片想い

あんず

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入学前。

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弁護士の先生から引っ越し先が決まったコトを告げられ
美波は
入学式の直前に
私が用意した単身用マンションに引っ越した。

今までは両親が公務員だったので社宅に住んでいたから退去するしかなかった。



美波はツラいからと
今までのモノは
全て処分してしまった。



私は
業者に写真類は全て保管するよう依頼した。
いつか美波が見たいと思った時に見せてあげたかったから。


睦月のそれを棄てるコトが
出来ないから。



荷物なんて何もなかった引っ越しは
直ぐに終わった。

弁護士の先生に引っ越し完了の連絡が入り
今後の生活について説明を受けた。

月7万円の生活費、学費、住居代、電気、ガス、水道、電話等の費用は両親が残してくれたお金から支払われると。
何か保護者のサインが必要な時は連絡するよう伝えられた。

美波は少しでも両親の残してくれたお金は残したい意向を言ってきた。


以前もその意向を聞いていたので
学校前の3時間コンビニでのアルバイトを勧めた。


コンビニを経営する友人夫妻に
美波の状況を伝え頼んでおいた。




美波は全て
弁護士の先生が手配したモノとして受け入れてくれた。







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