯とヒビキをノエルが追いかけようとする。
しかし、ノエルは魔法の使い方を知らない子供のためランテとヒナミが慌ててノエルの行く手を阻む。
玄関を抜けた先でヒビキがギフリードに追いついた。
「何か手伝える事は?」
急いでいるギフリードの歩く速さは、いつもの3倍。
今にも空へと飛びあがりそうなギフリードにヒビキが問いかける。
「手を貸して欲しい」
手を貸して欲しいと言葉を続けたギフリードにヒビキは頷いた。
「分かった」
「鬼灯も一緒に来てくれるか?」
遅れて家から出てきた鬼灯にギフリードが問いかける。
「あぁ、もちろん。そのつもりだ」
先に飛行術を使って空へと飛び上がったヒビキとギフリードの後を鬼灯が追いかける。
「ほら、これがあった方が良いだろ?」
家を抜け出すさい、ヒナミの部屋に寄って狐面を手にした鬼灯が特殊な効果を持つ狐面をヒビキに差し出した。
咄嗟にギフリードの後を追ったため狐面の事を忘れていたヒビキが苦笑する。
「ごめん、すっかり忘れてた」
ボスモンスター討伐隊として行動をしている時は常に身に着けていた狐面は、魔界に来てからは殆どヒナミの寝室にある棚の上に置きっぱなしの状態だった。
使ったのは980レベルのトロールが現れた時の一度だけ。
気を利かせて狐面を持ってきた鬼灯に感謝をしながら狐面を受け取ったヒビキは、ちょっとの衝撃では外れる事がないように面を身に着けると後頭部に紐を回し、しっかりと結ぶ。
「スピードを上げてもいいか?」
ギフリードの問いかけに対して
「いいよ。もっと早く飛べる」
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