片想い

あんず

文字の大きさ
上 下
55 / 87

メモ。

しおりを挟む
リハビリを頑張ってくれたから
筋力は保てた。

痺れはある。

でもちゃんと
感覚はある。




大丈夫。





美波は不安を私に
伝えてきた。


将来、医師になりたいと。
この左手でなれるのか。
学費はどのくらいかかるのか。

独りで不安なコト。



ちゃんと話してくれた。
美波が作っていた壁は
なくなった。




17歳の美波は外見とは反対。

不安定で幼くて護りたくなる。




何で医師になりたいと思ったのかは
分からない。

でも私と同じ気がする。

何かを護るため……。






相談する家族がいないのは知っている。
医師である前に
睦月と葉月ちゃんがいないのは
知っている。




睦月
美波のそばにいさせて。






私は
本当に困った時だけた
携帯の連絡先のメモを
手渡した。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

最近様子のおかしい夫と女の密会現場をおさえてやった

家紋武範
恋愛
 最近夫の行動が怪しく見える。ひょっとしたら浮気ではないかと、出掛ける後をつけてみると、そこには女がいた──。

旦那様のために一生懸命を尽くした私が邪魔者扱いですか⁉

ヘロディア
恋愛
幸せな結婚生活を送っていた主人公。しかし、ある日唐突に男の子が現れる。彼は、「パパはどこ?」と聞いてきて…

【完結】それぞれの贖罪

夢見 歩
恋愛
タグにネタバレがありますが、 作品への先入観を無くすために あらすじは書きません。 頭を空っぽにしてから 読んで頂けると嬉しいです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

城内別居中の国王夫妻の話

小野
恋愛
タイトル通りです。

さようなら、臆病な私

Rj
恋愛
夫の優しさを愛だと勘違いした妻は臆病な自分に別れを告げる。 亡くなった姉に罪悪感と恨みをつのらせる妹は姉の夫を刺す。 亡くなった妻との美しい思い出にひたる夫は事実を知らない。 死が題材です。 *一話完結で投稿したものに二話加え全三話になりました。(3/28変更)

勘違い令嬢の心の声

にのまえ
恋愛
僕の婚約者 シンシアの心の声が聞こえた。 シア、それは君の勘違いだ。

ビッチな姉の性処理な僕(R-18)

量産型774
恋愛
ビッチ姉の性処理をやらされてる僕の日々…のはずだった。 でも…

処理中です...