8 / 93
10年ぶり。
しおりを挟む「お前ら来いよ~」
「えっ ちょっイク……」
「マジか」
イクの友達が戸惑っている。
「ほら 早くぅ」
イクが手招きする。
4人が身を屈めてやってきた。
「お前ら~コウのセンパイたちだ。」
4人は一瞬で真顔になる。
それを見て圭吾が笑う。
「おいっ 俺らのコウをよろしくなぁ~」
「「「「はいっ」」」」
「……圭吾さん、俺のです。」
イクが言った。
「まぁ……コウに任せるわぁ」
圭吾は苦笑いしてる。
10年ぶりに
言われた。
一番聞きたかったコトバ。
『コウは俺のだ』
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる